八十八ヶ所巡礼 福岡新曲召喚祭 感想
初めて九州に来た、新幹線の乗り換えは2回(片道5時間)で往復新幹線代と宿泊代だけで八十八ヶ所巡礼のライブに18回は行けるんですが賭けた金と時間が普段より多いせいかとてもいいライブだった!そして福岡すごい!飯が安いのにうまい!普通だと1500円するようなラーメンが700円だったり飯全般が安い!オ...オデ...フクオカにスミタイ
場所は福岡grafです
場所は天神の親不孝通り、すごい名前だ。目的地前から列ができており番号順に呼んでいた。
ライブハウス福岡grafはビル5階にあるのですが、着くまでは何階にあるのか分からず自分の先の番号の人が見えなくなっているため登っている間は合っているのか不安だったがスタッフがいたので間違う事はなかった。よかった!
中は外観より広く感じて、真ん中に柱がある所や横にも広いところが京都磔磔みたいな感じだった。左には映画が映せそうな壁一面のスクリーンがあり、後ろには壁掛けテレビ、ミラーボールの横に設置されたプロジェクターから映像となって後ろの人にも見える設計だった。BARもあってとても幸せな空間だった。音も良く空調も聞いていてとてもいい!ただステージ上にある空調から水がポタポタ落ちていて真ん中なのでそれはライブに影響していなかったが楽器にかかると故障しそう〜とか思ったりした。ステージは天井が低く、二曲目のohenro3での背面ギターでは天井スレスレになるくらい、日本の背合わせギターの時も普段より低めに構えて背合わせするという構図になっていた。Katzuya Shimizuのギターを縦に持ちながら弾くパフォーマンス、ギターヘッドのてっぺんに照明が重なり日の出ギターみたいになっていた場面が多かった!照明の数は少ないが強い奴で、目に向けるのはダメなレーザー状だった。けんぞーの真上から殺人光線が降り注いでいた!!
曲
IMNY→ohenro3→幽星より愛を込めて→霊界ヌ〜ボ〜→苦苦念仏→鬼畜→凍狂→AOR→近頃どうしてる?までノンストップだった。MC、霊界ぬ〜ぼ〜での「○は△〜...」の裏で鳴っているデケデケデケデケ...ギターのところがすごく長いバージョンにアレンジされており!そこでMCしていた、何言ってたのか忘れた...あのデケデケギターすごすぎ、普段は目を閉じたり優雅に弾いてるのが顔を伏せ全力で弾き切っていたのが超かっこよかった...
一曲目のIMNY、知らん始まりの仕方でめっちゃ音がでかくてなんの曲か分からず一曲目から新曲!?となったが途中で攻撃的国民的音楽にある最初の...あの曲だ〜となった。カツヤシミズ、大サビでめっちゃ頭を振りながら弾いていた!
霊界ヌ〜ボ〜
「あ!3時虎の刻と同時に天からの小間使いが来て、天からの※※※※※!!!※※※ごめんwwww」
序盤でめっちゃ笑いながら噛みまくっていてつられて笑った
途中からは持ち直しての霊界ヌ〜ボ〜だった!デケデケギターがすごかった!霊界ヌ〜ボ〜、去年八八を知ってから2回目に行ったライブでもしていてこのデケデケギターの所、マーガレットさんが「ギターの一番難しい所!!」と言って多めに弾かせていた事を思い出した...
鬼畜
鬼畜はこの一曲が連続殺人ドラマだな〜と思ってきた。歌詞暗すぎるしこのテンポも遅すぎてあんま聞かなかったけれど野音を経て聞けるようになった。
「鬼畜ね〜」の前の音は男女の口論で最後の「鬼畜ね〜」の後の変拍子で女の反撃がはじまって相手が殺されてしまうような、そんな曲に聞こえる。
幽星から手探り感あったけど、凍狂から音とか声がなんかめっちゃ合って綺麗になっていた。最後のギターソロがとてもいいゆらゆらしていた。聴くたびに萃夢想の御伽の国の鬼ヶ島を思い出す...mvも鬼だし。
AOR
「親不孝通りに捧げる」
超良かった...
近頃どうしてる?
今日初めてけんぞーがドラムを叩いてる間にギターのチューニング?をしている事に気付いた!(してるよね?)
あのベースと途中からギターの音が増えるところが本当にいい。「遠くなっていく」ですごい声が反響していてよかった!
