長野堰をきっかけに地域資源と既存の交流に気づく〜北東西協議体で
ライフワークといってよい、協議体活動の記録記事です。
19日は、北東西協議体(北東西って?? の疑問はこちらをご参照ください)の会合の日でした。
群馬県にも21日にまん防が出る。というニュースが先日からまわるだけでなく、当の高崎市民が一番「今回はまずいぞ」と感じる状況でした。これまで群馬は多いといわれても、高崎とは文化圏が違う東の方中心でした。しかし今回は、高崎も先頭を走ってしまっていましたので。
ですから、開催も危ぶまれました。しかし、北東西は比較的人数が少ないということもあり、今月は予定とおり開催することができました。
犬の散歩活用の地域活動事例の話題から
前回に引き続き、「居場所」リストのコロナによる変更の確認などが議題でしたが、その過程で、高崎市の地域資源のひとつである、長野堰の話題が出ました。
もともとコロナ禍でもできる支え合い活動として、犬の散歩を活用した事例が、他の2層協議体でありました。すると、前回残念ながら欠席だった方から、「この地区でも、20年くらい前に、犬にワッペンみたいなのをつけて、そういう活動していましたよ」と。それを言われて、私も、見た記憶がなんとなくよみがえってきました。
犬の散歩は地域交流の隠れた立役者?
それから、犬の散歩の“効能”の話題に展開しました。高齢の方が一人で散歩するのは、家族も心配だけれども、犬の散歩だと多少安心できる、とか、犬をきっかけに声をかけやすい・かけられやすいとか。全国的にも、犬の散歩を活用したこのような取組みはあるそうです。
そして、そういうことは、犬を飼っている人だけの特権? 普通に散歩を定期的にしている人だって、気付いていないければ、自然と地域の見守りや防犯に貢献していない? という話題に展開していきます。
ちょっと余談をはさみますが、イギリスなどでは、コロナ禍のロックダウンで、犬の散歩は例外として外出が認められていたという話を聞いたことがあります。そして、犬を飼っていない人は、犬を飼っている方から犬をお借りして散歩した、という話まで。これはちょっと例外的すぎですが、動物を通じての交流というのは、意外と暮らしの中であるのかな、と気付かされるエピソードかもしれません。
散歩は犬だけの特権ではない
さて、散歩している人も、ということで、北東西の地域には、「長野堰(Wikipedia をはっておきます)」という堰がとおっています。その管理事務所が北東西の地域内にあります。記念碑などもあり、たしかに、地域の、高崎市の自慢としても意識されており、堰に沿って整備されている歩道は、自然な交流の場として、存在しているな、という話に展開していきました。
東京が舞台のテレビドラマなどでは、玉川の土手というのは、そんな場面かもしれません。散歩する人、土手に寝転がって話をする主人公と彼女? みたいなシーンは、なんとなく多くないでしょうか。そんな憩いの場です。
わざわざではなく、あたりまえを活用する
○○サロンとか、△△カフェとか。そんなわざわざ、というものではなく、地域には人が集まる資源が「当たり前」のようにある。たまたま北東西の地域は、長野堰でしたが、川とか、遊歩道とか、そんなものは、意外と見落としているのかもしれません。
長野咳歩こう企画とその是非
では、北東西のメンバーで、長野堰をあらためて歩いてみようか、という話もでました。ネットで調べたところ、長野堰を歩こう、というイベントは、ほぼ1年に1度のペースで行われているようです。そんな大げさなものではなく、気軽に集まって歩いてみる。そこで見落としていた地域資源が再発見できるかもしれないし、歩いている人たちとの会話で、あらたなつながりができるかもしれない。
コロナもあって時間が限定されているので、その具体的なお話まではいたりませんでしたが、次回継続審議、という感じでこの日は会合を終えることになりました。
まとめ
わざわざ作ることばかり考えるのではなく、今あるものを見直してみる。それは、地域資源のような、身近すぎて、当たり前すぎて気付かないものをみつけるのには、適切なアプローチです。そして、作るだけでなく、わざわざ集まるのではなく、日常の習慣をちょっとだけアップデートする。たとえば、集まって見守り活動をしましょう、ではなく、もともと散歩している方に、見守り活動を意識していただく。それだけでも、小さな一歩。それが集まれば大きな一歩です。
来月の会合が開催できるのかは微妙です。まん防は13日までということですから、そのとおりにいけば、次回の予定日は、まん防は解除されています。高崎市は、県の警戒度に絶対的に拘束されるのではなく、開催の可否を検討していく、という方針にかわりましたから、まん防が解除されていれば、予定とおり開催される可能性は高いと思います。せっかく、新しい流れの話が盛り上がったところ。間隔をあけずに、継続的には話を進めていきたいと、強く感じる日となりました。
------
画像は、さすがに「堰」の沿道ではみつからないので、「河のほとり」で検索して出てきた中で、イメージに近いものを使わせていただきました。ありがとうございます。