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そこを勘違いしたらおしまい(#257)

キッカケをつくるご縁をつなぐ異端児、イシグロファクトリーです。

先日、この感覚めちゃくちゃ危ないなって思ったことがあって共有させて頂きます。

とある企業のNo.2の方が膨大なタスクに追われてキャパオーバーになっている状況で、他の部署にも影響が出てしまい、不平不満があがっている状況下…

当の本人は、目一杯に仕事をやっていることに酔いしれているなという発言が随所に垣間見えて…

あぁ、完全に慢性的なキャパオーバーで病んでいるなと感じました。

「僕、マルチタスク得意だと思っていたのですが、今はスーパーマルチタスクって感じのレベルで」

え?何言ってるんですか?

って…

最早、発言が危険なレベルで…
この企業の社長は、人のことを大切に出来ていないなと感じました。
恐らくこのままだと、この方は強制的にパンクして稼働できなくなるのでは?と感じます。

そうなる前になんとかなって欲しいものですが、たぶん無理なんだろうなと感じます。

慢性的に忙しい、大変…という状況が続いているということは100%身の丈にあっていないことをやっているということです。

例えば時給500円の仕事を目一杯やっているのにお金が溜まっていかない…

なんて人が居たらどう思いますか?

「当たり前じゃん」って思いますよね?
そのくらいの段階であるという認識を持つことが大切なんです。

それなのにスーパーマルチタスクなんて訳の分からないことを言い出して、やり切っているって感じの発言が増え、休むことをはじめ睡眠時間が減り、正常な判断が出来なくなり…

まさに負のスパイラルである。

一時的には、こういう瞬間って必要です。
しかし、数ヶ月その状態が続くということは、慢性的になっているのは明白です。

これは、経営者の対応力の低さ、社員への甘えをが招いている結果です。

そして、次第にこの状況を乗り越えて来た社員だけが一緒にやっていける人材だ…

なんて極めて危険な領域の思考になる経営者の多くいます。
こうなったら、もれなくブラック企業としてのブランディング確立となります。

もちろん、せめて報酬としての対価が適正に支払われている場合は、まぁ本人としても納得はいくと思いますが…

恐らくそれも時間の問題ではないだろうかと思います。

社員を巻き込むことが下手くそな経営者こそ、こういった状況になりやすいのです。

これって理念、ビジョンとか…戦略、事業計画が…

なんて話じゃないんですよね。

単純にコミュニケーションの話なんです。

しかし、こういった負のループに入っている経営者の大半は、組織図を変えて配置転換、事業計画の見直し等を行います。

それが結果どうなるのか?

タスクが増え、社員の負担が増えます。

言葉を選ばないで言えば、ただのアホです(笑)
自分で間違った選択をして、どんどん深みにハマっていく。
経営者だけなら自己責任なので、別に病もうがどうなろうか自分でやっていることです。

しかし、社員からするとたまったのもではありません。
環境をつくるのが経営者の仕事なので、完全なる怠慢です。

とは言え、社員からしても、そんなブラック企業に居ても未来はないので勇気を出して次の道を探すのも自分を守る選択だと思います。

こういったケースを見抜くポイントは俯瞰して会社を見ることです。
事実と解釈にもとづいてちゃんと判断してくれる人に相談してジャッジしてもらうということも時には大切です。

健康診断や、車検のようなものですよね。
会社に勤務することも定期的なメンテナンスは必要です。

ピンと来てどうしていいか分からない方がいたら遠慮なく僕へ相談に来てください。

経営者、経営幹部、社員の経験をここ数年で経験しています。
これって割と貴重な経験値だと思っているのでお役に立てることでしょう。

手遅れになる前にぜひ。

てこと。

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