ブックレポート・北村匡平『遊びと利他』


とても面白いく、共感しながら読んだ。
冒険遊び場、森のようちえん、公園、遊具。
どれもこれも私の関心と重なる。

管理の中で曖昧さが許されなくなっている社会で、どうやって揺れ動く遊びを楽しめるのか。

坂道で「転ぶから止めなさい」という制止の声、
滑り台を逆走するのを「こっちからよー」と遊び方を抑制する声。
遊ばせているのに、遊べない人を育てているような矛盾。

プレーパークをしていても、何かワークショップのコーナーがあると、それをやらないと「もったいない」という思考になる大人。
(私も子どもを誘ってしまうのだが)
何か遊び始めない子どもを見ると、何だか不安になっている自分。
コスパ思考になっているのにハッとする。

本当にぼーっと「どうしようかな」と考えたり、周りを観察したり、そういう何もないような時間を大事にしたいと改めて思う。

管理をすると管理から溢れる人が出る。
遊ばせようとすると、遊ばない子が気になる。
ワークショップを企画すれば参加しない子が気になる。

自分のやってることと見え方を、改めて見直したい。

(Facebookより転記)

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