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News Summit 2014 レポート【ニュースサーキュレーションアプリ最前線】前篇

本日、六本木ブルーシアターで行われました「News Summit 2014」に参加してきました。(残念ながら前半戦のみですが・・・)
非常に勉強になる内容だったのであくまで広告マンとしての視点ではありますが、備忘録として残しておきます。

Opening Remarks

SNS株式会社 ファウンダー 堀江貴文氏

現代の環境について:
スマートフォンによって我々は小さなUNIXパソコンを手に入れたようなもの。ただそのUNIXパソコンは環境インフラも整っているのでどこでもアクセスできる。小さな手のひらにあるこのUNIXパソコンには無限の可能性が広がっている。

キュレーションサービスについて:
海外を見渡してみても日本ほどキュレーションが発展している国はない。キュレーションの文化は日本発で海外に展開していく可能性が多いにある。だからこのサミットを通じで多くの人がキュレーションを活用するようになり、「もっとああして欲しい」「こういう機能がほしい」という意見をサービス側にFBKすることでより良いサービス・文化に発展させていきたいのでサミットを開催した。

【ニュースサーキュレーションアプリ最前線】

今回登壇されたのは、左から
モデレータ:事業構想院大学教授/日本マイクロソフト執行役員 江端 浩人氏Gunosy 代表取締役 木村新司氏
グライダーアソシエイツ(Antenna)取締役COO 町野 健氏
ユーザベース(NewsPicks) 代表取締役共同経営者 梅田 優祐氏
の4名の方々。爆発的な成長を続けるキュレーション業界のキーマンがここに集結した印象です。

色々なお話を伺うことができましたが、今回はプロモーションを実施する際に重要な点に視点を置いてまとめます。

各サービスの違いについて

成り立ちと概要について簡単にまとめてみた。

Gunosy:2年前に東大の学生3人が運営していたサービスを事業化。
テクノロジーとコンピューティングで独自のアルゴリズムを作り出しニュースの最適化を目指す。
イメージは「新聞」

Antenna:海外でフリップボードを見てすぐ日本で作ろうと思い、1週間くらいでマクロミルへ事業計画を提出、承認された。目指すは本屋での拾い読み体験のアプリ化。
イメージは「雑誌」

NewsPicks:投資銀行時代にいつも深夜残業。なぜかと振り返ってみると情報の海に埋もれていると気がつき、非常に複雑な情報取得をなんとかシンプルにならないかと考えてサービス開発に至る。(SPEEDA→NewsPicks)経済ニュースはビジネスパーソンの意思決定の中心なので進出していきたいと思っていた。
イメージは「経済紙誌」

広告プランニングにおける注意点

最近だと、「流行ってるからグノシーやりたい」「ブランディングしたいからアンテナでしょ」っていう声をよく聞きます。あながちそれは間違いではありません。
ただ、なんとなくメディアを決定していると、陥りやすい罠もあります。
それは各サービスの「利用シーン」です。

例えば、新聞と雑誌を全く同じようなタイミングで見る人は多くはないと思います。多くの場合、「新聞」は通勤中・出社後などのONの時。逆にファッション誌・カルチャー誌などの「雑誌」を読むタイミングは、時間を持て余した時などのOFFの時になると思います。

したがって、「新聞」を意識して開発されているGunosyは多くの人がONの時に閲覧しているので、ファッションやバカンス、カルチャー的な情報を配信しても、求めている情報のミスマッチを起こすのでスルーされることが多くなります。

その逆で、「雑誌」を意識して開発されているAntennaはOFFの時にほしい情報を求めるユーザーが多いので、ファッションやバカンス、カルチャー的な情報がマッチします。

(あたり前の事なのですが)その利用シーンを意識してメディアプランニングすることで、よりユーザーに刺さる(効果の最大化)ことができると思います。


ちょっと長くなってしまいましたので、この続きは次回のポストで。。。




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