カナダでソフトウェアエンジニアの職を見つけるまでの道筋
みなさんこんにちは。グリドンです。
長い長い就活がやっと終点を迎えました。
3月頭頃、2回の面接を終えた企業から晴れて内定を頂くことができました。
今日は僕の就活体験を書いていこうと思います。
このノートのゴールとして
「こうやったらカナダで就職が決まる!」
という内容ではなく、海外就職に挑戦するということは、どういうことなのか、を伝えられたらと思います。
では、早速本題に入ります。
就活期間は約3ヶ月。卒業をしたのが12月で、その半年前からアプライやレジュメ準備をしていたので、その辺を入れるともう少し長いです。
面接に行ったのは4社
最終に進んだ会社は2社
内定をもらったのは1社
私のバックグラウンドは、
フロントエンド1年、バックエンド2年。そして、バンクーバー現地で1年間、コンピュータサイエンス関連のプログラムを受講しています。
それでも、ここまで面接数が少ない、というのが上記の数字で表れていると思います。
たとえ経歴があっても、カナダで日本と同じように評価されるとは限りません。ここで私が伝えたいのは、就活は2-4ヶ月かかるという事。まず、この期間は仕事が無いことを覚悟した上で渡航してください。
もちろん、経歴が私より優れている方や、大学で情報学を学んでいた方だと、もっとスムーズに就職ができるかもしれません。ですので、一概には言えませんが、辛抱強く就活できる人でないと、本当に病んでしまいます。バンクーバーは物価も高いので、日本での生活水準を維持した生活をすると、日本より出費も増えます。
もし1からまた就活をするなら、下記にもっと力を入れると思います。
ミートアップの参加
これはモチベーションを保つためです。
ミートアップの参加で、人脈を作れと言われます。ただ、このミートアップに来る人は、自分と同じように就活をしている人達がほとんどでした。なので、このミートアップで仕事を見つける、というよりは、ここで同じ状況の仲間を作り、モチベーションを保つ目的で参加するのがいいです。アプライ後に、LinkedInでフォローアップ
こちらは、ほとんどの方がメッセージを返してきません。というのも、知らない人からメッセージが来ても、ほとんどの人は怪しんで返信をしないですよね。ただ、同じ大学に通っていた先輩などをターゲットにメッセージを送るのは効果があります。私は、途中からこの方法にシフトして、ほとんどの人がメッセージを返信してくれました。今回決まった会社も、この中の1人が働いている会社です。
では、実際に海外の採用のプロセスはどんな感じなのか。
私の経験上では、採用まで約3-4回の面接があります。
1回目は、リクルーターと電話面接
ここでは、なぜアプライしたのか、今までのどのような経験をしてきたのか、など、ちょっとした行動面接と絡み合わせた質問をされます。時間は大体15-30分です。
2回目は、技術面接
ここでは、コーディング面接が主です。簡単な問題から中級くらいの難易度質問が2-3問あります(ジュニアレベルの場合)。その他に、そのポジションに関する技術的な質問があります。よくあるのはアルゴリズム系の質問や、オブジェクト指向、データベースに関しての質問があります(ポジションによって変わります)。
3回目は、採用担当責任者
ここでは、最終的なカルチャーフィットなどの面接があります。ただ、3回目の面接は、各企業によって違うと思います。今回私が採用いただいた会社は、2回目の面接まででした。ですが、最初のリクルーターとの面接では、3回目は実際に会社に来てもらって面接をするかもしれない、などと言われていました。
あくまで私の経験なので、企業によってはもっと面接回数が多いところもあるようです。ただ、大体の会社が3回以上はあるので、長丁場になることを覚悟しておいて下さい。
おわりに。
カナダでIT系の職種は、2年前まで簡単に永住権に結び付いていました。ただ、昨今のカナダでは、どんどんと足切りの点数が高くなってきており、ただエンジニアとして働くだけで永住権が取得できるという話はもう終わっているように感じます。
もし、これから海外移住を考えている人がいるのであれば、ある程度の覚悟をもって渡航することを強くお勧めします。
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