誰も教えてくれない価値のある映像制作の見積もりとは?
7年前、私がフリーランスで映像を作っていた頃、企業のインタビュー動画を10万円で受注していました。
そして最近、別のプロジェクトで同じようなインタビュー動画の制作を300万円で受注しました。
同じ内容の仕事ですが、なぜこれほどの価格差があるのか、その理由を考えてみました。
原価
見積もりの基礎となるのは、人件費や稼働時間です。誰からみてもわかりやすい内容です。
経験と技術
経験豊富な人材は、未知のリスクを事前に察知し、回避することができます。
また、技術力のある人材は同じ時間で高品質のアウトプットを出すことができます。
時給は他の同レベルの人材と比較して均衡していきます。
10万円の仕事は、当時の私の経験と時間に見合った価格設定だったと思います。
保証
一般的な映像制作会社では、最適な人材のアサインや労働条件の交渉、細かい業務・突発的な業務のカバー、納品期限の厳守など、品質保証のためのプロダクションフィーが含まれます。
これは一般的に全予算の10-15%が追加されます。
受け取ったお見積もりに現れていない場合は、各項目に追加して見えなくすることもあります。
提案力
提案力は最も難しく、かつ最も価値のある要素です。
フリーランスで仕事を受ける場合、完成品の仕様はすでに決まっており、実行するだけの状況が多いです。
しかし、誰がその完成品の仕様を決定するのでしょうか?
代理店やマーケティング会社が指針を提案し、最終的にはエンドクライアントが決定します。
エンドクライアントはより効果的な選択肢を求めています。
Gurus Film Productionの強みは、プロジェクト開始時にクライアントの課題をヒアリングし、どのような動画が効果的かを提案することです。
300万円の仕事では、クライアントの課題を解決する提案力に価値がついています。10万円の仕事をしていた時には、より良いアイデアがあっても提案ができない立場にありました。
Gurus Film Productionは映像制作会社ですが、上手にカメラを持つことのできる三脚として対価を受け取るわけではありません。映像を使用し、適切なメッセージを作り出し、お客様の心を動かすストーリーを生み出すノウハウを使用してクライアントの課題を解決します。
まとめ
提案力が見積もりに反映されていない場合、いくら安い見積もりを手に入れても効果的な内容にならない場合が多いです。
Gurus Film Productionでは、案件の正式な発注をいただく前にしっかりとしたヒアリングを行わせていただくことをお願いしております。
ヒアリングがうまくできれば、提案の元となるアイデアは必ず浮かび上がってきます。
そのアイデアに価値を感じてもらってから、見積もりを提出します。
映像制作を検討している担当者様は、ぜひ一度どんな課題があるのかをお聞かせください。
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