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【MD】新規で超強化!六花 [実践編]

おはようございます。Gupta(グプタ)です。
このnoteは[紹介編]の続きとなります。ご注意ください。

[紹介編]はこちら

さて、[実践編]では細かなプレイングなどを中心に解説していきたいと思います。かなり長いのでご注意ください。

構築面について

まずはデッキ構築を再掲します。

実はセラフィマジョラムもロイヤル加工

【サンアバロン】初動の不採用

サンアバロン初動は《聖種の地霊》1枚から植物族を4面展開し任意の植物族をサーチ&リクルートできる初動です。ゲニウスロキのサポートはとても豊富で安定感と展開力の塊です。不純物は2枚で多くの植物族デッキの初動となります。
しかし六花では、横展開を伸ばすメリットが(特に現状のカードプールでは)無く、初動が既に十分足りているため採用していません。素引きしたくないカードが2枚入り、誘発受けの弱い初動が過剰に増えるだけなので今のところは要りません。
(※《森羅の舞踏娘 ピオネ》《ネコーン》が実装された場合かなり価値が上がります。)

《六花絢爛》でリリースした場合の他のサーチ先

《六花絢爛》は効果の仕様上、リリースして発動する場合、サーチ先六花と別名同レベルの植物族がデッキに必要となります。このデッキでは、レベル4の《六花聖プリム》+《六花のしらひめ》、《六花聖プリム》+《にん人》、《六花のしらひめ》+《にん人》の組み合わせでのみ使用することになります。
ここで、レベル1、レベル6、レベル8をサーチする場合にリリースして使用できないことが懸念材料になります。
《六花精ボタン》《六花のひとひら》はリリースしながらサーチしたい場面があまり存在せず、《六花精ボタン》に至ってはランク6に繋げたい時がほぼ無いので考えなくて良いです。一応、植物族レベル1はとても優秀な展開カードが多くありますが、それらは初動展開の補助、貫通に使いづらいので不採用です。
となると、絢爛でリリースしつつサーチしたい場合のある《六花精スノードロップ》と共にサーチするカードとなりますが、まともなレベル8植物族が《セリオンズ“リリー”ボレア》しかおらず1択になります(《六花精ヘレボラス》?チョットワカラナイ)。ボレア自体は素引きしても余り悪くないカードで採用候補となりますが、プレイングでケアできる範囲なので今回は不採用としました。

《バラガール》の不採用

棘痛そう

緩い条件で自己SSでき、また毎ターン自己回収できる優秀なリソースカードとなっています。
今回は、横展開を重視せず、チューナーという優秀なステータスを活かすことができないので不採用にしました。レベル3で絢爛でサーチできないのも惜しいですね。

《金満で謙虚な壺》

EXを削っても戦えるため、初動安定、回答札のサーチのために採用しています。
飛ばすカードについてですが、基本的には3枚、初動が無い場合や特定の回答札を探す場合は6枚飛ばしとなります。
3枚飛ばしの場合ですが、余程のことが無い限り《聖天樹の幼精》《聖蔓の守護者》《アロマセラフィ-ジャスミン》になります。
6枚の場合ですが、上記3枚に加えて、
・ガンマを使う予定が無いなら《PSYフレームロード・Ω》
・長期戦をしないなら《六花聖ストレナエ》
・横展開を伸ばさない、破壊耐性が特に刺さらない場合は《六花聖カンザシ》
・相手のライフが多少削れている、セットカードが特に脅威でないなら《No.87 雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ》
・最終手段を使わないなら《天霆號アーゼウス》
の中から3枚選んで除外することになります。

《PSYフレームギア・γ》

紙のレシピでは絶対に採用されない、MD独自の隠れた六花の最強カードです。
六花は初動として《ローンファイア・ブロッサム》、《六花聖ボタン》、《六花絢爛》などを使用しますが、ここに増Gやうららを撃たれた場合にガンマを刺すことができます。Ωのハンデスで相手デッキを見れると爆アドで、盤面選択をかなり有利に行えます。そして六花の植物族縛りは発動後に付くものなので展開も問題無く行えます。
また、後攻で《六花来々》+《六花絢爛》or《六花精ボタン》で入る場合にも妨害の踏み越えで活躍します。デュエル中盤でも、六花は盤面が基本0~2体程度で戦うので盤面が空きやすく腐りにくいです。中盤以降、Ωで墓穴されたひとひらを戻したりリーサルを取るのに活躍してくれます。
もちろん、相手の先攻展開を止める誘発としてもずば抜けて強いです。
六花のガンマ採用は誰も知らないのでほとんどケアされないのも強みです。

