マンホール

ぼくは まんほーる です。
さいきん このばしょに うめられました。
「やっと しごとが できるんだ!!!」
と おもって ぼくは とても たのしみ でした。
ぼくは ひとが おおいところに いられて よかったと おもいました。

そうして、ぼくはうめられてからしばらくたって、たくさんの人に足でふまれる事が当たりまえになりました。
だいぶ、このし事にもなれました。
雨がふったときはぼくをふんで、すべってころんじゃった子もいたなあ。
ゆきがつもったとき、ぼくの所だけがとけるのが早いのにも気づきました。

もう少し、時間がすぎました。
いつもぼくの事をわざわざ思いっきりふみしめて歩いて行くニンゲンに出会いました。
ぼくは、いつも頭に来ていたので、少しいたずらしてやろうと思って、少しだけずれてやりました。
そのニンゲンは、いつもみたいに思いきりぼくをふもうとしました。
少しだけずれていたぼくは、簡単にすべってふたを外しました。
ニンゲンは声をあげながら落ちていきました。
しばらく声が聞こえていましたが、ある時を境にぱったり聞こえなくなりました。

そしてまた暫く時間が経ちました。
気付けば、僕に落ちた人間はいつの間にか数え切れなくなっていました。
僕をそんな目で見るから。いい気味だ。ザマアミロ。
人間如きが。

僕は、気付くと掘り起こされていました。
名前の通りMan holeで居ただけなんだけど、おかしいなぁ。

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今回は、マンホールについての話でした。マンホールのスペルって本当にMan holeって書くみたいで、この話をかこうと思いました。
直訳で人の穴ってなんか怖いですよね。あれ、私だけ?

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