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「ミシュランガイド」 インターナショナル・ディレクター  グウェンダル・プレネック氏インタビュー

12月22日今夜9時から放送の日曜劇場『グランメゾン東京』第10話
ミシュランの審査もついに目前に…!!

そこで、今回はミシュランの星、その指針を決めている「ミシュランガイド」 インターナショナル・ディレクター グウェンダル・プレネック氏のインタビューをドラマ公式noteアカウントで紹介いたします。

ー「ミシュランガイド」そしてミシュランの星が生まれたキッカケを教えてください。

ミシュランガイドは1900年に誕生しました。創業者であるミシュラン兄弟がこの本を作った目的は明白で、ドライバーに最高に快適な宿と食事を紹介するためでした。
ミシュランの星は素晴らしい料理を紹介するために1930年代に生まれ、5つの評価基準によって決められています。
1:素材の質
2:料理技術の高さ
3:味付けの完成度
4:独創性
5:常に安定した料理全体の一貫性
そして星は、世界中どこでも同じように素晴らしい料理であることの証です。
一つ星は、近くに訪れたら行く価値のある優れた料理
二つ星は、遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理
三つ星は、そのために旅行する価値のある卓越した料理
を表します。
ミシュランガイドは世界中に展開しています。そしてその地域の伝統文化に常に敬意を払い、料理のジャンルを問わず、その国の料理を紹介することを使命としています。

ーミシュランガイドの星には、どんな社会的意義があると思いますか?

ミシュランガイドのミッションは、最高のレストランや素晴らしい才能を持ったシェフを見つけ、フーディーズ(美食家)や食べることに情熱を持ったグルメたちにその情報をお届けすることです。私たちは、素晴らしい才能や情熱をもった人々を紹介するために存在しています。
ミシュランの星はシェフに与えられるものではありません。
その成功の証は、素晴らしい体験や時間をお客様と共有する、レストランのスタッフ全員に与えられます。

ーミシュランの三つ星という栄誉を目指して奮闘するこのドラマ。どのような物語になって欲しいと期待されますか?

三つ星は、まさに究極の成功であるといえます。それにはたくさんの仕事、責任、情熱、チームワーク、才能が不可欠です。
三つ星を獲得するための特別なレシピはありません。その道のりはそれぞれ違います。シェフとそのチームは三つ星のレベルに到達するために自分たち自身のやり方を見つけるべきです。

ーミシュランの星を目指す日本のシェフたちに、メッセージをお願いします。

皆さんが望む成功を祈っています。
ミシュランの星の評価を得るためだけに仕事をしないでください。お客様に喜んでもらうために仕事をしてください。
お客様の瞳の中に、星を輝かせてください。

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