バック除去系

バック除去は今回《コズミック・サイクロン》2枚のみの採用としました。バックに触る手段がかなり少ないデッキなので、環境によってもう少し多く積むのもありです。来々、ひとひらが場に残る関係上、《ライトニング・ストーム》は若干使いにくいと思います。《ダイナレスラー・パンクラトプス》は打点面などでもかなり相性が良いと思います。リーサルを取れない関係上、《拮抗勝負》も良いです、ただし後引きが弱いですね。

《群雄割拠》《御前試合》

サイドカード(MDにもサイドありBO3大会があるため)の先攻札候補。ロック効果は強力ですが、六花のギミックが若干魔法罠に寄っており、サイチェン後のバック除去で一緒に死ぬのでおすすめしません。《神の宣告》などの方が良いと考えられます。

先攻展開について

先攻展開の基本は[紹介編]で説明したので、妥協展開や細かな優先順位なども解説していきます。

細かな応用展開

先攻展開は、来々+六花を揃えることを目標として動くと良いです。

この2枚はボタンSSで満たすことができるので、ひとひら1枚から、ひとひらはロンファ141から出すことができます。SS回数を削るのためにロンファから直接ボタンを出すこともできます。2枚初動でも普通に揃います。

来々+六花からは基本的に絢爛をセットしプリムしらひめからストレナエ、SS数を減らすために絢爛からしらひめのみサーチ、またはうすらいセット(絢爛発動済みなどでも)となります。

1枚初動については、ひとひら>ロンファ>141>>絢爛 の順で強いと思っておくと良いです(141は手数になるので本質は1枚での強さだけではありませんが)。
ひとひらロンファを両引きした場合、ロンファをリソースとして残すためにひとひらから入ります。ただし、ガンマを引いている場合はワンチャン相手のGうららを刺せるのでロンファから入ることもあります。対戦相手の練度を見てどうぞ。
ひとひらのサーチ先はボタン、ボタン素引きで予備ひとひら、ボタンひとひら素引きでスノドロの順です。ひとひらは手札墓地に1枚ずつ構えることで返しのターンの踏み越え性能が格段に上がります。
ボタンのサーチは来々、来々素引きで絢爛、来々絢爛素引きで2枚目の来々の順になります。うすらいは基本来々でセットします。サーチ先が読まれないよう、先に来々は発動しない方が良いです。
また、来々絢爛が揃っている場合、絢爛でリリースしてサーチする前に先に来々でうすらいをセットする効果を発動しましょう。(うららケア)

2枚初動については、NS植物+ボタン、NS六花+来々などがあります。
このように見ると、デッキに不純物がめちゃくちゃ少ないのが分かると思います。これが「六花モンスター以外を入れたくない」という理由です。

続いて、先攻の盤面展開を誘発受け、捲り札受けを中心に説明していきます。また、逆に対六花でのそれぞれのカードについても触れていきます。

六花は抜群の誘発耐性を持ち、貫通力,妥協案などどこも優れています。

《増殖するG》

増殖するGは重くないです!!
(死ぬほど受けが良いがノーダメージとは言ってない。止めれるなら止めたい。)
初動によりリソース量に差異はありますが、0~1ドロー以内に2妨害以上を構えることができます。例えば、ロンファ、ひとひら、植物+ボタンなどの初動では、ボタンを出し来々でうすらいor絢爛→しらひめで1ドロー2妨害以上を作れます。要するに、場に六花を用意し来々を貼る=ボタンをSSする というのが1回のSSでできる場合(ほとんどの場合できる)は全て最低限2妨害を作れます。
なお、中盤以降のGは相手モンスター除去しつつ普通にしらひめで無効にするという択が出るので…

