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八十八ヶ所巡礼 八=五祭 感想

25日の八十八ヶ所巡礼のライブ、君たちはどう生きるかだった、演出の引き出しが多すぎて脳のキャパを超えた。映像として野音も見たいけど今日も映像として残してほしいせめて音源だけでも…神回だった..

昨日見た極楽いづこが強すぎてぶっちゃけ昨日超えはないとか思っていた、だって東京でのライブって8日と18日もセトリがちょっと似ていたから大阪も若干同じだろうなとか思っていたし、毎回ライブ聞く前にあれがあればいいなとか考えて今日は脳がとろける街か浮世デェトのどっちかが聞けたらいいなくらいだった。今まで見たライブの中で一番楽しかった…照明がすごかった

なんかライブっていっても俺は答え合わせだったり比較をしたりする、今まで行ったライブと日比谷野音とライブと2つしかない八八のDVDと比較する。八十八ヶ所巡礼、ライブ映像が全く無く公式が出している2つで全部だ。2014年の攻撃的国民的音楽祭と、2019年の幻魔大祭のアルバムに付いてる恵比寿リキッドルームのライブ映像。今回はその両方にもなく今までライブで見たこともないものが多すぎた

盛り上がり過ぎで「新規の貴様らが普段もこうだと勘違いする!普段は通夜みたいなのに!」がちょっと分かって笑った。今日はもうこれ絶対同じやつは一生見れないと思ったからすごい拳あげた…

なんかあの曲は良かったとか感想があるんだけど今日のライブは曲という区切りがなく八十八ヶ所巡礼だった。あの曲もMCも照明もダブルアンコールのウルトラ・ヘヴンの最後の「おやすみ!!」に繋がるまでの導火線のような。

おもしろリスト

  1. 予期せぬ仏滅ナイト

  2. ギャンブル

  3. 盛り上がりの永久機関

  4. 伏線回収

  5. ブレていない

1.予期せぬ仏滅ナイト

普通のライブかと思っていたら仏滅ナイトになった
仏滅ナイトとは八十八ヶ所巡礼が普段あんまりライブでやらない曲をやる回で普段のライブには見向きしなくても仏滅ナイトなら通うぜ!!ってなるくらいのライブである、今日は仏滅ナイトの予定じゃなかったのですが仏滅の日だから仏滅ナイトになりました。
ちなみに普段のライブの日でも仏滅の日が全然あるのだが、普通は仏滅だからと仏滅ナイトにはならない、当日行って仏滅ナイトになるのは初めてだった。

2.ギャンブル

ツーデイズの二日目に行く人はもう普段から八八のライブ行っとる人か東京行けなくて血の涙を流している人しかいないんじゃ…最終日!萌えるぜ!って人が多い。そのうえで仏滅ナイト、自分の聞きたい曲リストが普段より熱くなる、あれが聞きたいという賭け、その曲が聞けた時の満足感が今までのライブより強烈だった。

ダブルアンコール、仏狂で終わりだと思っていたら続いたし、あの空気のライブハウスでのウルトラ・ヘヴンがすごい楽しかった。普段からダブルアンコールのあの流れしていたら絶対にこうなってないと思う。

3.盛り上がりの永久機関

ライブでめったにやらない曲をやる→ギャンブルに勝った誰かが異常に盛り上がる→普通の曲まで盛り上がりが維持→ライブでめったにやらない曲をやる→ギャンブルに勝った誰かが異常に盛り上がる→以下ループ…
何だかんだ拳を掲げるのは個人の自由だけど、結局他の人が盛り上がっているのを見ると自分が楽しくなるんだ…

4.伏線回収

百鬼園、脳がとろける街、ふらふら、仏狂
日比谷大音楽堂で聞けた曲がもう一度聞けたから?
仏狂のおにおにポーズとか…
ギターソロの背面ギター、この曲で背面すんのか…があった…
幽兵衛no幽鬱もクッソ速いアレンジで幻魔大祭FAINALよりうまかったし
百鬼園は野音より凄かった、あの照明で奈落から溢れる感じ…照明まじすごかった。今までのライブのリクエストタイムでリクエストされるが難しすぎてやれなかった曲、ほぼ出てきて凄かった。
特に脳がとろける街888とふらふら、アンコールでしかやらない曲を途中にぶちこまれていてキャパーオーバー…最高だった…