リクエスト
「15年くらいやってると忘れている曲もある。」
リクエストは挙手制に変わっていたが、手上げながら曲名言う人がほとんどで「学校だと怒られるからな!!??」と先生になっていた。惑う惑星やあの世loveや浮世デェト、漆黒のときめきが上がってて流れは名古屋とかと一緒だったのだが、あの絶対にやらない感はとても薄まっていた!いつもだったら曲名を聞いて、うんそういう曲あったね!じゃあ次!って感じで容赦がないけどちょっとやるかみたいな感じでマイクの前で歌いそうな雰囲気になったりしていた。
あくやみきりしま
1人が「闇霧島!」ってリクエストをしていてそれにマーガレットさんが「あくやみきりしま!!」って訂正していた、惡闇霧島はあくやみきりしま。なんて読むのか分からない曲名も略して言う事で正解を言ってもらえるかもしれない。
浮世デェトが挙がった時に「浮世デェトね!」ってなってちょっと考えてスルーして次の人のリクエストを聞こうとしていた、「ヤラナイノー?」で「難しくて思い出そうとしててやれるかどうか...」でけんぞーさんの顔面チェックが入って、けんぞーの顔面が無理って言っていたので浮世デェトは流れた...でも次の「A&N&D(アンド)」を聞いた時のマーガレットさんの顔が「アンドなら...」って顔だったでけんぞーも嫌そうな顔をしてないのでなんかアンドになりそ〜かと思っていたけどそれも流れて絶妙Σがリクエストされた。
「絶妙Σなんて最後の方にやる曲だけど、2回やる日があってもいいだろ」で
けんぞーの顔を見たらめっちゃ嫌そうな顔をして、「絶妙Σ...」('A`)「知らん」の流れでめっちゃ笑った
知らない訳ないだろ!あれは定時間際に仕事を振られるけど絶対に断る声のトーンだった...
じゃあ何すんねんってなったけど、「アンドって言われた時にけんぞーの顔も安堵していたから」という理由でA&N&D(アンド)が採用される事に...まじ?
A&N&D
イントロのギターが宇宙の彼方の音というよりハッキリしていてキュインキュイン感めっちゃ強い、音の種類が違うが鮮度がめっちゃいい感じ、スラップのベースとドラムの音が重なるのがすごく良かった!ベースとドラムがうますぎる、音源超えしてた、声がすごい綺麗で「もう嫌な歌を歌うのはやめるね」で全然嫌な歌ではない!!となった!ギターはアドリブみたいな所もあってまじですごい。最後のピロピロギターが仏滅トリシュナーと同じで、音が途切れ途切れになるところ超よかった...
まじでアンドやってくれた...の安堵の拍手をしたら、「アンドやったのにポカーンとした顔をして...」って言われた、曲的にウオー!とかいう曲じゃないと思う!めっちゃ良かった...
「アンド、5年はやってない曲」と言っていて調べたら2023に一度していた。それ以前は2017年て...仏滅ナイトであっても演奏率が低い。知らない人にマーガレットさんが「アンドという曲は〜3枚目のアルバムの、まるさんかくしかくの曲ですね」って説明していた。
A&N&Dはアルバムの中でも他の曲たちと雰囲気違うからエイトビイトとか脳がとろける街とかに分類される特別な曲だから演奏率が低いと思っていた。聞けたな〜良かったな〜。リクエストでは度々上がってて却下されているから絶対に無いと思っていたけれど何度も願うのは大事な事だなと思った
マカマカ(新曲)
初めて聞いた!めっちゃアニソンっぽい!ジャーッ!とかワーッ!とかあの部分絶対アニメキャラが合わせて言う所だ...ベースとドラムがありえんくらいかっこいい。なんか愚痴愚痴悪魔を進化させたような所もあったりしてすごい、早口で詠唱するところ、全く手元を見てなくてすごすぎる。紫の照明とレーザー照明がめっちゃ合ってて初めてJOVEJOVEを聞いた時のような衝撃だった、今日のライブで一番すごかった...
マカマカマカー!!
書いている途中で公式からMVが発表された!摩訶摩訶摩訶!見たのですが限りなく実際のライブに近いMVだった、マーガレット廣井の目をギョロつかせながらベースを弾くとことかけんぞードラムの一撃後の反動でニ撃目を叩くところとかカツヤシミズの弾いた後の所作とか、(43秒辺り)あと扇風機も出てくるしライブでよく見るのがまんまでこれライブで見た奴だ!ってなった!
ただ音は意図的に抑えられていると思う、ライブのドラムベースギターはとんでもなくかっこよくなっている!
金土日
「けんぞーが1人で10時間近く運転して道中休憩もしたけど、ホテルが相部屋になって、喫煙と禁煙で部屋がわかれるから相部屋になるなんて五年振りくらいなんだけど、ホテルでけんぞーのかばん開けたらドラムスティックが8本出てきた......オン!ホテルにもドラムスティックを持ち込む男!kenzoooooooo!!」
ドラムソロが一番ヤバかった
今まで見た事ないパターンのドラムですごい
「かっちゃんは諸事情で飛行機で来た、札幌ライブの時には機内にバナナを持ち込んだ!オン!バナナを空輸する男!!カツヤシミズ〜〜〜!」
「貴様らは何を持ち込む?マーガレットさんはできるだけ物を持ち歩きたくない!オン!飴を持ち込んでライブ中も舌の裏に隠しながら舐めてるマーガレット廣井〜〜〜!」
ベースソロでは口を開けて舌の裏にある飴を見せつけるようにすごい顔をしながら弾いていた...ベースソロが「口内に飴が有るのを表す」弾き方だった...