六花と対面する場合はGは展開を牽制させる役割以外、1-1交換以上は見込めないと思った方が良いでしょう、それでもGは強いですけどね。
ガンマケアは忘れないように。

《ディメンション・アトラクター》

六花は墓地にリソースを残すのでアトラクター受けは悪い……ように見えて全然そんなことありません!(受けがかなり良いだけで無傷とは)
ロンファ含めアトラクターで発動不能になるようなカードは無く、G受けする場合と同じように妨害を構えることができます(なるべくカードを除外したくないため最低限の動きで)。ただし、アトラクターを投げるデッキは【ふわんだりぃず】【エクソシスター】稀に【スプライト】なので、場合に来々ボタン手札にしらひめを構え、モンスター効果無効+相手モンスターリリース を構えることになります。うすらいはうすらい自身が除外されるのが重い上、ふわんへの刺さりが悪いです。

対六花へのアトラクターですが、全然刺さりが悪いカードではないので普通に仕事してくれます。六花側としてはひとひらの墓地リソース、ストレナエで拾う択が消え、動きも大幅に狭まるので確実にアドを取ることはできます。

除外系メタに関してですが、ストレナエの②の効果は除外されても素材にする効果まで問題無く使用できます。

《ドロール&ロックバード》

ちょっと痛い誘発です。ひとひら処理後に撃たれた場合、来々、しらひめ素引き以外で妨害が作れない為かなり厳しいです。逆にボタンでのサーチ後はG受け展開で妥協できます。また、テラフォ、金謙、初手絢爛でのサーチ後の場合、ひとひらの隠された効果でしらひめをおろまいすることで1妨害を作れます。

《原始生命態二ビル》

基本刺さりません。ロンファ初動で無い場合、5回目の特殊召喚でストレナエが立っており、ストレナエがリリースされるだけなのでティアドロップが出てきて状況が悪化します。お疲れ様です。
中盤以降はしらひめ(ry

《アーティファクト・ロンギヌス》      ……(笑)

ここまでは1枚でデュエルを左右する誘発を紹介しましたが、1-1交換をする誘発についても記していきます。

無効系誘発

《エフェクト・ヴェーラー》《無限泡影》《朔夜しぐれ》《灰流うらら》《屋敷わらし》などです。
泡ヴェーラーしぐれは常にサーチ,展開予定の次のカードを素引きしていると貫通できます。ただし、ロンファは絢爛ボタンを素引きする必要があり、来々素引きでの貫通ができないため比較的撃ちどころと言えます。
うららもモンスターへ打つ場合泡ヴェーラーと同じですが、モンスターをリリースして発動した絢爛に打つことでほぼ完全停止させる能力があります。植物族縛りがついていない場合ガンマされますが、ひとひら来々でほぼ植物族縛りが付いておりその上でガンマを引かれていたら事故です。
わらしですが、基本展開に撃つ場所が無く、次のターンのストレナエの②かひとひらの自己蘇生に撃って1-1交換を狙う形になります。仕事は十分果たせます。

《D.D.クロウ》

わらしとほぼ同じ役割です。

《幽鬼うさぎ》

来々に撃たれるのが素直に痛いです。発動ターン1などはないので2枚目を貼ることはできますが、セット効果が名称ターン1で止められるので痛いです。セット先を素引きしてもシャドウディストピア効果が使えないのが辛いです。

《PSYフレームギア・γ》

ガンマが刺さらん中速デッキが存在するなら教えてください。使いたい。

ここからは捲り札、他汎用札についてです。

モンスター無効系

《無限泡影》《禁じられた一滴》《冥王結界波》などです。
泡はストレナエにしか対象に撃つタイミングが無く、基本仕事をしないです。禁じられた一滴、冥王結界波はストレナエで出てきた先に撃つこと自体はできますが1-1交換以下なのでとても弱いです。

バック除去系

《ハーピィの羽根箒》《ライトニング・ストーム》《ツインツイスター》《コズミックサイクロン》などです。
魔法無効は中盤以降の魔法素材《神樹獣ハイペリュトン》でしか行えないのでかなり刺さります。しかし、絶対に1妨害は残すことができます。