5.ブレていない

幻魔大祭でマーガレットさんが滅茶苦茶歌詞間違えて、また煉獄のローズを摘むのか…と笑ったらマーガレットさんも笑いながら歌ってて、その間の演奏はめちゃくちゃ上手いのも面白くて、面白いがずっと続いていた…
ミスってんだけどそれがミスに見えなくて、ライブとしてはブレていないからMO8でもミスってたけどそのミスがレアな場面見れた!になる。

24日の八十八銀行でもミスってたけどその一音だけのミスで、それに気づいたマーガレットさんとカツヤシミズ見合わせてくっくっくって笑いながら走りきってて…ああ..ライブってもんはいいな..って…完璧な物を見たかったらCDだけ聞いてればいいし、それよりもこの人たち本当に存在するやんけ!の方が大事だ。

ライブでやる曲も八十八ヶ所巡礼は一曲して次の曲に行くまでに、前の曲の熱とかMCの熱をそのまま保ちながら歌っているから滅茶苦茶ライブ感あるのもいい。

金土日

金土日は今までの金土日で一番盛り上がった。金土日って会場が温まってくる頃か、アンコールでしか聞いたことないので…何やるんだろ~って無音の暗闇で立ってたらあのイントロが響いてとりあえず手拍子するけどえ??一曲目??なんで??ってなってたとこに「今日は仏滅の日だから、八=五祭改め仏滅ナイトへようこそ!!!!」でうおおおおおおおおってなって「新規の貴様らには地獄のような!!!!」でうおおおおおおってなった!!金土日の紹介も「貴様らの事しか考えていないマーガレット廣井!!」がすげーよかった。ポップな曲、分かる曲はこれしかないから今の内に騒いどけって導入ですごい盛り上がった!!

悟ri+time

あのイントロが止まって静かになるところ
無音の所で各々ウオ..とかエ…とか反応する声が漏れて始まるところよかった
悟ri+timeはけんぞーのドラムが凄い事になっていると思っていた
けんぞードラムすごかった
ずっとけんぞーを見ていたが想像以上にマーガレット廣井のベースも凄かった、体で覚えている動き、初めて攻撃的国民的音楽を見た時のような
けんぞーの動きはこれを成立させるための最短最強の叩き方がされていた、その見た目は派手じゃないんだけどシンプルにけんぞー…そこまで動けるのか…!?になった「ギタァ…」で毎回真ん中に立ちカツヤシミズギターソロ、普通の曲なら一回しか見れないものが何度も何度もでかっこいいを通り越して怖いになった。「プルシャまで逃げたいの」のドラム、見た目では結構静かな動きだったけど聞こえてくる音ヤバかった、あれ足で叩いてるから見た目に反映されないのか
裏声じゃなかった
あーあーあーあーのとこ…昨日の八十八銀行の掛け声と同じ様に地声をそのまま高くした声、ロックの声がめっちゃ良かった。
そして最後のギターアレンジされておりいつまでも終わらなかった。

悟ri+time、強すぎて他の曲が死ぬ、ドラムすごいだろなーくらいだったら全部すごい…になった。まじで毎回やる曲ではない、脳へのごちそうすぎる。他の曲が聞けなくなる。だって仏滅ナイトって予告されてこれ、普通のライブで出されたらアッ…アゥ…になってしまう…なんかライブ終わってから悟ri+time聞くと、ここライブではもっと長かった!…とかけんぞーのドラムとか裏声じゃないところとかで上書きされて音源では満足できない

浮世デェト2024

初遭遇!!2014年の浮世デェトより凄かった!!音源より凄かった!!
浮世デェト2014より進化していた!!
デデン!!でもう絶叫だった。ドラム、こんな動いてたっけ!?なんか仏狂の最初でシンバルの音が響かないように手で掴むやつ、あれが多かった、全身でけんぞーが叩いていて凄かった。あとギターも音が変わっていた!気がする!なんかギュンギュンしていた!2014の映像でしか見れないあのパート、水の底の照明で

