これ読める?沖縄の難読すぎる軍用地名
有難いことに、最近、沖縄大家の会のYouTube動画を視聴した方から、お問い合わせが増えてきました。
元来、この動画の趣旨は、軍用地購入を検討されている方に向けた動画ですが、同業者の不動産業者からも質問が度々あります。
同業者の質問自体は、答えられる範囲であれば、すぐにお答えできますが、本に記載されている初歩的な質問は、「本を読んでください」としか、答えられません(笑)
本を買って、勉強してくだい‼
先日、沖縄の不動産業者から耳を疑うような質問がありました。
「嘉手納飛行場のしもせいとうは、何倍ですか?」
「しもせいとう」???どこかの製糖工場かと、一瞬チンプンカンプンなりかけましたが、嘉手納飛行場とあったので、北谷町下勢頭という地名のことだとすぐに分かりました。
「下勢頭」とは、「しもせど」と言います。地元の方なら、当然知っている
でしょうが、南部に住んでいる方は、知らないかもしれません。
ですが、沖縄の不動産業者であれば、地名は知っていて然るべきです。呆れてしまいました。
下勢頭のほかに、上勢頭もあります。「かみせど」と言います。沖縄の軍用地が所在する地名には、難しい読み方が多くあります。
ここでは、県民でも読みにくい地名を数例を挙げらます。すべての読み方を知っている人は、かなりの軍用地マニアです(笑)
嘉手納飛行場や嘉手納弾薬庫地区にある沖縄市の大工廻は、だいくまわりでは、ありません。「だくじゃく」と言います。
実際に、大工廻という性の方もいらっしゃいます。私が、昔、東京に住んでいたとき、東京沖縄県人会に大工廻さんが所属していました。最初、名刺交換した際、読めませんでした。その方が仰るには、父方が中部出身とのことでした。
同じく沖縄市の御殿敷は、「おどんじき、ウドンシチ」と言います。
うるま市の中心部にあるキャンプ・マクトリアスですが、西原と書いて「いりばる」と言います。浦添市にも西原(にしはら)がありますが、同じ字でも呼び方は異なります。
県内大規模の実弾射撃演習が実施されているキャンプハンセンですが、恩納村の喜瀬武原は、「きせんばる」です。
沖縄では、原は「ばる」と言います。街を歩けば見かける「○○バル」というお店。最近よく目に入ってくるようになりましたよね。
英語の「Bar」とスペルは同じですが、イタリア語では「バール」、スペイン語で「バル」と発音します。日本でよく耳にする「バル」は、スペイン語の呼称です。
同じバルでも、意味は全く異なります(笑)
他にも、難解な読み方は、たくさんありますが、今日は、米軍基地が所在する市町村の地名を取り上げてみました。
ところで、皆さんは、最近、地主会から届いた賃借料調書の地名を正確に読めるでしょうか?今一度、確認してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
出会いに感謝です!