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大吉出るまで回せ回せ回せ〜 (ルーレット式おみくじ器)

私自身が積極的に体験できた・・・という立ち位置では無いのですが、レトロ系飲食店(純喫茶とかあれこれ)にこれがないとぽっかり穴が空いた様でテーブルの景色が寂しいなと思うアイテムがございます。

見よ、その堂々とした佇まい


ルーレット式おみくじ器(卓上小型自動販売機)ですね。

若い人にはナンジャラホイ?(死語)といった類のアイテムかとは思いますが、案外レトロブームやら何やらでご存じの方も多いのかも知れません。

こちらは100円玉を自分の星座の投入口に入れてレバーを引く・・・とてっぺんのルーレットがジャララララララと勢いよく回っておみくじが出る仕掛けです。

ほうほう、ではルーレットは賑やかしね!


と思ってしまいそうなのですが、ちゃんとルーレットにも役割があって止まった数字とおみくじを照らし合わせることで運勢を占うのだそうな。

・・・そうなって他人事感満載やなぁと思われたかも知れませんがそれもその筈。

私そんなに積極的には回した記憶が無いのですよ(;´Д`)

いえ、リアルタイムで馴染んだアイテムではあるのですが幼児にとって100円は大金です。特に今より100円の価値が高い時代でしたからジャラジャラ回して紙切れが出るだけの遊びをする位ならテーブルゲーム機に100円玉を捧げるよなぁと(゚∀゚)ノシ スグ GAMEOVER ダカラ ドッチモドッチ?

なので回す大人を眺めて、時には代わりに回させてもらえて(その人ではなくおいらの運勢では?)楽しんだ覚えがある程度なんですよね。

では大したアイテムでは無いのかといえばそんな事はなく、レバーを引くギミックとルーレットの意外なまでの本格感が100円玉を投入しただけの満足感を与えてくれます・・・あ、おみくじのこと忘れとったわ(゚д゚)

一見玩具っぽいけどこれは
本物のルーレットだ!
(幼児大歓喜)


またちょっと技術的な話をするとコイン投入口は100円玉しか受け付けないのですよね。


そんなん当たり前やろ?


と思う方、星座って幾つありましたっけ?

要はあのちっちゃなボディに(見た目)12個分の100円玉のみ通す投入口がついているわけですよ。そして電源は全く使わない・・・勿論電池も。

見えない箇所で工夫された内部構造


よくよく観察してみるととても工夫が詰まったアナログガジェットなのですよねぇ。

実際に当時は面白がられた様子で多くの人が今より価値が高い100円玉を放り込んだおかげでそれなりの儲けになったそうです。

現在も国内で製造/保守を続けているメーカーは北多摩製作所だけであり、なんと所在地の岩手県滝沢市の特色ある産業品としてふるさと納税の返礼品にもなっているとか。

他メーカーも作っていた頃やルーレット式が大当たりする以前には灰皿がついてたりドライフラワーがディスプレイされたものもあったらしいです・・・言われてみれば薄っすら覚えがあるなぁ( ˘ω˘)

最初モノダマシイに紐付けましたがこれは完全アナログな遊びというか娯楽だよなぁと存在を忘れていたごっこあそびでごぅ!に紐付けし直しました。

ストック箱から記事を蘇生できる程度にはメンタルを少しずつ復調させておりますので巡回再開までもう少々お待ちくださいませ。(人様の記事は雑な気持ちで読みたくない派)


<前のお話>

<ごっこあそびでごぅ!>
アナログ的な遊びを紹介してまーす(゚∀゚)


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