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オレゴン旅行記2(5日目~8日目)

今年のゴールデンウイークに行った、8日間のオレゴン旅行の記録2です。
※お笑いオタクのため、推しの芸人のアクスタを写りこませた写真が多数出てきます。

なお、前回の分はこちら↓

5日目

友人、友人彼氏に連れられ、ポートランド周辺を観光。

ハイキング

今日はまずハイキングへ。オレゴンは自然が豊かなのでハイキングは人気のアクティビティの一つ。
ポートランドから3,40分ほど車を走らせ、オレゴンでは有名なマルトノマ滝に10時に到着。(元々は違うところにハイキングに行く予定だったが、友人が寝坊したため、変更したらしい。)

駐車場から既に見える
麓にあるロッジ(お土産屋さん等が入っている)も歴史あるものらしい

ロッジの脇を通り、滝へ近づいてみる。次第に滝の音が聞こえてくる。これだけでマイナスイオンを感じる。

橋がかわいい

想像していたより大きい。後から調べてみると、上段の滝だけで165mあった。

瀑布は落差 165 m (542 ft) の上部と 21 m (69 ft) の下部の二段に分かれ、間には 3 m (9 ft) のなだらかな滝があり、マルトノマ滝は慣習的にその全体をもって 189 m (620 ft) の落差とされている。

引用元:Wikipedia

一段滝の中で日本一高い、那智の滝の高さが133m……と思うと結構な高さであることがわかる。
そしてここからハイキングがスタートする。

標識の下に氷結注意指標がある。この日は暖かいので大丈夫。

選択肢がいくつかある。今回は上から二つ目のTOP OF FALLSを選んだ。つまり先ほどの滝の一番上を目指すコースだ。1マイルなので1.6kmほどになる。まずは少し歩いて途中にかかるベンソン歩道橋へ。

上段の滝がより近くなる

滝のしぶきが橋までかかるため、ミストを浴びているような気分になる。眼鏡は濡れる。ここまでで0.2マイルらしい。残り0.8マイル。

switchbackは「山の斜面につくられた
ジグザグの道」のことらしい

ハイキングの途中には、どこまで登ったかの標識が出てくる(なんで11分の1なのかはわかりません)。どんどん登っていく。

"Danger of Falling"の標識は怖い
(確かに柵はない)

歩く道はしっかり舗装されていて初心者も歩きやすいが、徐々に傾斜も急になってくる。普段あまり歩かないので息が上がってきた。そして次第に進捗に個人差が出て、友人彼氏、私、友人の順になる。定期的に立ち止まり、振り返って友人が見えるか確認してみたり。

広い川

左手に見えているのはマルトノマ川。幅があるから上の写真だけだと湖にも見える。少ししんどいのは確かだけど、途中に見える景色は綺麗。そして朝から登っているから、人もそんなに多くなくて登りやすかった。

ある程度登りきると平らな道になる。

歩き出して1時間ちょっと。ついに目的地の頂上まで到着。

上から見たマルトノマ滝
上段の滝の上には渓流がある。

涼しい季節だったので、気温による不快感もなく登れて気持ちいい。
写真を撮り、少し休んでから下ると、滝壺で写真を撮っている人が増えていた。これから混むのかも知れない。早くから登ってよかった。

ポートランドの市内に戻ってきた後は韓国料理屋で昼食を食べた。

サイドディッシュが異常に多い
頼んだ辛いヌードルの器が異常にでかい

ホップスコッチ

食後、いったん友人宅アパートに戻り、シャワーを浴びて、街歩き用の服に着替える。再び車でお出かけ。

螺鈿みたいな自動ドア

やってきたのはHopscotch Portlandと言う名前のアート施設。
ちなみにホップスコッチ(hopscotch)は「けんけん遊び(所謂けんけんぱ)」のこと。

施設内にもあったホップスコッチ

施設内にはいくつか部屋があって、部屋ごとに、それぞれのテーマに沿ったアートが表現されている。

一面ウォールアートの部屋
赤い部屋、青い部屋、緑の部屋
音楽に合わせて球がいろんな色に光る
カラフルなボールプール
カラフルな迷路

ボールプールのような体験型アートもある。子供も喜びそう。あと映えも結構狙える施設では?ちょっとチームラボに通ずるものを感じる。日本にできたら人気出そうだな~。

サイダーとステーキ

ホップスコッチの近くにあるSchilling Cider Houseへ。

本当にすぐそば

サイダー(cider)、アメリカではリンゴジュース、イギリスではリンゴ酒(いわゆるシードル)のことを指すことが多いらしい。ここのサイダーは後者。

いかついにーちゃんたち

色んな種類のサイダーが揃っている。黒板のメニューには番号が振ってある。その番号を紙に書き込んで渡せば、小さめのグラスで最大6個のセットにしてくれる。(もちろん、一種類を大きなグラスで、とかも可能。)
迷って迷って、もうよくわからなくなって半ば適当に15, 23, 37, 39, 40, 41と記入して注文。

種類によってこんなに色が違う

あとからSemi-SweetとSemi-Dryしか頼んでいないことに気づく。SweetもDryも頼めばよかった。それでも味はそれぞれ違っていて楽しい。ただ一杯の量が割とある。夕食を予約しているから30分強で飲めと言われ、終盤で無理!と言って友人たちにちょっと手伝ってもらいつつ、なんとかフィニッシュ。

3人でジェンガなんかしてるから
ギリギリになるんじゃないの?

