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早期退職して思う事(3話)

サウナで一旗揚げる!

そう今はブーム真っ只中、テレビドラマでサ道やってるし情報番組でもサウナ紹介を良く見るようになった。
自分自身サウナにはよく入るし行きつけもある。

どこか求人しているところはないか?
調べてみると結構な数の求人されていることがわかった。

求人の内容は、バススタッフ、清掃、調理場、フロントがメインで、事務員もある。

どうせならば人気店にしよう!

せっかくなら人気店にて働こうと履歴書持参で面接へ。
その時はまだ在職中であり、意気揚々と未来への希望に満ちているので何の不安もなくチャレンジ出来たのだと振り返って思う。
面接はいきなりの社長面接。
それも1対1だ。
かなりの緊張を強いられたが、そこは百戦錬磨、幾多の修羅場を切り抜けてきたのだから俺はやれるの思いで立ち向かう。
社長が自分の履歴書に目を通すと開口一番、「素晴らしい経歴の持ち主ですが、この業界では全くの素人さんなので大変苦労されると思います。やめておいた方が良いですよ。
年齢もいかれてるし体力勝負なのでね。」
まあその通りではあったが、ここで引き下がる訳にはいかない。
今自分の置かれている立場や将来展望について話し、会社の発展に必ずや寄与出来ることを説明した。

ほう、面白い。あなたに興味わきました。

社長に私の情熱が伝わったようで、ならばと会社の今後の展開を話してくれました。
複数の店舗展開を実施するうえで店を任せられる人材育成確保が課題であること。
この業界は厳しくなかなか人が育たないことを問題視されているという。
私はここを改善すればこの会社が更に大きくなれることを感じていた。

「あなた、いきなりですが支配人として働いてみませんか?」

社長から思いもかけない言葉をもらう。

続く


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