《拮抗勝負》

比較的刺さる札です。罠無効は構えられない都合上、効果は通ります。来々、うすらいは1枚で仕事をするカードではないので場に残せず、残るのが場の六花+しらひめの1妨害となります。ストレナエが残っていれば2妨害にはなりますが、回収がほぼ不可能な状態に来々、うすらいが送られるのが痛いです。
拮抗勝負のチェーン上でストレナエをリリースできた場合、処理後にストレナエでEXから引きずり出せるので来々を残すことができます。よって、チェーンして増Gを撃ちうららを撃ってもらったり、中盤で場がティアドロップ+ストレナエの場合はティアドロップでリリースするなどで最悪の事態は避けられる可能性があります。

壊獣系

え?!ハンド1枚使って高打点モンスタープレゼントしてストレナエをリリースしてくれるんですか?!?!
冗談はさておき、ストレナエから出てきたモンスター1体を除去されても痛くないです。エンドフェイズにひとひらが帰ってこないのは残念ですね。
中盤以降に六花ネームを場から消されるのは脅威ですが、基本ストレナエが場に居る関係上痛いシーンが無いです。

モンスター除去系

《サンダー・ボルト》《月女神の鏃》などです。場に六花モンスターが存在しないとしらひめは発動できないため、めちゃくちゃ痛いです。来々+うすらいの妨害が残っていたら嬉しいな………

SS高打点系

《ダイナレスラー・パンクラトプス》《獣王アルファ》《サイバー・ドラゴン》など、チェーンを組まずに特殊召喚できる高打点モンスターです。上記のモンスター除去系と同じで場の六花ネームを消されるのが痛いです。パンクラに至っては来々+うすらい+ストレナエ+墓地しらひめの4妨害のうち3妨害を1枚で踏んできます。なんで制限解除したん???
ちなみにパンクラSSからカグヤNS効果を使ってしらひめのコストでパンクラ失った哀れなカグヤ使いがいました。モンスター効果発動は気を付けようね。

《墓穴の指名者》

モンスター効果を発動する前にしらひめを除外することで妨害を踏めます。次のターンの展開にも影響があり強力です。ただし、チェーンして発動しようとすると既にコストでデッキに戻る点、無効化されていてもコストでデッキに戻し自分モンスター(来々で相手モンスター)をリリースできる点には注意しましょう。

総じて、尖ったカードはほとんど刺さりませんが、普通に強いカードが普通に刺さる、といったデッキです。

後手展開、中盤終盤について

後攻での立ち回り方

基本的に誘発でフル展開は止めている前提となります。

後手の手数として、最も強力なのが《六花来々》になります。来々が通った瞬間、相手は問答無用で妨害モンスターを消されることになるのですぐに除去しなければいけません。来々には発動ターン制限が無いので重ね引く分だけ魔法罠除去,無効への手数となります。
そして、来々への妨害を止める役割を持っているのが《PSYフレームギア・γ》《六花のしらひめ》になります。当然ですがガンマの場合は場を空けて、しらひめの場合は場に六花モンスターを出す必要があります。ガンマの使い方は良いとして、しらひめの場合召喚権が足りないように思われますが、来々が通れば相手モンスターをリリースしながらボタン、絢爛を通せるのでリカバリーができます。また、しらひめが無条件で特殊召喚できるのも活かしたいですね。ただし、プリムは自分フィールドのモンスターがリリースされないと誘発されないので注意。

正直、六花の手数自体はそこまで多くないので誘発で止めるか捲り札に頼るしかないです。個人的には誘発の方が相手の盤面をコントロールして通したいカードへの妨害を減らしたりできるので、誘発を多めにしています。

このように展開を通していきますが、六花では1Tで捲りきれないため、複数ターンに渡って場を整えていく形になります。一応、アーゼウスで全て壊すプランもあります。

中盤以降に意識すること

中盤以降も先攻と同じように、来々+六花名称 を維持して戦っていくことになります。基本的には来々+うすらい+ストレナエ+しらひめ の妨害を中心にしますが、さらにストレナエで出したモンスターやスノドロからの8Xでの妨害も追加されます。