倒れそうなほど 退屈なのよ
あくびをしながら 死んじゃってもいい


ずっと女の声だったところが今日は裏声じゃなくて地声をそのまま高くした声だった、男が泣く時の声だった。歌っている最中も近頃どうしてる?みたいに響いていた。水に沈んで周りの音が聞こえなくなる、水中で歌っているみたいだった。

Carrousel末路

めっちゃ面白かった、照明が凄かった。
なんかイントロのニューーーンの動きで笑った、照明がJOVEJOVE並のレインボーであーこの曲に出てくる奴の脳みそってこんなんなんだ!!ってなって、脳がいたーーーい!!で途中ベース弾かずに頭ぐねぐねしながらうわあああってなってるとこよかった!!

『エイトビイトな人々』

まさか初めて聞くのが脳がとろける街888の後になるとは思わなかった
流石に脳がとろける街888よりかは演奏頻度高いだろうと思っていたが、まーじで遭遇できない!やっと聞けた!

おれのヒットチャート

アルバム一枚聞いてすげーってなった攻撃的国民的音楽の最後にある曲
エイトビイトな人々に辿り着いた時の救われた感
あとこのアルバムを聞いてからもしかして他の音楽作る人もアルバムって流れを意識して曲が配置されている?ということを理解できた、今まで知っている曲を一曲サブスクで買って飽きるまで聞いてを繰り返していたのでアルバム一枚通しで聞くといいんだ…を教えてくれたのが攻撃的国民的音楽です。

ライブで聞きたいが聞いた事のない曲はずっと脳内の存在しない記憶として流れている、たぶんエイトビイトはライブの終盤、慧光とか紫光とかの後に出るだろうとか、しんみりした空気を変えてくれるようにあの前奏から始まって最後はみんな手上げるんだろうなという存在しない記憶

実際は全然違った!!
エイトビイトのイントロでもうエイトビイト聞きたかった人のワーーー!で溢れてしんみりした空気ゼロ!そしてギターの音も結構温かい感じだった!めっちゃロックじゃねーか!!かっけえ!!そしてめっちゃベースがギターっぽい弾き方!「消息分かってんだろ?」で「ちょっと静粛に!聞けや!」みたいな感じだった!笑ってないんだけどなんか盛り上がりすぎみたいな感じが声に含まれていた!照明の脳内解釈一致のあのオレンジ、明るいエンディングだった。

そしてけんぞードラムの動きが凄かった!なんかけんぞードラムっていうと乱舞!みたいな手の動きがもうすごいのがけんぞーだけど『エイトビイトな人々』のドラムは全部両手使う叩き方だった、1つの音を出すのに両手使うから連打ができない、それを埋めるためにすごい全身で動いていた!別に音を出すのなら片手でも成立するんだけど、普段はめっちゃ動いているけんぞーが縛りをかけて両手で叩いているその動きがエイトビイトにしかない感じでいい…となった

「どうにもならない 孤独があるさ」でのベースの手が変わる所がよかった
エイトビイト~!!でめっちゃ手上げれて楽しかった!!

探そうぜ 探そうぜ で真っ暗になって
3人がシルエットだけになってる所が凄かった
仁王立ちみたいにドラムスティックを掲げるけんぞーの影が一番かっこよかった。

脳がとろける街888→ふらふら(新曲1)
強烈に印象に残っている所は最初の歓声と
最初の青と深緑の照明合い過ぎ!!ってとこ
あと歌詞が入れ替わってた気がする、入れ替わってたんだけど意味は合ってるみたいな、「闇のように」とか聞こえた気がする
中盤ベースソロ、指が弦に擦れる音が良かった
照明がほんとすごかった、ブワって光るのいい…
野音の時って魅入りすぎて次遭遇したら「こうやって叫べば」で拳を上げるべきなんだけど感極まってあー。ってなってしまった…

