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(ちょっと余談)中小企業診断士とPMI
PMIについて、大企業のM&Aでは、比較的実績が蓄積されてきていると書きました。
一方、中小企業においては、まだまだPMIの重要度についての理解が不足しています。
またPMIに備える補助機関も不足している状況です。
中小企業庁は令和4年3月、「中小PMIガイドライン」を策定しました。
そこでは中小PMIの推進体制として、精通した支援機関に必要に応じて相談しながら進めるのが望ましいという考え方で作成されています。
ガイドラインP31には、具体的な支援機関の例として、
「中小企業診断士、他・・・」とあります。
M&A仲介業者は、M&Aの成立成功報酬が主目的で、
その後の手間がかかる割に報酬が相対的に少ないPMIには力を入れていません。
伴走支援など 中小企業の支援に力をいれている中小企業診断士の士会も
この受け皿になろうと力を入れているみたいです。
事業承継との関わりでR5年の中小企業診断士の2次試験、事例1でも出題されています。
筆者は栃木の中小企業診断士会に所属していますが、そこの副会長と話をした際
埼玉の士会がその方向で力を入れていると伺いました。
令和5年5月に中小企業診断士に登録されました。
まさにその直後、埼玉士会が主催する「中小PMI支援家妖精研修」に申し込み、
学びを深めました。
中小企業診断士として、上記の流れを実感したので記載しておきます。
もはや完全な余談です。
余談ついでに、筆者は埼玉県中小企業診断協会認定の中小PMI支援マスターです。
次回 「中小PMIガイドライン」を参考にしながら、
PMIの流れの概要を説明したいと思います。