G1日本ダービーの馬券内馬はこう探せ【2024年更新】
息子よ、この記事を見ているということは君も競馬をやるようになったんだな。
君のことだから競馬でも勝ち続けているかもしれない。
だがな、競馬はやり続ける限りいつか絶対に負けてしまう。これはルール上仕方のないことだ。
この記事は競馬で負けて悔しいと思ったときに1つずつ読んでくれ。
親父の私が、これまでの数十年の競馬歴で学んだことをここに書いておく。
日本ダービーの馬券内馬はこう探せ
先週のオークスはどうだった?当たったかい?
この記事を書いている年はリバティアイランドという馬が凄まじい勝ち方をした。
今年は三冠を取るだろう。秋の秋華賞が今から楽しみだ。
さて、今週は待ちに待った日本ダービーだ。
もしかして現地に観戦しに行ったりするんじゃないかい?
現地に行くんだったら必ずこの記事を読んでから行くんだぞ!
それでは、これから日本ダービーで狙える馬の条件を紹介していこう。
【前走皐月賞組】皐月賞で5番人気以内or5着以内
前走皐月賞組の取捨は明確に決まっている。
・強い馬だが、皐月賞は適性が合わなかった馬が巻き返す(5番人気以内)
・その世代の強い馬が、そのまま日本ダービーでも頑張る(5着以内)
のどちらかの馬しか日本ダービーでは来ないのだ。
過去10年で前走皐月賞組は93頭いるが、上記の条件に該当しなかった馬の成績は、0-0-0-35(複勝率0%)と悲惨な結果になっている。
前走皐月賞組はこの条件だけ見れば十分だ。
ちなみに、前走皐月賞組は上記の条件に加えて、「上がり5位以内」という条件を追加すると、8-8-4-13(複勝率60.6%)と凄く良い絞り込みになる。
【前走皐月賞以外】前走3番人気以内かつ2着以内
皐月賞組以外の取捨もある程度明確に決まっている。
基本的に牡馬の強い馬は軒並み皐月賞に出るため、それ以外の組から日本ダービーで馬券内になるほどの馬となると、前走で人気をしながらちゃんと好走している馬に限られるのだ。
過去10年で前走皐月賞以外だった馬は84頭いて、成績は2-1-4-77(複勝率8.3%)となっている。
その中で前走3番人気以内かつ2着以内の馬の成績は、2-1-3-31(複勝率16.2%)なのに対し、この条件に該当しなかった馬の成績は、0-0-1-45(複勝率2.2%)と悲惨な結果になっている。
馬券内になっている馬もいるが、前走3番人気の馬と前走2着の馬のため、基本的にはこの条件で評価しても問題ないと思う。
【通算戦績】1800m以上のレースでの勝利経験、かつ重賞で連対経験があること
日本ダービーはレース経験も非常に大事になってくる。
特に2400mという3歳の馬にとっては少し長い距離であるため、比較的長い距離での好走経験というのが重要である。
過去10年の日本ダービーの3着以内馬について、
・1800m以上のレースでの勝利経験がある(長い距離にも対応できる)
・重賞で連対経験がある(実力がある)
の2つの条件をクリアした馬が30頭中28頭を占める。
この条件に該当しなかった馬は2頭いるが、どちらも皐月賞3着以内であった。
日本ダービー以前の世代レースで最もレベルの高いレースは皐月賞だから、その3着以内馬は特別に評価しても良いかもしれない。
【騎手】継続騎乗、または前走1着であること
有名な話だが、日本ダービーは騎手が乗り替わった馬の成績が著しく悪い。
おそらくはどの馬も日本ダービーを目標にしているため、馬主側もその前哨戦から騎手に相性を確かめてもらいたいのだろう。
過去10年の成績では、継続騎乗の馬の成績が8-9-8-94(複勝率21.0%)であるのに対し、乗り替わりになった馬の成績は2-1-2-54(複勝率8.5%)と2倍以上の成績の差がある。
前走から乗り替わりになった馬でも前走で1着だった馬の成績は、1-1-1-9(複勝率25.0%)と比較的ましな一方で、前走2着以下だった馬の成績は、1-0-1-45(複勝率4.3%)と悲惨な結果になっている。
ちなみに、上記で勝った1頭は、2023年にテン乗りとなったD.レーン騎手のが皐月賞2着からダービーを制したタスティエーラである。
※3着のもう1頭は2014年のマイネルフロスト
とは言え、乗り替わりの馬をどうしても狙いたい場合は前走1着の馬だけに絞るのが良いだろう。
日本ダービーの馬券内馬のオススメ条件は以上である。
最後に、日本ダービーでオススメの条件を教えよう。
■ 2000m以上のG1、G2で3着以内の経験がある馬を狙え
過去10年の日本ダービーの馬券内馬30頭のうち、実に27頭がこの条件を満たしている。
出走頭数に占める割合が半分くらいなことを考えると、実に面白い結果になっている。
是非参考にしてみてほしい。
さぁ、日本ダービーはお祭りだ。楽しんで来い!