グリンとグランの陽だまり日記~14~
避妊、去勢手術。
グリンとグランは生後四ヵ月で我が家に来た。
猫と暮らすことで避けられないのが避妊、去勢手術だ。
もちろん赤ちゃんを産ませようと考えている方はする必要のない手術だが、
大抵の猫と一緒に暮らす方は手術をする方向で進むと思う。
グリンの初赤ちゃん検診の時(生後四ヵ月)、
「避妊手術はいつすればいいですか?」
と聞いたら、
獣医さんに「もういつでも大丈夫ですよ」と言われた。
グランに関しては尿道が太くなった方が尿路結石になりにくくなると聞いたのと、
メス猫の発情につられて、オス猫も発情すると知ったので、
グリンを先に手術しておけば、
すこし遅くても大丈夫かなと思った。
もちろん外猫の発情に反応して盛りがでてしまう可能性もあるとは思うが。
避妊手術へ。
グリンの避妊手術の日取りを決め、
それまでに発情しないことを願った。
私の知識では避妊手術1日入院、去勢手術日帰りだったのだが、
グリンの病院は避妊も去勢も日帰りだった。
手術を受けるために準備しなければいけないものは、
手術服、もしくはエリザベスカラーだった。
エリザベスカラーは病院が準備してくれるが、
手術服は自分で準備してくださいと言われた。
そして手術の時に渡しておくと、
着せてくれる手はずになっている。
どちらがいいかわからなかったので、
手術服も一応準備しておこうと、買いに行った。
実際に着せてみると、
ものすごく動きがぎこちない・・・。
ロボットみたいに動くのだ。
これは可哀想だと思い、
エリザベスカラーを付けてもらうことにした。
手術から抜糸まで一週間は、
何か異変が起きたときすぐ対処できるように、
母、妹、そして私の3人のうち誰かしらが、
家にいるように調整した。
そして手術から帰ってきたグリンは
ものすごく痛そうだった。
可哀想にと思いつつ、キャリーケースから出して、
ベッドに移そうとすると、
エリザベスカラーが嫌だったようで、
高速で走り出して脱ごうとした。
このままだと傷が開いてしまう!!
高速で走りまわるよりは、
ロボット動きの方が傷にはましだと思い、
手術服を着せた。
手術服は似合っていなく、
まるでプロレスラーみたいな姿だった。