投資対象は何にするのかという話
さて。
前回までは、株式投資で個別に良さそうな銘柄を選んで投資するという前提でお話をしていました。
しかし、言うまでもありませんが、投資対象は株式だけではありません。
それこそまっとうなものから怪しいものまで、本当にいろいろな投資対象が考えられますが、主に以下のようなものが考えられます。
預貯金、債券、投資信託、株式、FX(外国為替証拠金取引)、不動産
などです。
異論はあるかもしれませんが、とりあえずこのへんを基本に考えるのがいいのではないかと私は思います。
私自身は株式投資から投資のキャリアをスタートしましたが、実は株式投資ありきではなく他の投資対象も含めてよく比較検討して吟味することが大事じゃないかと思うようになり、投資アドバイザーと言う立場ではそういう話からするようにしています。
その上で、株式投資を選択したいならしてもいいし、それ以外の投資対象を選択してもいいしと言う話です。
じゃあ、先に挙げた投資対象がどのくらいのレベルなのかというのを大まかに分類したのが以下の通りです。
◇レベル0(リスクのある資産運用はしない)
預貯金、債券(日本国債)
◇レベル1(あくまでも本業が大事で資産運用は片手間にする)
投資信託、債券(日本国債以外)
◇レベル2(本業の収益と併せて資産運用の収益も期待したい)
株式(個別銘柄)、FX(外国為替証拠金取引)
◇レベル3(事業をやるのと同じくらいのレベルで取り組む)
不動産
人によって意見が違うかもしれませんが、私なりの考え方としてこのように分類させてもらうことが多いです。
いまは超低金利ですから、レベル0の投資からはほとんど利益を得ることが期待できません。
なので、資産運用から収益を得るということを考えるならレベル1からの話になります。
私の場合、レベル1をすっ飛ばしていきなりレベル2から行ったことになります。
個人的な投資のキャリアとしてそれが良かったかどうかはともかく、初心者にアドバイスするという意味ではレベル1からがいいと思いました。
レベル1は投資信託と債券(日本国債以外)になるのですが、債券は置いておくとして、投資信託というのがとても便利な代物なのです。
人によってはあまりいいイメージを持っていないかもしれませんが、それが偏見である可能性が高いと思います。
次回は、投資信託について書いてみることにします。