場に六花名称を維持する

中盤以降は常にしらひめで牽制を入れ続ける為に、場に六花名称を残しながら展開することが重要です。しらひめは手札からでも②を使えるため、常に存在をちらつかせることで、相手はモンスター効果を発動するとこちらのモンスターを問答無用でリリースされてしまう、と思わせることができます。
特に自分モンスターをコストでリリースして効果を発動した瞬間に、場から六花名称が消えることが多いので気を付けたいですね。

追加の妨害よりリソースを用意する

六花で8Xを正規召喚して、妨害を作る,詰ませる,リーサルを取るのは、その動きで確実に勝ちにいける場合のみになります。特に後続が切れている場合は、スノドロを使ってでもストレナエを作り、リソース回復をしたいです。
このデッキは後続維持の動きをするだけで自動で来々+うすらい+ストレナエ+しらひめの妨害ができるので、リソースが削れている相手に対しては十分に戦うことができます。
リソースですが、予備の来々、しらひめが手札墓地に計2枚、手札墓地にひとひらor手札にロンファ、あたりがある時点で十分になります。割とすぐ揃います。

しらひめうすらいの切り方,ストレナエで出す択

このデッキで最も思考するポイントです。しらひめが相手モンスター効果にしか誘発して発動できない点、リリースするモンスターは自分,相手モンスターならどれでも良い点、リリースがコストである点を考えて戦います。

しらひめは、相手モンスター効果にしか発動できないので当然相手の展開でどのタイミングでモンスター効果を発動するかを知らないといけません。そして、しらひめのコストで相手モンスターをリリースする場合、そのモンスターは効果を発動したモンスターでなくてよく、リリースしたモンスターのチェーンを許さないということを活用する必要があります。
例えば、相手にうーさが居る状態でラドンの効果を発動した場合、うーさをコストにしらひめを発動すると、うーさは無効を発動する間もなく除去され、ラドンの効果を止められます。
このようにリリースを他のモンスターにすることで、しらひめ1枚で2体分を無力化することができます。つまり、受け身だが絶対に止められない除去効果が使えるということです。この除去効果を誰に使用するかを常に考える必要があります。
また、必ず相手モンスターをリリースする必要はなく、ストレナエをリリースし妨害を作る選択肢も残されています。

うすらいはシャドウディストピアデッキでの弩級部隊と使い方がほぼ変わらないので分かりやすいと思います。ただしこちらもストレナエをリリースする択があります。

ストレナエで出すモンスターですが、基本的にはティアドロかペリュトンになり、一応クイーンオブナイツの択もある程度だと思ってもらえると良いです。
ティアドロップは六花名称がとても優秀でシンプルな除去効果を持ち、自身の効果で3000打点があり、比較的場持ちは良いです。多くの場合に出すことになります。
対するペリュトンは、植物族に珍しい無効破壊の妨害ができます。しかし、ストレナエで出したターンはモンスター効果しか止められず、打点も不安で自分ターンには無効効果を使えないため、あまり場持ちは良くないです。しかし。自分ターンまで生き残ることが出来れば、モンスターか魔法を素材に埋めて、強い妨害として活躍してくれます。
クイーンオブナイツは気休め程度の伏せ対策、そしてリーサルを取るために使います(後述)。
アルセイはトップ固定で詰ませるために使いますが、起動効果のため、自分ターンにストレナエをリリースした場合のみになります。
カンザシは実質破壊耐性で六花名称を維持できます。ドリブルが上手い。

終盤の動き

デュエル終盤には、詰ませる,リーサルを取るというのを狙っていきます。このために使うのがスノドロからの8X正規召喚になります。

《森羅の守神 アルセイ》での詰み

終盤の六花に、「相手を詰ませる」という選択肢を与えてくれるカードです。相手フィールドの1枚では動けないカード、明らかに腐っていそうなカードをトップ固定することで相手のトップ解決を消します。正規召喚されたアルセイが居れば2ターンに渡って効果を使用できるため、ゆっくりライフを削ることができます。ペンデュラム、割拠などと思われる刺さってない罠、コンボパーツ、誘発や《PSYフレーム・ドライバー》などをトップ固定してあげましょう。

