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もしもこのまま世界が終わったら

最悪の場合を想定する。そして、今日を楽しむ。

矛盾しているけど、これが一番良い。

最悪の場合を想定しているだけだど、不安になって動悸が始まって、何も手につかなくなる。

コロナが落ち着くことなく今の状態が何年も続くとすれば、たくさんの人が仕事を失い、世界恐慌となり、暴動や争いが増え、自殺者が増え、といったことになり、世界は破滅の一途を辿るのだろう。

世界のことを考えても、僕にはあまりに壮大すぎてピンとこない。

なので、自分の最悪を考える。

舞台ができない世界になる。一言で言えばこれだ。

それはつまり今の仕事がなくなる。お客さんをライブで楽しまることが社会的に不可能になる。稼ぐこともできなければ、生き甲斐や存在意義を見失う。

行くつく先は「死」だ。

だけど、その「死」ぬことから考えると視野は広がるように思う。

じゃあ、その「死」に至るのが最悪の場合だとしたら、そうならないように抗い続けることはできるのだろうと思う。

きっと、最悪の場合への引力が強まれば強まるほど、自分ではどうしようもできないことは増えていく。今、僕たちが舞台をできなくなってしまったように。

できないものはできないのだ。だったらやれることをやるしかない。

エンターテイメントというカテゴリーから外れた仕事でどうにか生き延びるしかない状況がやってきても、誰かを楽しませる、という仕事は探せばあるはずだ。

そうやって、どんどん、最悪の場合から逆算していく。

「死」→「食う・住む場所の確保・仕事」→そして今は「備蓄で食い繋ぐ・住む場所はある・仕事ができない」

今を考える。仕事ができないということはない。外での仕事はコロナに奪われたが、家でできる仕事は生き残っている。残っていると言っても、毎日執筆をしているけれど、正直これはお金にならない。書き上げては公演中止の連続だ。だけど希望は捨ててない。書き上げたのに公演中止は、心が折れそうになるくらい辛い現実だけど、いつか舞台ができるようになる、というのが最高なのだ、最高に向けては手を抜いてはいけない。書くことはやめない。書いた本の公演が軒並み中止になろうとも、未だ中止の判断がされずに決行予定として進行しているものに関しては執筆していくつもりだ。

だけど、それを1日の殆どに使ってはいけない。

仕事をコロナに奪われた、と思っているけど、コロナに新しい働き方を模索するチャンスをくれた、と思わないといけないな、と思っている。

これはきっと、何十年後かに、あのコロナがあったから、今の僕がいるんだ、と笑って言える未来にしなければいけない。それは舞台をまたこれまでと同じようにやれるようになるという最高のシナリオとは別構成の最高のシナリオだ。

別構成はこれまでの方法論が通用しないから葛藤も多い。失敗も余分にするだろう。だけどそれを模索する必要がある。

この緊急事態宣言を出された東京で、外出を控える毎日でやることは大きく分けると四つだ。

・最悪のシナリオに備えて、準備をすること。情報を仕入れ、勉強をして、自分の命と大切な人たちの命を少しでも長く守れるようにしておくこと。

・これまでの仕事を継続すること。社会経済活動が元通りになり、コロナも今のインフルエンザのように予防可能になるという最高のシナリオになるとして、そうなった時に、仕事のレベルを上げておくのがベストだろう。この期間でレベルアップをしておく。そして、これまでの仕事の形を少しだけ変化させて、この状況でも出来ることはないかと模索すれば、世の中が元通りになった時、出来る仕事が増えている、ということは最高中の最高だろう。

・今しかできない楽しい時間を創造すること。

元々インドア派の僕にとっては、こんなにずっと家にいたままで良い日々は割と充実している。読めてなかった本を読み、見てなかった映画を堪能して、起きたら猫と戯れ、毎晩お家でご飯を味わって食べて、Instagramの共同ライブで話したい人とお喋りをしたり、お酒を飲みながら配信をしたりしている。

ツイッターはあまり見ないようにしている。必要な情報を得るために開くのが主だ。ネガティブな言葉が多い、それが今、加速していると思う。政治の批判とか、僕は知識が浅いから政治的な発言はしないけれど、ベストな政策、コロナ防止策は今の日本には期待しても待っても願っても訴えても、あの人たちの耳には届かないし動いてくれないし、給付や補償は有耶無耶のままいくのだろう、これらが凄いスピードで展開されていくのは奇跡が起きない限り無理だろう、だったら奇跡待ちして無駄に労力を注ぎたくないし、心を削がれて疲れさせたくない。それらは政治に詳しい人たちが矢面に立って頑張ってくれているのを陰ながら応援して、影響力の高い人たちに世の中を変えるような発信をして頂いているのを受け止めて、僕は僕の手の届く範囲で、幸せに出来る人を幸せにして、まずは自分の心の健康を保つことに気を配る、自分が落ち込めば、それは大切な人の心まで暗くしてしまうだろうから、まずは自分を大切に、そして、心の健康を保って、自分以外の手の届く範囲の人たちが幸せになる時間や小さなエンタメを提供することに労力を割いていけたら良いなと思っている。ぼんやりと、ああ、奇跡が起きてベストな政策してくれないかなーくらいに思ってる。

文句を言い出したらキリがないからね、法人化して舞台や作家業の収益を法人税で納めてきたのに!とか言ってもしょうがない。ありがたいことに給付や補償の詳細はいつまで経っても明確にしないのに、貸付は開始されているから最悪そこを頼りましょう。国が劇場や舞台のことを考えてくれるのは良くて来年かな、きっとそれも有耶無耶にして、潰れる待ちしてるのかもしれないから、頑張って生き残って自分たちで再復興させましょう。その時も、税金を払えと言われたら払いましょう。そういう国だ。良い意味で諦めて、それ以上の成果を自力で出すことを考えた方が良い。

頭を整理する為に書いているので乱文、誤字脱字多めのノートになってると思うのですが、すみません。

あ、あとそれと、最近、僕のnoteのフォロワーさんが勢いよく増えているのは何故なのだろう? 誰かがリンクでも貼ってくれているのかな。

僕はこれから執筆です。これまで通りの仕事を継続して、新しいことにも挑戦しています。そういう意味ではバイトしてみるってもの良い経験になる時期なのかもしれませんね。いらないプライドは捨てて、知識や実力が今は浅くても、十年後に今やってることが大きな収穫になることを信じて。何もやらなかったらそもそも収穫ゼロですからね。やってみて失敗を積んで経験値が貯まるし、批判から自分のダメなことも学べますからね。ひとまず執筆しよう

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