【ガールズ・インタビュー 03】自分を見つめ直すという大切な一歩を踏み出すことができた(E.K.さん)
女子中高生のためのエンパワーメントプログラム、Girls Unlimited Program(GUP)。
本プログラムのOGであるE.K.さん(仮名)にGUPとの出会いやガールズに対してのメッセージをお聞きしました。(肩書きなどは2021年のインタビュー当時)
GUP参加当時
GUPのことは、学校の先生から紹介してもらって知りました。その時、私は米国への留学から帰ってきたばかりで、ちょうど新しいことに挑戦してみたいと思っていた矢先でした。また、”女性として私自身が社会に貢献できることは何か” を考えたいと思ったため、応募しました。
GUPで、山崎直子(※1)さんや社会でご活躍されている女性の方々のお話を身近に聞くことができたのは、とても貴重な体験でした。自身の将来について、高校生の間に考えることや、メンターの方々を交えたグループディスカッションを通じて、多様な価値観に触れることができました。高校生の頃は、将来は国際系の仕事がしたいと思っていましたが、当時は漠然と、国際系=旅行業界と思っていました。GUPでは、高い志を持った同年代の参加者や、様々なキャリアを歩んできたメンターに出会うことができ、また、自分が挑戦したいと思うことを臆せずに行うことの重要性と、違う分野でも社会で貢献したいと思える人と繋がりを持つことの重要性に気が付きました。
現在、そして未来
私は、今は大学で国際関係論を中心に、各国の多様な文化の共存をテーマに学びを深めています。今後はEUの政策を専門とするゼミに入り、イギリスの大学に留学したいと思っています。日本と異なる社会規範の中で、どのような文化摩擦や生きにくさ、或いは、生きやすさがあるのかについて、学びたいと考えています。
このような関心があるからか、まずは私自身が多角的な知識を持って物事を判断できるようになりたいと考えています。また、異なるバックグラウンドや分野の人との関わりは、今はとても限られていると感じるため、将来は、それを地域レベル、国レベルで変化させるような活動をしたいと思っています。海外では、自身の意見を発信する力が問われる事も多いため、ディベートや模擬国連といった活動を通じて、インプットと発言力の強化を積極的に行ったりもしています。
将来は、企業、NGO/NPO、アカデミアなど、具体的にはまだ決められていないのですが、日本と世界を繋げる仕事に就きたいと思っています。社会において相互理解が促進されること、そしてヘイトが増幅しないような制度や社会づくりに関わっていきたいです。
ガールズに一言
GUPは、ガールズが自身のやりたいことを共有したり、夢の実現に向かって応援し合えるコミュニティなのだと思います。はじめにお伝えしたような、女性の視点を活かして起業されている方などと繋がることができることも、とても魅力的です。それが社会における相互理解にも繋がっていくと強く感じます。
自分が思い描く夢や将来像というのは、常に悩んだり迷ったりすることだと思います。私はGUPに参加したことで、自分を見つめ直すという大切な一歩を踏み出すことが出来たと思っています。将来はどうなるかわからない時代だからこそ、これまで以上に、異なる視点を持った人と繋がり、新たなスタートができるかどうかが、重要なのだと思います。
E.K. さん(早稲田大学)
※1 山崎 直子(やまざき なおこ)宇宙飛行士。2010年、日本で二人目の女性宇宙飛行士として、国際宇宙ステーション(ISS)の組立・補給ミッションに参画した。
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