21歳初東京食生活⑤パンパンパンパンコーヒー
カタネベーカリー(代々木上原)
おすすめの一品はやさいのフォカッチャ。野菜のうまみが一番にきて、後から塩気でぴしっとされます。毎朝たべたいお味噌汁的立ち位置にしたいパンです。
日常的に買ってもらえる値段で食べてもらうというお考えのベーカリーさん。毎日食べたくなるパンばかりで、毎週末併設されているカフェでモーニングするか、パンを買ってコーヒーと一緒に代々木公園のベンチで楽しむかをしていました。ある日、隣でモーニングをした家族の息子さん(小学生)が八朔のジャムとパンを批評。自分の言葉で好きな点、そうでない点をすらすらと話しています。私が小学生の時、食についてのボキャブラリーは「おいしい」しか知りませんでした。食の英才教育受けてる…なんてステキ!
大学の講義をきっかけにお世話になっている先生のご協力のもと、片根さんとパン作りの本質やこれからのパン屋さんの未来についてお話を伺いました。この方にパン作りを教わったらどんな自分に出会えるのだろうとも思いました
塩パン屋pain・maison 銀座店
こちら、愛媛県を代表する塩パンが有名なパン屋さんで、その味は特産品にしたいほどです。塩パンを全国で初めて作られた、まさに「塩パンの父」(塩パンの母でもいいです)で、東京に2店舗構えていらっしゃいます。愛媛県から門外不出と思っていたら東京でも買えるようで、それはもうきゅぴーんとなりましたよ。
上表面は薄いフランスパンのようなパリっとした食感、下表面はより分厚くバリっと硬い食感です。半分に割ると、絹のように白く細い繊維?パンの中身が伸び、一口食べるとバターがじゅわっと染み出します。そのバターとトップに乗った塩のおいしさ中毒になりそう。コーヒーは必須。塩パンとコーヒーメヴィウスの中に入っていたい…。(愛媛の店舗ではコーヒー1杯無料サービスがついています)
パン屋塩見(新宿)
美味しいカンパーニュと食パン、かたいビスケットのみを販売するパン屋さん。地域から薪を集め、地域の皆さんに薪窯を貸出し、薪の灰は家庭菜園にお使いくださいというスタイル。地域の中でパン屋さんの存在がぐるぐるなっています。カンパーニュも食パンも酸味と小麦。甘いパンが苦手な方にぴったり。
カタネベーカリーさん同様、まちの日常のためにあるようなパン屋さんが好きです。という私好みのパン旅を計画してくださった先生が大好きです。
FarmMart&Friends(新宿)
こちらの雑穀ヴィーガンドーナツ、アマジョッパクテおいしい!佐藤敏、あ違う違う。砂糖と塩の甘さで10種類の雑穀の味が引き出されているんですよ~。ショーケースのクリームドーナツも大人気で、その日はキウイがなくなっていました。パン屋塩見さんのお隣にあり、ドーナツや全国各地の素材にこだわった調味料などを販売されています。東京に台所を持っていたら必ず買いたい。
ドーナツを待っていた時、お店の知り合いの知り合いの人がやってきた場面に遭遇。本当にFarmMart&Friendsやん!とわくわく。微笑ましくなりました。
FUGLEN TOKYO(渋谷)
カタネベーカリーの片根さんにお会いする前に先生と訪れたコーヒーショップ。(実はカタネベーカリーさんの初訪問は、この日のための下見リサーチでした。)お店の中も外もコーヒーを片手にお話しされているお客さん、本を読まれているお客さんなど、それぞれの時間でお店は満たされていました。
先生のお話によると、今コーヒー界では北欧系コーヒーが来ているそう。
北欧系=北欧で焙煎されたコーヒー
カルダモンロールを始めとした北欧系のパンと一緒に入ってきているようです。
コーヒー界の未来やパン屋さんの行く末のように、歴史を知って未来を考える。その過程の今の流れか~。とふむふむと考えることが楽しくて楽しくて…。
それでは!