ゲーセン慕情04 「ゲームセンターを包む音。」
ゲームセンターは音に溢れています。
デッデッデッデッ、ピーン、プキュン、ピーンプキュピーン、ワワワワワワワワ、ピ‐ン、ファファファファファ
とか
テレレレレッテーテレレレレッテーテレレレレレレレテーレッレッレーテレレレ
とか
テンテテンテテレレン、ビャッビャッビャッビャッビャッ、ホイヤッ
とか
ハドーケン、ハードーケン、ショーリューウワーウワーウワー
とか
テッテレッテッテッテッテテテールー…デンデンデデデデーイトー(以下検閲)
ゲットレディ、キイイイイイイン(ビー)ユーガッタヘヴィダメージ!
みたいなあらゆるゲームの音が指揮者もいないコンサートホールで好き勝手に鳴り響いている訳です。
では雑音なのか?
ここからは人それぞれになってしまうのですが、特定の人間にとっては心地よい環境音楽に聞こえてしまうのです。
何というか、あらゆる飯の友を一斉にご飯にかけて食べた複雑な味というのでしょうか。
マナー的にも決して上品ではない食べ方ですが、その味は深く鮮烈・・・要は「旨けりゃそれでいいんだよ!」ってやつです。
目を瞑って自分が今ゲームセンターに居ると考えた時、貴方の脳裏に浮かぶ音はどれでしょうか?
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<ゲーセン慕情>
幼少期から積み重ねたゲームセンターに向けての想いを語っていきます。