そして脳がとろける街でこちらが満身創痍になっているのに、ふらふらのあのイントロギターで、あー。ってなった。
聞き取れないところを聞き取ろうと毎回ふらふらに臨むのだが
おそいよ はやく まどろんで あそぼうよでううう~~~…ってなる…
あそこの揺れながら歌っている所が本当に好き
なんか序盤に冥府や銀河とか言ってたあの銀河のとこのキィィンってしている所のギターが銀河だ…ってなった。最後の上がっていくギターの照明すごかったー。

最後ずっと聞き取れない所が
呪いの朝を 辿ろう だったぜ

JOVEJOVE

最初の言葉で音楽でしか酔えない呪いにかかった貴様らの呪いを解きにきた!!みたいな言葉がとても良かった。

MC
ダイブはクソでそんな奴が俺のライブにいたらぶん殴ってやりたいとか、街中に溢れているゴミみたいな音楽に洗脳されずにライブハウスに音楽を聞きに来てくれて本当にありがとうとか。めっちゃ良いこと言ったと思ったら

新宿LOFT周辺のホストクラブでホストの歌がずっと流れててそのホストの歌をけんぞーが覚えてしまって。でけんぞーに目をやると、けんぞーが俯いてブツブツホストの歌を歌って洗脳されていて今のMCの説得力が!!ってなったり、それがいつもの八十八ヶ所巡礼でめっちゃ面白かった。

ダブルアンコール

ウルトラ・ヘヴン

アンコールの仏狂が終わって今日のライブ凄かったなーって
2時間半くらい?なんかあっという間だったとか思ったら
ずっと拍手が鳴っている
帰る人と、は?ってきょろきょろする人と拍手を続ける人のカオス空間
とりあえず拍手を続ける、またアンコール??
3人が出てきて「とりあえず何も決まってないけどかっこいいポーズで立ってる」でわーってなって(仏狂はやったし八十八銀行は昨日やったし、脳がとろける街もふらふらも途中でやっている、アンコールでやる曲??)と思っていたら、天国は地獄で…かっちゃんわかる??でカツヤシミズも???でけんぞーも???でウルトラ・ヘヴンという曲をやりますで、浮世デェト、エイトビイトな人々を超える大歓声でウルトラ・ヘヴンがはじまった。

ウルトラ・ヘヴン

滅茶苦茶エンディング。ライブハウスの照明がすべて点いて真っ白になって前と左右までしか見えなかった人影だけではなく全部見える。3人の照明も明るい、すべてが明るい、てーんごっくは!でみんなで手上げて滅茶苦茶楽しかった。

名古屋ELLのリクエストウルトラ・ヘヴンと比べて

初めてウルトラ・ヘヴンを聞いたのは6月の名古屋ELL、リクエストでやるけどなんかあるか?でその時のリクエスト曲がウルトラ・ヘヴンだった。
その時は照明は適当で、から始まってのウルトラ・ヘヴンだったのだけど最後の「テンキューです」もちょっと固かったし、まあリクエストで本人も忘れてるからこういう感じかってなって、そこから今までウルトラ・ヘヴンを忘れていたんだけどダブルアンコールのウルトラ・ヘヴンは最初のギターもブワーンってしていたし、マーガレット廣井の声もめっちゃ楽しくて良かった。テンキューです!!

おやすみ

ウルトラ・ヘヴン最後に「おやすみ~」で終わったのが潔くて
「ありがとう」でも「またいつか」でもなく「おやすみ」なのがよかった、おやすみという4文字の中に聞いてくれてありがとうとかまた忘れたらライブハウスに来いとか、もうアンコールないから帰れ!とか気をつけて帰れとかが詰まっていた。

面白いものを見れて生きててよかった…になった。

なんかジブリの君たちはどう生きるかを見終わった後みたいななんかよくわからんけどすげえの見たな…ってなった…。

攻撃的国民的音楽祭2014

家に帰って浮世デェト2014を無限に見ていたら、最後の八十八銀行で登る所、この時はマーガレット廣井だけだけど、10年後の日比谷大音楽堂でマーガレット廣井とkatzuya shimizuが八十八銀行のときに二つの大階段でずっと弾いていて、偶然なんだけどなんかそういうのも…すごい良いなってなった、富士山にギター背負って山頂で弾いていたし、この時から高い所でギター弾くぜ!!とか思っていたのだろうか?

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