サイダーハウスの後は車に乗って移動(ちなみにアメリカは日本と比べると飲酒運転の基準が若干ゆるい)。やってきたのはポートランドのユニオンステーション。

外観が結構おしゃれ

その駅舎の向かって右側にあるレストランに入る。お洒落な店内でジャズの生演奏が流れていた。演奏の目の前の席はチャージ料がかかるらしい。

ムーディーな店内

良いとこのレストランあるある、写真のない文字だけのメニュー。友人に勧められたフィレステーキを注文。お酒も頼みたかったけれど、サイダー飲んだからやめておいた。
しばらくすると店員がカートを押してきて、目の前でソースを調理、できたソースをステーキにかけてくれる。

キノコのソースを作っているらしい

肉の量も多すぎず、日本人にも安心。フィレなので柔らかくて脂っこくない。

豪快ではなくて上品

友人が勧めたもう一つのメニューであるオニオンスープ。大きめサイズを注文して友人とシェアした。

上のチーズで濃厚。しょっぱめだけど美味しい。

食後、帰る前に駅の中を見学した。海外の長距離列車ってなかなか乗ることない。いつかアメリカで乗ることがあるだろうか。

雰囲気があってよかった



6日目

今日もポートランド市内観光

ドーナツとチャイニーズガーデン

朝からPip's Originalというドーナツ屋へ。友人曰く、営業時間が8:00-16:00と中途半端で仕事がある日は行きづらいらしい。

店内のディテールがかわいい

ミニサイズのドーナツを2個×6種の12個セットと、

小さくてかわいい。3人でシェアすると無理がない

チャイの5種飲み比べセットを注文。

チャイの飲み比べってはじめて

海外のスイーツって甘すぎることが多くて敬遠しがちだけど、この店は、ドーナツもチャイも甘すぎなくて美味しい。ドーナツはあまじょっぱいベーコンが載っているやつと、甘酸っぱいハイビスカスジャムが載っているやつが好きだった。(チャイは覚えてない……笑どれも美味しかったけども!)

ドーナツとチャイを楽しんだ後、車で移動。
友人と私の二人で、ラン・スー・チャイニーズ・ガーデンへ。

このアンバランスさがいいのかも

チャイナタウンの中にあるとはいえ、街中なので現代の建物が写りこむ。天気もあるけど石造りの建物だから、なんだかひんやり。服装を間違えて寒かった……。少しでも温まろうとカフェで中国茶を飲んだ。

その後しばらく徒歩で散策。お昼には中華料理を食べる。友人曰く「アメリカンチャイニーズ」。

酢豚みたいなやつ。米は日本のとは違う……

友人と食べながら会話していて、彼女は私と喋る時、意識的に、普段よりゆっくり話してくれていると改めて気づかされる。そして私が変な英語を使っても基本的に笑わない。これは彼女の姉も同じ。英語を日常的に使っていなくて自信がなくなっても、彼女たちと喋るのは緊張しないんだよなあ。ありがたいなあ。

ちなみにチャイナタウンにはこんな店もある。

"Otaku"
いわゆるなアレ

日本は同人活動となると同人誌が主流だけど、アメリカはグッズと聞いたことがある。(たしかに同人誌は売ってなさそうだった)

本屋と美術館

戻ってきた友人彼氏の車にピックアップされて移動。パウエルズブックスへ。チェーンではない、独立系書店としては世界最大級らしい。

看板が渋い
意外と本以外のものも置いている

今回はさらっとしか見て回らなかったが、400万冊以上あるらしいのでその気になれば延々と居座れそう。日本の漫画なども揃えてあった。そして新品も中古もどちらも売っているのが個人的に新鮮だった。せっかくなのでティーン向けの小説の中古を買ってみた。積読になりませんように。しかしもう怪しい。

お次はポートランド美術館へ。
美術館の前では花が無料で配られていた。なんのイベントだったんだろうかこれ。

友人は何本か持って帰った

オレゴン最大の美術館らしい。……のだが、現在は改装中らしく、限られたエリアで特別展をやっているだけだった。残念。

スニーカーの特別展をやっていた
こんな靴も


ペキュリアリウムと白鹿の看板

謎の屋内レジャー施設でパターゴルフのミニゲームを楽しみ、

薄暗くて蛍光

ペキュリアリウム?(Peculiarium)に。小さな博物館と雑貨が一緒になった施設。展示は宇宙人やUMA系、雑貨はへんてこな置物や虫の入った飴とか、ちょっと気持ち悪くて面白い系。

