最初は株式投資、しかし・・・
社会人になってからあまり贅沢をせずに、1年半くらいかけて貯めた100万円。この100万円を使って、株式投資を始めました。
しかし、無謀なことに私は大した勉強をせずに株式投資を始めたのです。
なぜ大した勉強もせず株式投資を始めたかというと、株式投資はギャンブルみたいなものだという感覚があったからです。
株式の値動きを見ていると分かりますが、1日で5%や10%ほど値上がりしたり値下がりしたりします。
今もそうですが、当時も低金利で銀行にお金を預けていてもほとんど金利が付きませんでした。
また、金利が高いと言われていた外貨預金(日本以外の通貨の銀行預金)にしても1日でそんなに変動するものではありませんでした。
もしこの激しい値動きをうまく捉えられたら儲けられるんじゃないかという誘惑に駆られていました。
確かに、うまく捉えられたら儲けられます。しかし、値動きが激しいということは逆に大きな損をすることもあるわけです。
ましてや、大した勉強もせずに始めた株式投資。
ITバブル(2000年ごろ)が崩壊したばかりの頃だったというのもあって、私が買った銘柄はあっという間に値下がりし、損切りもままならずに塩漬けとなってしまいました。
残念ながらその当時保有していた5割以上下がってしまったのですが、いま振り返ってみたときの教訓を2つ得ました。
◆教訓1つめ・・・
お金を貯めながら勉強をしていれば良かったと思ったこと。
◆教訓2つめ・・・
株式投資以外の投資対象も見ていればよかったと思ったこと。
その後、私自身は株式投資でそれなりの利益を上げることが出来たのでそれはそれでよかったのですが、他にも選択肢があったなあと思っていますし、投資アドバイザーという立場になってからは、全ての人が株式投資をすべきかという立場からアドバイスしています。
実際のところ、人によってお金の問題は実にさまざまです。やはり、その人その人の状況に合わせた的確なアドバイスが必要だと思いながらアドバイスをしています。