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そのポートレートのどこが「いいね」なの?



「いいね」は「写真見たよ」のサイン?

そうなんです。正直に言うと、知り合いがSNSに写真をアップした時、「見ました!」の合図として軽い気持ちで「いいね」を押すことが・・あります。いわゆる日本人的な社交術、という感じでしょうか。もちろんそれが失礼というわけではありませんが、最近、写真を鑑賞する姿勢としてどうなんだろう?と考えるようになりました。


「いいね」の前に少し考えてみる。

「いいね」を押す前に、ちょっと立ち止まって「何が良いのか」を考えるのは、写真を楽しむトレーニングにもなります。例えば、写真展で「わー、いいですね!」だけで終わってしまう微妙な空気を避けられるかもしれません(笑)。でも、「何が良いか考えよう!」と言われても、漠然としていて難しいですよね。そこで、いくつかの視点を持つことで、もっと深く、もっと早く「いいね」にたどり着けるんじゃないかなと思ったんです。


「いいね」を発見するための視点

ここでは、私なりに写真を鑑賞するときのヒントを挙げてみました。読んでくださった方が、さらに一歩踏み込んで考えていただければ、ポートレート鑑賞がもっと楽しくなると思います。

※これはあくまで提案です!私自身もまだまだ修行中なので、誤解なさらないでくださいね(笑)。自分のメモとして書いていますし、これから内容をブラッシュアップしていけたらと思っています。

1. 「被写体」に注目する

• 魅力的な被写体かどうか(可愛い、綺麗、カッコいい)
• 表情の豊かさ(美しい、楽しい、悲しい、魅惑的、恐ろしい)
• ポージングの個性(美しい、ユニーク、引き込まれる)

2. 「色」に注目する

• 鮮やかさや落ち着き
• 色の組み合わせ(同系色、異色)
• 光と影のバランス

3. 「形」に注目する

• 構図の美しさ
• 視点のユニークさ(俯瞰、水平、アオリ)
• 背景やロケーションとの調和

4. 「技術」に注目する

• スタイリングやメイク、背景小物の工夫
• ライティングの技術
• レタッチの技術

5. 「ストーリー性」に注目する

• 写真が語る物語や感情を感じ取れるかどうか
• 見る人が「この後どうなるんだろう?」と想像を膨らませられるか

6. 「初めて見た!」に注目する

• 自分にとって新しい発見があるかどうか
• その驚きが作品のオリジナリティを表している

こんな視点を持ちながら写真を見ていくと、より豊かに鑑賞できるかもしれません。ぜひ試してみてください!

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