投げろ!拾え!『공기노리』!
寒すぎません?
大寒波が来てるとか……
体中のすべての水が凍り付き、氷の人間、「氷人(こおりんちゅ)」になってしまうのも時間の問題です
こんな時は家に引きこもって遊ぶのが一番ですね
そこでお勧めしたいゲームがこちら!

韓国風お手玉、「コンギ」です!
正確には、ゲーム自体を指す場合は「공기노리(コンギノリ)」と呼ぶようです
直訳するとお手玉遊びです
韓国風おはじきと紹介されることもあるようですね
知り合いの韓国の方から偶然頂きました
韓国では女の子が遊ぶ伝統的遊戯で、その歴史もかなり古いようです
今日本で流通しているのは、砂のようなものが詰まった小さいプラスチック製のもの(300円くらい)のものですが、かつては小石などで遊ばれていたようですね
遊び方
遊び方は超シンプル!
片手で投げ、拾う
それだけ
詳しく解説していきましょう!
まずは五つのコンギを用意し、床にまきます
そして、一つを拾い、投げ上げます
それが落ちてくるまでに落ちている石を指定の個数拾います
そして、落ちてくる石をキャッチ!それを繰り返します
※手が出ます

これが、5レベルに分かれています
1レベルでは、一つを投げて一つを拾います
2レベルでは、一つを投げて二つずつ拾います
3レベルでは、一つを投げて三つを拾い、残った一つも1レベルと同じようにします
4レベルでは、五つの石を持ったまま一つを投げ、四つの石を置きます
そして、一つを投げ、置いた四つを拾います
5レベルでは、五つの石を同時に投げ、手の甲へ載せます(一つでも乗ればOK )そして、手の甲にある石を投げ上げ、キャッチ!
それを繰り返す形です
とってもシンプルながらも、奥が深い!
コツ
コツは「速さ」と「撒き方」
1つはともかく、2つ目からは撒き方も重要になります

2個ずつ拾う際は、2個ずつがなるべく近く、ですが決してその2個のかたまりが離れているほうが良いです

3つずつの場合はこのような形がベスト!

レベル4では、置く際に慌てずに固めておけるとベストです
そして、最終段では、高く投げ過ぎないことで、手の甲に乗せやすくなります
勿論、毎回このように上手くいく訳ではありません
悪い例

近すぎます
あまりに近い
近すぎると一つずつ拾うならともかく、その後複数個取るときに邪魔です
人間も、あまりに近づきすぎてしまうと仲たがいの原因になってしまいます
親しき中にも礼儀あり
程よい距離感が良いですね
悪い例2

遠すぎます
力いっぱい投げすぎています
こちらも複数個取る際にめっちゃ遠くてほぼ不可能です
「引っ越しても友達だよ」などと約束を交わしたあの子
その後に一度でも連絡を取りましたか?
物理的な距離は心の距離とも密接に関係します
それでも仲良くしてくれる友達を大切にしたいですね
悪い例3


2なのに離れすぎ、近すぎ
このゲーム、意外とレベル2が鬼門で、2個ずつをうまく撒くことが非常に難しいです
「2人組作って」という号令に絶望した仲良し3人組もいたことでしょう
もしかしたら先生は「3人でもいいよ」と言ってくれたかもしれませんが、コンギはそんなに甘くはありません
2つをきれいに取れなければ負けです
コンギにおける負けは現実における破産と同じです
取りこぼし、拾えなかった石を思い、空になった手を見つめることになってしまいます
そうならないためにも、良~い感じで石を撒く必要があります
投げ方にもコツがあります
それが、「高く投げ過ぎない」ことです
実は、コンギ石自体、まぁまぁの重さがありつつ、小さいものです
片手で投げられる高さの場合、体感ですが落下までの時間の差はおよそ0.5秒程度とほぼ変わりません
ですが、落下速度は高く投げた時の方が大幅に早く、高い分ブレも大きくなります
そうした場合、「高く投げると不利」になってしまいます
自分の頭よりも低い一くらいがベストです
また、最終段の手の甲に乗せるターンも同様です
こちらの場合はさらに意識的に低く投げることが重要です
投げるというより、瞬時に手を裏返すくらいの感覚です
指の凹凸にぶつかり、最初は殆ど乗りませんが、慣れてくると不思議と乗せられるようになります
4段目は散らからないように石を置くことがコツですが、
低い位置で手を放すくらいでちょうどよく固まって落ちます
バン!と叩きつけると投げたものをキャッチする際に弾き飛ばしてしまったりすることが多くなります
あまり高いと、今度は石同士がぶつかって広がってしまいます
このように、意外と細かなテクニックを要求されるゲームです
おもしろい!
とにかくシンプルながら面白いんですよね
最初のうちは高く投げすぎた石に指をボロボロに痛めつけられてしまいます
詰めの付け根とかにぶつかるとめちゃめちゃ痛いです
ですが、慣れてくると痛くなることも無く、テンポよく投げ上げ、キャッチすることができるようになります
また、意外にストレス解消になります
ハンドスピナー的な、手悪さと集中の快感に似たものがありますね
また、手の運動や、頭の運動にもなります
その証拠に、寝起きのめちゃめちゃ眠い状態でやると不思議と一つも取れません(めちゃめちゃ眠いのでリアクションもありません)
そのように、子供の遊びながらも良い刺激を得られるゲームです
得点ルールをあらかた決めて大人数で順にやるのもいいかもしれませんね
まぁ、私は一人でやるんですけどね
一人でひたすら……
そんな感じで、今日はここまでです
あなたもぜひ遊んでみては?
それでは!