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番外編:石川県立図書館企画展『十二文豪図書館ニ降臨ス』

行きやすさ  ★★★★
マニアック度 ★★
営業時間   平日:9:00~19:00  土日祝:9:00~18:00
定休日    月曜、年末年始、資料整理期間

約1年前の2022年12月6日~ 3月 5日に石川県立図書館とゲーム『文豪とアルケミスト』のコラボによる企画展が開催されました。
後々聞いた話だとゲーム会社側から図書館に持ち掛けたのがきっかけのコラボだったそうな。

島清こと島田くんが金沢3文豪と並んでセンターに!?ホントに!?いいの??知名度とか!いやまあ石川以外でだとそれはもう絶対にありえないんだけども!
明らかに3文豪の統一感を乱すデザインが逆に史実の立ち位置とも重なってキャラクターデザイン改めてよくできてるねえ!?とポスタービジュアルが公開された時は大興奮大混乱。
全体のデザインも好きで未だにチラシは部屋に飾ってあります。

キャラクターのスタンドPOP展示がある…島田くんは同じ年の10月にあった朗読劇にもPOP展示はありましたがその時はイベント用の特別衣装ver.だったのでゲームの通常衣装のPOPは今回が初。
もともと図書館自体も話題になっていて島清の著書や地域新聞の閲覧もしたくて近々行こうと思っていたところでの告知だったので速攻諸々の手続きをして初日に行くことに。

金沢駅から図書館行きのバスが出ていますが到着が開館後であること、似たようなファンの人達と同伴するのはちょっと避けたい(顔バレが嫌なので…)ためなるべく図書館から近い宿をとり徒歩で行くことに。

寒いながらも傘は不要なお天気にも恵まれ、開館20分前に到着して時間が来るまで途中やってきた近所におすまいのおじいさまと二人で開館を待ちました。
そして開館!

入ってすぐのお出迎えモニターに一瞬立ち止まる

いざいざ!まっすぐ展示のある二階の展示コーナーへ!

わ…
わ、あ……

わあああああああああ!!!?!?!

はじめましてはじめまして!!お写真いいですか?撮りますねえ!!?はいいい笑顔いただきました!!ありがとうありがとう!!!!

内心の興奮ぶりをおくびにも出さずにホールで待ち構えていらっしゃった関係者様方が見守るなか迷いなく島田くんの前に立って上の写真をパチリ(情報記録確認したら撮影した時間が9:01でした。脇目も振らずとはこういうこと)

「(最初のファン)島田清次郎かぁ…」
というポソリと聞こえた驚嘆と苦笑いの関係者様の呟きに爪痕を残せて満足感でいっぱいな中他のキャラクターのPOPも次々撮影。

作家キャラクターの並びも関係性に合わせてくれています。
まだバスも来ないので展示会場が無人の中を自由に撮影し放題
島清の紹介キャプション
島清を説明するのに色々とぴったりな文だよなあとつくづく思います
島清とのつながりでお隣にいるのは秋声くんこと徳田秋聲。二人の真ん中にある本は「解嘲」が掲載されている秋聲全集
1ヶ月後再来したらキャプションが増えてました。
圧倒的感謝…
解嘲の一文も展示されていました。
おそらくゲームで島田くんが秋声くんのことを「俺が唯一認めた理解者」と言っているのを裏付けるのに丁度良いと思って選んだ一文なのではないかなと思っています。
令嬢事件の新聞記事は拡大されて数枚のフリップ状になって読めるようになっていました。

展示キャプションの一部は図書館でまとめたページで読むことが出来ます。

島田くんコーナーに置かれていた書籍。右側の島清の著書は当時の本を修繕したものや全ページコピーして製本し直したもの。読める形に残していただけて本当にありがたい…左側にある紫の装丁の「革命前後」のみ当時と同じ状態で読むことができました。
元の裏表紙がとれて補強した方も擦れてボロボロな「地上」
他の本もなんとか読めるようにしてくれている跡がいくつもあって泣きそう。
破けたページは保護されるように紙で挟んでありました
寄贈された方の書き込み。古書はこういうのがまた味わいあっていいですね…

このコラボ展示は月替わりに押せるスタンプラリーも開催されていて景品もいただきました。最終週は一度に3つ押せるサービス仕様。
島田くんに会いに行くのが楽しくて毎月通っちゃいました。

スタンプは3文豪!
景品のクリアファイル。こちらはポスターと違って島田くんは裏面でした残念!!

体験コーナーでは好きな本の一部をレーザー刻印して栞にしてくれるイベントも行われていて、文字数や他の島田くん推しの方々と被らない好きなフレーズを悩みに悩んでチョイス。

仰々しい文章と裏腹な年相応の文学青年島田清次郎が暗い部屋で机に向かってる様子が想像できて好きなんです。

後日開催されたパネルディスカッションでこちらの展示をテーマにお話があったそうで、そのなかで印象に残った事柄として『島田清次郎はマイナーな作家なのにファンの人の熱意が凄くて何度も足を運んでもらってキャプションや展示の変化にも気づいてくれて嬉しかった』ような旨をお話されていたとの呟きをSNSの端っこでお見掛けしてにこにこいたしました。

石川県立図書館は書籍だけでなく独自のふるさとコレクションで新聞記事検索も容易なため、イベント後も島清の事を調べるのに定期的にお世話になっています。
またコラボしてほしいなあ~!

図書館の併設カフェのコラボメニュー「3文豪セット」
次回は金沢文豪セットでお願いします♪


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