外観からそういう感じ
この大男がなんなのか、知識がなくてわからない

オレゴンにゆかりのあるものも。

せっかくだし並んで撮ってみた

ビッグフット。オレゴンにあるマウントフッドと言う山で、ビッグフットが目撃されたという話があるらしい。故に、結構オレゴンではビッグフットをウリにしているらしく、ビッグフットセンターなんてものもあるらしい。
しかしなぜ私はこういう話を前回の留学時点で知ってないんだろうか。初耳の情報が多すぎる。

夕食はコリアンBBQレストラン。日本と同じタイプの米が出てきてちょっと嬉しかった。

薄い肉が初手で豪快に入れられた
ところでこの真緑色の大根は何?

帰りしな、「白鹿の看板見たい?近くにあるから行けるよ」と聞かれる。「見たい!」ということで、バーンサイド橋に立ち寄り、見せてもらった。

クリスマスカラーっぽい

私でも知ってるオレゴンの有名なサイン。夜に見るとネオンが綺麗だった。


7日目

8日目は帰るだけの日だから、実質遊べる最終日。

オレゴン動物園

風邪を引いてしまったようで、ちょっとだるい朝。そんな今日も今日とて車で移動なのは、こういう時ありがたい。そういえば海外旅行なのにあまり歩くことがない。車社会だなあ。
やってきたのはオレゴン動物園。1888年設立と結構歴史がある。

よく考えると超シンプルな名前。
園内図

生息地に応じてエリアが分かれており、ぐるっと一周するように見ていく。
動物園の代表格の象はもちろんいる。

やっぱりいないとね

アメリカ大陸の鳥、コンドルがいるのはアメリカの動物園っぽいかも?

子牛そのままあげるワイルドさ

個人的にはビーバー(オレゴンの「州の獣」らしい)が見たかったんだけど、表に出てきてくれず……。
でも基本寝ているレッサーパンダの起きている姿が見れた。

名前はモシュ君だって

ちなみにレッサーパンダ、英語だとred pandaというのが一般的。友人には「なんで日本ではレッサーパンダって呼ぶの?かわいそう」と言われる。
はて?と調べてみたら"lesser"に「(価値、重要性が)より小さい、より劣った」というニュアンスがあるらしい……。ただ和製英語ではなく、ちゃんとした英語ではあるらしく、"lesser panda”においては単に「サイズが小さい」という意味であると。でもネイティブが違和感を覚えるからred pandaが主流なんだろうなあ。
「レッサーパンダ」は英語で?「レッサー」の意味とは? | 日刊英語ライフ (kiwi-english.net)

景色とピザとアイス

動物園の後にやってきたのはピトック邸。今回は建物の中は入らず。

外観だけでも綺麗

庭から見えるポートランドの景色が有名。真ん中あたりにマウントフッドが見えた。日本人や日系人はオレゴン富士って呼ぶらしい。たしかに一つだけ飛び抜けて高くて、雪を被っているところは富士山っぽいかも……。

ちょっと富士と呼ばれるのもわかる。

ピトック邸のある山から下りたら昼食。「ハンバーガーかピザ、どっちを食べておきたい?」と聞かれて迷わずピザを選択。ハンバーガーよりピザの方が本場アメリカの美味さを感じる(気がする)。

キノコピザを食べた

でもこれ若干イタリア風な気もするな……。(ドリンクもイタリアの国旗書いてあるし)

その後、友人が「(風邪気味でも)これなら喉がスッとして美味しいよ」とジェラート屋に。オレンジとチョコ、2種類の味を食べた。

甘いのとすっきりの2種類

しかしここにきて体力の限界が……。夕方には友人宅へ戻り、仮眠をとったが起き上がれず。本当は夜にまた友人実家に行って友人両親と一緒に夕食を囲む予定だった。行けずに無念。友人たちが友人母の手料理を持って帰ってきてくれたので、それを夕飯に少し食べた。
帰れなくなったら事なので、荷造りだけ済まして明日に備え就寝。


8日目

ついに帰る日。

ポートランド国際空港

長いような短いような、ついにやってきた最終日。朝の便に合わせて友人たちも早起きして車で送ってきてくれた。友人宅から空港までは車で30分もかからないのは助かる。

チェックイン時に、「乗り継ぎ時の預け入れ荷物ピックアップがあるか」聞きたい(から文章合ってるか教えて)と相談すると「聞いてあげるよ!」と言われちゃった。のでお任せ。空港職員曰く、途中のピックアップは不要とのこと。ラッキー。
スーツケースは持ってきたお土産がなくなるし、余裕で帰れると予想していたが、自分で買ったお土産に加え、友人たちからあれもこれもと貰ってしまい、あえなく重量オーバー。一部を手荷物へ。