《六花聖ティアドロップ》を使ったリーサル

リーサルを取りにくい六花でも、一応確実に8500リーサルを取る方法があります。この動きは相手の手札が全て割れているなど不意の妨害が飛んでこない場合に行います。ターンが帰ってくる際に盤面にそれなりのモンスターが居ないと行えません。やり方は、素材を持ったストレナエとティアドロップを並べることです。すると
ストレナエ2000からティアドロップでストレナエリリースしてクイーンオブナイツを出す、ティアドロップ3000とクイーンオブナイツ3200(+自身の効果で300パンプ)
でリーサルを取ることができます。

このルートを使わなくても、単純に打点が高く除去持ちで六花名称持ちなのでライフを削る場合はよく出てきます。

有利対面,不利対面

ここからは環境に多いテーマとの有利不利について記述していきます。

スプライト

かなり有利な部類です。先攻で来々+うすらい+ストレナエ+墓地しらひめの2枚初動展開が通ると、NSとスターターを潰した上でリソースを大幅に削れるのでほぼ勝てます。相手の誘発もかなり貫通でき、妥協展開でもしっかりと召喚権を潰せます。また、相手をコストでリリースできるため、レッドキャロットでしらひめうすらいを踏めないのも強力です。
後手でも、多く採用している誘発でキャロットスマッシャーズへのアクセスを中心に止めることで、来々を通して妨害を乗り越えることができます。

エクソシスター

微有利です。こちらが1枚初動の妥協展開を通せば、相手は3枚以上の展開札を要求されます。相手の誘発もそこまで多くなく、アトラクターも貫通できるので問題無いです。こちらの誘発はしっかり刺さるのでかなり良いです。後手の場合、シスター側がマニフィカリタニアを構えた場合、来々も召喚権も除去されてかなり詰みに近い状態になります。誘発でリタニアへのアクセスを中心に止めることになります。リタニアがなければ基本的に1妨害程度なら乗り越えられるので盤面を固めて勝つことができます。
また、六花は墓地を動かさずに展開ができ、リソースに多少困る程度で相手のリソースの方が切れやすいため問題無いです。ひとひらは場に維持できるなおと良いですね。しらひめの②はコストでデッキに戻るため、バディスを踏まないのも優秀です。相手のデッキがわからない時にバディスを踏んだとしても、チェーン2の変身をしらひめで無効、チェーン1の変身をコストにリリースとすることで無力化できます。

烙印などの融合系

大体五分です。環境で見る融合モンスターでキツいのは、ガーキマ、フュリアス、デスフェニ、雷神龍などのフリチェ破壊系です。来々を割られるのが重いです。基本的には烙印融合自体や赫烙へのアクセスを中心に誘発を打っていきます。
フュリアス、デスフェニ、雷神龍については、普通にしらひめで無効にしたり、相手が甘えて優先権を渡したきた際にコストでリリースすれば対処できますが、ガーキマだけは別格です。基本的にはチェーン隠しをされるので、そもそも出させないプレイングが必要になります。よって、素融合や赫烙に合わせて場のモンスターを除去するといった対策が必要です。
しらひめ、来々の吐き方ですが、来々でリリースすると「効果で墓地に送られた」を満たさず「相手によって墓地に送れた」は満たすということに注意しましょう。シャドール系やクエリティスはコストにすると発動せず、ミラジェアブゼロはコストにしても発動します。妨害持ちが出てきても焦らず、相手の手数を見極めて、こちらのテンポを崩されないようにしましょう。
後手の捲り方ですが、まずはガーキマなど来々へ触れてくる動きを踏んで、その後に来々で相手をコストに動いていくイメージです。墓穴を温存したいなど、エンドミラジェを止められない場合、カンザシ正規召喚から手札の植物をリリースし六花名称を場に維持するという動きができます。特にストレナエ+カンザシの盤面を目指すことが多いです。
リソース勝負ですが、単純なデッキパワーでのリソースは基本負けています。しかし、こちらが妨害を構えて待っているだけで相手はリソースを使って動かざるを得ない状態になります。こちらのリソースが一気に消されることは無いので、リソースを使わせてから妨害を当てることで押し勝てます。
中盤以降余裕が出てきたら魔法素材のペリュトンが活躍します。発動無効なのには注意。