そして福岡grafライブ搬入は3人でやったという話でめっちゃ笑った。PAさんに手伝ってって言ってもへいへい言ってて全然働かねえ!って愚痴ってて、でもそのPAさんがマーガレット廣井さんの同級生だったりとかはえ〜ってなった。
なんか「なかにしくーん!」呼びが友達のそれだった
幽楽町線
フロアに降り立つ際のモーゼの海を割る手の開け方ではなく両手で鉄砲を作ってバキューンして開けていたがこれ今思うと摩訶摩訶摩訶の光線銃だ
MCでは幽霊の日の話をしていた、「幽霊の日といえばかっちゃんだよね...」でカツヤシミズが「??」の目をしていて、「この歳になってこういう話の広げ方をしてはいけないな!」と反省していた!四谷怪談(お岩さんがでてきるやつ)が初めてされた日だから7月26日は幽霊の日になっている、へー。摩訶摩訶摩訶も幽霊の日に合わせて公開されることが決まっていたんだろう
関係ないけど幽霊の話で知っているのは庶民が侍にボコられる時代に侍が庶民を斬っても許されるけど庶民が侍を殺したら罪になるので、侍にやり返すという事ができなかった。そこで講談師が怪談を作り、幽霊が侍を殺す話を庶民の前で披露するとそれが侍にも広がりあの時代だからやりすぎると侍は幽霊に殺されるんだというのを信じて実際に侍が庶民に対して大人しくなったという...話を神田伯山のラジオで聞いた事がある。
攻撃的国民的音楽
めちゃめちゃ久しぶりに聞いた...
歌う前のムカつくやつを...の語りが超良かった...MO8では二万回くらいミスしてもやもやしていると言っていた、仏滅トリシュナー、ステージの横幅広いので同じ目線に3人を納められなかったがけんぞーがめっちゃ見えた!
JOVEJOVEは何度聞いてもいい、最初のギター重量感あってめっちゃいい感じだった!
具現化中→日本
フジロックや武道館より八十八ヶ所巡礼の祭りを見にきてくれるなんて何て尊いんだ!とか、需要がなくなったら消えるけど貴様らがいるから続けられるとか、細く長くバンドを続けたいの話が良かったが!フジロックへの物申しが多すぎてバランスが!!「今年も八十八ヶ所巡礼はフジロックに出られません!!」で笑った!
日本、マーガレットさんがまず左奥まで行くんだが右に行く途中で柱があってケーブルを絡み付かせたまま回っていたのですごい事になっていた
アンコール(ふらふら)
アンコール、日本が長かったせいかけんぞーがすぐに出て来て目の前にいる1人の貴様らのタッチしたそうな手にスッ...と触れてドラムまで向かって行った...
新曲ふらふらの話でクソみたいな曲を作りたくない、没曲はあるがボツになった曲がクソだと思っていない。ふらふらは十年前に考えた箇所もそのまま残っていたりとか...ふらふらの話あんま覚えてないすごい大事な事を言っていたのに!記憶に残っているのは「大切な人の曲でもあるが、貴様らの曲でもある。」
ふらふらの前のMCがめっちゃ良くて、イントロギターが流れるんだが、一旦ストップがかかってさっきの日本のぐちゃぐちゃケーブルがエフェクターの前に散乱していて訳わかんね〜!ってなって情緒が!!となった!
色々あったけどふらふらの前奏始まると一気に空気が変わるのがいい。大体の歌詞が聞き取れるようになった、曲の構成が凄くてまだ後半わからんけど完全に聞き取れないのがいい...脳がとろける街は最後生き方を見つけた感で終わる曲だけど、ふらふらはその曲でまだ救われない人の曲のようで雰囲気としては俺はふらふらの方が好きだ
おそいよ はやく
まどろんで あそぼうよ
おそうじなんて
あさってに しようよ
不条理なんてないから
勝利なんてないから
不条理なんてないから
勝利なんてないから
ふらふらと
生きている事を
忘れられたね
淡く消えて
高く超えて
呪いの朝を .....
超えて超えて...
高く超えて...
なんかふらふらはとりあえず強烈な何かをしたいという目標がないけれどとりあえず言われたことだけこなして流行っているものに首を突っ込むが全く馴染めずを繰り返す、たまに頭がおかしくなる人に一番効く曲だと思うんだ...なんか脳がとろける街も泣きそうになるんだけど、ふらふらは理由も分からずに泣きそうになる。
おわり
超楽しかった...