友人は私が保安検査場の列に並んだあと、通過するまで見送ってくれた。

さて、オレゴンでは友人たちに(本当に)おんぶにだっこで行動してきたが、ここからはまた一人。体調が絶好調でなくとも自力で帰らねばならない。
今回の行き帰りの中で一番心配だったのがシアトルでの乗り継ぎである。乗り継ぎ時間が2時間弱しかないからだ。ミニマムトランジットを満たしている必要があるので、航空会社が乗り継ぎ可能と判断しているわけだけども。
預け入れ荷物のピックアップはないことを確認したので、その時間は考えなくていい。問題はアラスカ航空のポートランド⇒シアトル。往路のサンフランシスコ⇒ポートランドで1時間遅れたあのアラスカ航空である。今回そんな遅れられたら困るんだが……。

不安の中、搭乗口に到着。

おじさんの顔がトレードマーク

もう飛行機がいた。これなら大丈夫そう。

シアトル・タコマ国際空港

結果、なんなら予定より10分ぐらい早くシアトルに着いた。
私が到着したのはNゲート。インターネットでフライト情報を調べたところ(もう空港のフライトボードはフライトが多すぎて見てられない)、成田行きのフライトはSゲートらしい。そこでこの空港内Map。

引用元:シアトルタコマ国際空港HP

Mapに従うと、NからSに行くには、①N StationからGreen LineでD Stationに行き、②Yellow LineでA Stationに行き、③Blue LineでS Staionに行く、ということになる。一つ一つが短くてシンプルとはいえ、まさかの2回乗り換えである。楽なんだか手間なんだか。

無事乗り換えに成功し、搭乗口に到着。
ちなみに、往路では一度にまとめて3枚搭乗券をくれたが、今回はまだポートランド⇒シアトルの分しか貰っていない。国際線の航空券は搭乗口で発券するらしい。
列に並んで自分の番が来た。ここからはJALなので日本語が話せるスタッフがいるからスムーズ。搭乗券が無事貰えた。
「成田では預け入れ荷物をピックアップしてください。税関を通りますので」話が違うぞ。
ただ確かにその方が理屈が通る。国際線⇔国内線の切り替えで入国する(=税関を通る)必要があるから、どの国でも預け入れ荷物のピックアップがいるものなんだろう。そんで逆に出国はみんなどうでもいいからチェックはないと。勉強になった。

これが最後のアクスタ海外写真である

友人に空港のフードコートは美味しくないし高いから買うな、と言われたので、持ってきたビーフジャーキーを昼食代わりにかじる。お土産屋や免税店もちょっとだけ覗いたけど充実度はそこまで……だったので搭乗までほとんど座ってた。

そんで飛行機乗って通路側の座席に座ったら、窓際が無人だった。ラッキー!

気が楽

機内食はやっぱり2回出る。機内食のメインディッシュは根性で食った。

カレーライス
ピザパン

帰りはおとなしくなるべく寝てた。

成田国際空港

そして日本に着いた~!!ここまでくるとなんだか安心。荷物についてはシアトルでのJAL職員さんが正しくて、いったんピックアップして税関を通過。国内線で再度スーツケース預けてチェックイン。

羽田と比べると、成田ってあまりレストランとか充実していない気がする。
いるのは外国人観光客ばかりでインバウンド効果を実感した。お腹は空いていないけど、マクドやスタバは混んでいたので、適当にカフェメニューを出しているレストランでアイスコーヒーを飲んだ。

日本に着いた安心感でどっと疲れが出てきて、ほとんど満身創痍の中、なんとか飛行機に乗って伊丹へ。20時過ぎに到着。

21時ごろ自宅にゴール~。お疲れ様でした。


おまけ

ウォールアート

ポートランドの壁、単なる落書きのようなものってほとんどなくて、ちゃんとしたアートだから見ていて楽しかった。

お土産

持って帰ってきたものの中で特に気に入ってるやつ

1. ティラムック
保冷バッグ、鍋つかみとマグカップ。乳製品モチーフがかわいい

アメリカのマグカップ、
日本の二回りぐらいデカい

2. ホップスコッチ
ピンバッジを買った。ここでも出てくるビッグフット

右の宇宙のはしごも良い

3. パウエルズブックス
不織布バッグとコースター。コースターの象とネズミのイラストがかわいい。

四角い珪藻土?コースター、至る所で見た

4. その他
色んなところで買ったりもらったりした小物

ポストカード
マグネット
(右下のはレストラン広告)
ステッカー

また行きたいね、海外旅行。


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