お金を貯めながら勉強することの大切さ
前回、私は投資を始めるためのお金として元手100万円貯めてから株式投資を始めたと言いました。
しかし、これはよくよく考えたら勿体ない話でした。お金を貯めながら勉強をすればよかったなあと後悔しています。
「ある程度の元手となるお金がないと投資できないよね」
と思っていたフシがありました。
確かに、投資する商品や投資のやり方によってはある程度まとまったお金がないと出来ないこともあります。しかし、勉強すること自体はお金がなくてもできますよね。
もちろん、お金がない状態で投資の勉強するというのはそれなりのモチベーションが必要になります。
「お金がないなら投資の勉強やっても仕方ないよね」
と思ってしまいがちだからです。恥ずかしながら私もそう思っていました。
でも、お金を貯まるまでにはそれなりに時間がかかります。これから本当にお金のことを勉強していきたいのであれば、お金がない状態だからこそ勉強したほうがいいと今の私なら断言できます。
お金があるから賢い投資が出来るわけではありません。
お金があっても知識がないと、行き当たりばったりなやり方で投資をして、結局はそのお金もなくしてしまう可能性が高いのです。
そうなると、また元手となるお金を貯めるために時間がかかります。
それだったら、最初から勉強して成功する確率を上げた状態で実際の投資に臨んだほうがいいです。
もちろん、勉強したからといって必ずしも報われる世界ではありませんが、勉強をせずに生き続ける世界でもありません。
余談になりますが、1つ実話に近い話をします。
私のお客さんにも、長年勤めた会社を定年で退職して退職金を貰ったお金で資産運用を始めたいという方がまあまあいます。
銀行預金に預けていてもほとんど金利が付かないから少しでも有利な運用をしたいという理由ですが・・・
私はたいていの場合、反対します。銀行預金のままにしといたほうがいいんじゃないですかと。
定年退職までお金の勉強をしたことが全くなかったのに、いきなり退職金という大きなお金で資産運用を始めたいというのがその理由です。
銀行や証券会社といった金融機関は、退職金を資産運用にというお客さんを狙っています。手数料もたくさん落ちますからビジネスになるからです。
お客さんもお客さんで、担当者に任せっきりの人が多いです。専門家に任せておけばいいと考えて自分ではあまり勉強する気もない人が多いです。
このようにお金があるのに知識がない状態というのはとても危ない状態で、銀行や証券会社から見ればまさに「カモ」なのです。
銀行や証券会社はしっかりしているだろうという社会的常識みたいなものがあるかもしれません。でも、お金の勉強を本格的に取り組みたいのであれば真っ先に捨ててほしいと思っている価値観です。
「専門家は頼りにならず、むしろヘボかもしれない」
と思うくらいでちょうどいいのです。私も例外ではありません。
そうだとしたら、あなたがまずは自分で勉強しようという意識にならないといけないですよね。
もちろん、私は私でこの投稿を見ている人に少しでも役に立つ知識や情報を供していきたいと日々研鑽しています。