狂風から身をかがめて
いよいよ、この感染症問題は連日メディアで言われている通り「重大局面」に突入してきた。
そういった状況なんだと突き付けらた出来事として、子どものころからのヒーローである「志村けん」さんが亡くなられたことが、自分にも非常に身近なこととして捉えられざるを得ない。メディアが日々の感染者数を毎日のように流していても、どこかで実感が湧きにくかった。(自分の危機管理能力の低さは反省しきり)
テレビをつければ、お決まりのギャグを毎年してくれる「いて当たり前」という絶対的安心感な存在がいなくなってしまったのである。もちろん一般ピーポーな自分には面識など当たり前になく、テレビの中だけでこの衝撃だ。志村さんの芸人としての素晴らしさは語るまでもないが、その衝撃が今のことの重大さを突き付けるには十分過ぎるといってもいいだろう。
加えて、政府から発表された全世帯「マスク2枚」支給。
エイプリルフールではなく本気のようだ。
言わずもがな、世の皆がもっとやるべきことがあるであろう!と思った一撃。
私は、障害上肺活量が通常の人の半分なので、今回のような肺炎を引き起こす感染は誰よりも命に関わる問題なのです。
治療薬の有力候補と言われている「アビガン」など、希望も見えはじめてはいるが、まだまだ完全な出口は見えない。
とにかく、しばらくはこの狂風に体が飛ばされてしまわないように、身をかがめてしのぐしかない。
この狂った強風が収まった暁には、この感染問題以前の普段から全くの出不精な自分でも、隣りの隣り町まで車いすを笑いながらこいでやる。
そんなおかしな行動を、早くさせてくれる世の中になるように。