オンライン授業・雑感
今日の授業で3回目の講義が終わった。
正直な感想は、想像以上に面白いということ。
オンラインホワイトボードのKJ法
今回はmiroを使った。私は使い勝手が良いのだが、PCが古い学生は「固まった…」とのこと。今度はGoogleのホワイトボード使ってみようかな。
・みんなが同時に何をしているのかが見られる
教師的にとても良い!机間巡回(こう書くと仰々しいな…)なしで、一望できる感覚。そしてすぐにコメントを発信して、それを「全員」で聞ける。
・誰が書いたかが分かりにくい
→リアルだと文字に個性が出て他人のポストイットは区分けにくいけれど、オンラインだと誰のポストイットでも区分けていくので、勝手にちょっぴりトライアンギュレーションが起きる
→△黙々とやりすぎてシーンとしてしまった。会話しながら作業には26人は多いな。かと言ってバラけると教師見にくい…
Zoomのブレイクアウトルームでグループディスカッション
・話が弾んでいる!?
基本teamsなのだが、先にグループディスカッションを想定している場合はzoomに入ってもらう。ブレイクアウトルームで3、4人だと、リアルな時よりも会話が弾んでいる感じを受ける。なぜだろう…
・逆に机間巡回がとんでもなく大変。
あっちのグループ、こっちのグループで全部回りきらずに時間切れ。
・家にいる良さ
今日は「おもちゃとは何か」という講義だったのでアイスブレイクに、家に居るので好きだったおもちゃを画面に見せながら「Show and Tell」をやった。すると、Showがとってもリアルな感じが伝わる。家にいるので、遊んでいる雰囲気も見える感じがする。そして、大きくて持ってこれない、地方生だから手元に無くて持ってこられないということがない。
「そういえばこんなものもあるです」と何個も出す学生も。
このお陰か「子どものとき遊んでいた感覚を思い出して講義が受けられた」と言うリフレクションも。
リフレクションが早い
Microsoftのformを使うとあっという間にリフレクションシートが統計までされる:文字数がリアル授業よりも圧倒的にみんな書く(なぜだろう?PCの方がアウトプットしやすい?)
一人の学生はたぶん自分用にまとめたノートを貼って出してくれている。私が話した話題の一つ一つに感想が付いてくるので長いけれど、読み応えのあるリフレクションですごく読むのが楽しい。
まぁざっと上げただけでも、やりとりしている感覚は、なぜかリアルな時よりも多い気がしている。
Zoomで体操
実技体育は時間を短縮し、Zoomで30分、2コマやっている。
チームティーチングなので、どんな風に見えたか、聞こえたか、もうちょっと前とか後ろとか本当に些細な事だけど「どういう風に見えているか」を授業後にリフレクションをもらえるのでとても良い。毎回見やすさや、音楽のボリュームなど改善されてきて、とても快適。
重要な模倣中心の講義は、こんなちょっとしたリフレクションがとてもありがたい。
あとは自分自身、動いている自分の姿が見えるので、こっち側向いた方が、この体の伸びは分かりやすいかも、とか、この動きは背中の丸みが重要なんだが、見えてる〜?みたいなことが、自分の目でチェックできるのが新鮮。
つまり学生にどういう風に見えているのか、「学生と同じ視点で自分を見れる」というなんとも面白い現象なのだ。
自分の体を動かしているのに「あちら」に意識がある感じ。
とにかく、いろいろ面白い。
ただ、特に目と肩は悲鳴を上げつつあるので、労っていかねば。