あっ、いつも絢爛の「コスト」で墓地に行くミドラーシュさんじゃないですかこんにちは!
(なお来々アプカロは普通に痛い)

イシズ系

五分だと思います。最低限誘発があり相手の先攻展開が止まる可能性は十分にあります。こちらの先攻でも4妨害で止めることは比較的できます。
ただし、芝刈りなどをメインギミックで止められず、通ってしまうと終わるカードはあります。(そもそもどのデッキでも通ったら終わる)
イシズとメインギミックの関係ですが、アギケルなどで落とされて困るデッキに居て欲しいカードは来々絢爛などで、ストレナエで拾えるのでどうにかなります。何もかも落ちたらもう事故で良いです。それ以上に、ひとひら、しらひめ、にん人など、墓地にいると強いカードもあるので、そこでムドケルを使わせることができます。ムドケルを受けるとリソースの確保は少し厳しくなりますが、展開自体への妨害はされないので比較的きつく無いです。
LO系でのGツッパですが、場に六花名称がいると引いたしらひめがそのまま誘発として妨害してくれたり、耐える算段はあります。ターンさえ回って来るなら、来々連打などの手数で捲れる可能性は大いにあります。

ふわんだりぃず

五分以下です。序盤で上級へのアクセスを止められるとかなり強く立ち回れます。しらひめ来々が普通に刺さりますが、こちらの後手でらいざーを六花NSに、巨神鳥を来々に当てられるとやばいです。すとりーもきついです。夢街で裏側になると六花名称は消えますが、六花カードのコストにはちゃんと使えます
ふわん側の誘発、捲り札は刺さらないのでこちらが先攻なら比較的有利に戦えます。
なお、リソース戦になった場合、リソース差で絶対に勝てないので上級を全員墓地に叩き落とすくらいの気力が必要です。

神牌

不利です。六花は魔法罠に無力です。なんかもう全部痛いです。
ただしスプライト型はスプライトに近いので、普通に妨害を刺してリソース差で勝てます。最もにん人の1900打点が輝く対面です。

罠系

不利です。罠重すぎます。先手後手両方きついです。割拠御前が刺さらない以外全部ちゃんと刺さります。どうにかして相手のリソースを枯らすのが勝ち筋になります。そこで、相手のスキドレを利用する方法があります。こちらはスキドレでひとひらやボタンでのサーチこそできませんが、展開、除去、妨害は手札墓地効果、魔法罠でできるのでドローゴーで揃えばそのまま戦うことができます。ストレナエで高打点を出しやすいのも良い点です。

(ロンファは御前下でもデッキにロンファが居れば発動でき、効果処理時には場にモンスターが居ないため水属性も出せます。)

アダマシアなどの高速展開系

五分〜微有利だと思います。相手の先攻展開を全て通してしまうとほぼ詰んでしまうので、誘発で止める必要がありますが、こちらの作る妨害はかなり刺さっているので、リソース勝負に持ち込めれば勝てます。よく採用される冥王などの尖った捲り札がこちらに一切効かないのも良いです。アーゼウスは何素材でもしらひめ来々で止まるので相手が狙っていそうなら初見殺ししてあげましょう。
ただし来々が通らないと死にます。

環境外に対しては

大体カードパワーで押し切れます。六花でこんなこと言えるのは感動です。ただし魔法罠には無力なのは変わらないので気をつけましょう。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。MD環境でなぜか研究されていなかった【六花】について、かなり詳しく解説できたと思います。六花というテーマは、「ファンデッキにも歯が立たない」状態から、たった2枚の新規で「大会で勝てる」レベルまで成長し、独自の強みを多く持つ中速デッキになりました。これから《森羅の舞踏娘 ピオネ》や《ネコーン》などの実装、新たな展開の開発などで更に構築が変化していくと思います。とても楽しみですね。

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