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【イベントレポ】群馬ゆかりのみオンラインvol.1/35 中之条町編〜自分たちのワクワクが人を呼ぶ〜

地元に関わりたいけれどキッカケがない、何をしたらいいかわからない、という想いを抱えている方々(特に若者)を対象に、最もハードルの低い群馬県との関わりとしてオンラインイベント「群馬ゆかりのみ」を開催しました!
群馬県の全35市町村に1つずつ焦点を当てて開催する予定ですが、2021年4月27日(火)に記念すべき第1弾!中之条町編を開催しましたのでイベントレポートを公開します。

群馬ゆかりのみとは?という方はこちら↓↓

参加者は県内外から20人も!

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今回は中之条町移住定住コーディネーターの村上さん、中之条町役場の田村さん、昨年2020年に中之条町へ移住された須永さん、の3名に地元ゲストとして出演いただきました。

イベントにご参加いただいた皆さんは、中之条生まれ中之条育ちの方、最近群馬県に移住された方、中之条町への移住をご検討されてる方、群馬県とは今まで縁がなかったけど興味があって、という方などさまざま。中には当日にイベントを知って急遽ご参加くださった方まで!
とにかく今回はいろいろな立場、境遇の方にご参加いただけたので、多方面から中之条町のお話を聞いて深掘りすることができました。

温泉だけじゃない…!国際的アートイベントにオンラインふきのとう

「四万の病気を治す霊泉」から名付けられたと言われている「四万温泉」。中之条町は知らなくても四万温泉なら知っているよ!そんな方は多いのではないでしょうか?

中之条町の事前情報として、そんな四万温泉と地域×アートを体現する中之条ビエンナーレという国際的なイベントがある。ということだけを知っていた運営サイドでしたが、そのほかにも、町産フキノトウの収穫から料理レッスンまで体験できるオンラインツアーや、中之条町で暮らす人たち“ナカビト”を紹介するフリーマガジン「Nakabito」、吾妻の美しい紅葉や新緑などなど、中之条町の魅力を教えていただきました。

村上さんは移住定住コーディネーターの傍ら、古民家を改装した複合施設「かたや」オーナーとしての顔も持ちます。おこわカフェも併設する「かたや」は、アーティストや地元の人が集う場所になっているとか。さらには中之条ビエンナーレレジデンス運営に、空き家利活用の不動産業に……と村上さんの活動範囲は縦横無尽です。ゆかりのみにも「かたや」から参加してくださいました!(「かたや」お写真いただきました!)

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中之条町とは?…ずばり「人」!

本当にいろいろなトークテーマがありましたが、どんな話でも、最終的にスポットが当たるのは地元の「人」について。そう、今回のゆかりのみで見えてきた、中之条町とは、、、ずばり「人」。
中之条町はエネルギーある人が人を呼び、自然と元気ある人たちが集まってくる場所なんです。四万温泉という有名な温泉地を有した自然豊かで美しい町ですが、一番の魅力、つまり観光の推しは温泉や自然ではなく地元の「人」。地域に暮らす人々に会いに行く「ピープルツーリズム」という考え方はとても新鮮でした。

そんな中之条町、Uターンのみならず、Iターン(出身地とは違う地方への移住)の方も最近増えているんだとか。村上さんの言葉で「縁は後からでもつくれる!」「人口総数は減ってるけど、元気な面白い人が増えている。そっちの方が絶対いい!」と断言されていたのが印象的でした。

今回ご参加いただいた中之条町在住のゲストの皆様は「自分が楽しいと思うこと」「ワクワクすること」をとても真剣に、真面目に、けれどもとても楽しそうに取り組まれていて、そのにじみ出る楽しさに引っ張られて新しい「人」が集まって、どんどんワクワクが大きくなっていくんだなぁとお話を聞いていて思いました。
既にチームができている中に新たに参加するのはちょっと難しいのでは?という質問も出ましたが、村上さんが移住コーディネータとして、友達になれそうな人を紹介してくれる(!)という心強いサポートをいただけるそうなので超安心です。

さらに昔からずっと地元で暮らす人たちにも、積極的に新しく来た人たちを受け入れる雰囲気があるとか。町全体が美術館になる中之条ビエンナーレの影響かも、関係人口づくりの仕組みが自然とできあがっている、なんて話もありました。隔年開催の中之条ビエンナーレでは、人口1万5千人の町に、のべ40万人以上が集まります(すごい!!!)。9月〜10月の開催期間中はアーティストと観光客と地元の人たちとが混じり合い、お喋りしたりご飯を食べたりする機会も多いとか。

移住、関係人口、地域創生など地元とのかかわり方を模索する中で、難しい言葉にも出会っていきましたが、「友達」と聞くと途端にハードルが下がる気がして少し安心します(笑)。まず第1歩は「友達」作りから。そんな中之条町、地元とのかかわり方があってもよいのではないかなと思いました。

背もたれ必須!?の本格イタリアンとは??

さて、今回ゲスト出演していただいた須永さんは、そんな中之条町の「人」に魅せられて移住を決めた方のひとり。須永さんは館林市にある本格イタリアン「LANGOLINO」のオーナーシェフで、2号店として、2020年6月四万温泉に「public LANGOLINO」をオープン。昼はパスタ料理、夜はワインと本格イタリア料理を楽しめるそうですが、なんと、そのおいしさは腰が抜けるほど!とのこと。なので椅子の背もたれが必須なんですね(笑)なんならシートベルトもないと!なんて、須永さんの料理を食べたことのある皆さんによる証言も(笑)

須永さんは中之条での「人と人とのつながり」「顔の見える付き合い」を大切に、ご自分の楽しいと思うことをやっているとのこと。中之条ではデザイン・アートと組み合わせて人が集まるスポットをつくりたい、まだまだやりたいことが沢山あるんだよと、村上さんや田村さんと笑顔で話している姿が印象的でした。
お三方の軽快なトークに引き込まれ、まるで実際のお店で地元の人と楽しくお話しながらお酒を飲んでいるような雰囲気に。

緊急事態宣言があけたら絶対に中之条町に行こう!!
改めてそう心に決めた、今回の群馬ゆかりのみでした。

35市町村を巡る旅のはじまり、中之条編を終えて

今回の群馬ゆかりのみは、運営側とゲスト含め合計20人での開催となりました。冒頭30分は、ほぼ趣旨説明と皆さんの自己紹介で終了してしまうほどの参加者の多さで、運営側がバタバタしてしまったり……ということもありましたが。涙

群馬県全35市町村にスポットを当てて開催したい!と思っていたものの、どうやったらできるのかを考えあぐねていました。そんなときにご縁あって、群馬県のスーパーパワフルな飯島さんにご協力いただけて、移住コーディネーターの村上さんとつながることができ、これまたご縁あって群馬県や中之条町に共催していただくことになり。初開催で上毛新聞さんの取材も入ってもらい、慣れない司会進行に運営陣がテンパる中では、中之条の個性豊かな地元ゲスト陣にいろいろと助けていただきました。今になって振り返ると「縁」と「ゆかり」、つまり「人」に助けられた第1弾だったなぁと思います。

今回ご参加いただいた皆様、ゲストの皆様をはじめ、このイベントに関わっていただいたすべての方に感謝しつつ、この勢いと「人」を大切に、引き続き第2弾の企画も頑張っていきたいと思います!

群馬ゆかりのみ・中之条町編で話題になったモノコト

イベント概要

群馬ゆかりのみ まちのひと×出身者たちで地元トーーク!【中之条町編】千と千尋の神隠しの舞台ともされる四万温泉など観光資源が豊かであり、国際芸術祭「中之条ビエンナーレ」など地域×アートを体現する国際的なイベントが名物である中之条町。近年、そんな中之条町に若い世代の移住希望者が増えているとか。
仕掛け人である移住コーディネータの村上 久美子氏をお迎えして、エネルギッシュな中之条町の“今”を教えていただきます。暮らしや仕事、移住について、参加者と相互コミュニケーションで情報交換できる場にいたします。

日時:2021年4月27日(火) 19:30~21:00
参加費:無料
場所:オンライン開催(Zoomを利用)
主催:株式会社kaettara / 共催:群馬県、中之条町
対象:群馬県出身者、群馬県とゆかりがある方、群馬県に興味がある方

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