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【イベントレポ】群馬ゆかりのみオンラインvol.5/35 前橋市編〜官民連携で「めぶく。」まち

こんにちは。「群馬ゆかりのみ」です!
私たちは地元に関わりたいけれどキッカケがない、何をしたらいいかわからない、という想いを抱えている方々(特に若者)を対象に、最もハードルの低い群馬県との関わりとしてオンラインイベント「群馬ゆかりのみ」を開催しています!
群馬県の全35市町村に1つずつ焦点を当てて開催する予定ですが、2021年11月15日(月)に第5弾!前橋市編を開催しましたのでイベントレポートとしてまとめてご紹介します。

群馬ゆかりのみとは?という方はこちら↓↓

今回は、前橋市役所の半澤さんと前橋市移住コンシェルジュの鈴木さんにゲストとしてご協力いただき開催いたしました。
いつも通り、群馬ゆかりのみ恒例の乾杯&自己紹介をすませ、まずは、まだ知らない前橋市の深いところを知るために、市の概要を半澤さんから教えていただきました。

前橋市の住みやすさは全国トップクラス!

群馬県のほぼ中央に位置し、上毛三山の1つ、赤城山の長いすそ野に見守られた、豊かな自然と市街部が一体となったまち前橋市。
前橋市役所からの眺望はこんな感じです↓↓

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そんな前橋市といえば、群馬県のシンボル「群馬県庁」が電車からも高速からも目立ちますし(このイベントレポートのTOP画像にも設定しています)、ワカサギ釣りのメッカ「大沼」がある赤城山も前橋市ということで、観光スポットが数多くありますが、実は人にやさしい、とても住みやすいまちだということ、ご存知でしたでしょうか?

突然ですが、移住を検討する際の考えるポイントの1つに「医療機関の充実」がありますよね。素敵な移住地を見つけても、実は近くに大きな病院が無かったり、救急車が到着するまでとても時間がかかったりなど、観光で一時的に訪れるわけではなく、その地での「暮らし」となると「病院」はとても重要な要素です。

でも前橋市で暮らす際は医療についての心配はご無用!前橋市は人口10万人当たりの医師数が東京都内よりも多く、なんと全国第3位の多さを誇ります。(Yahoo!ニュースにも取り上げられてました↓↓)

市内には群馬大学医学部附属病院などの大きな病院も多くありますが、昔からの町医者文化もあり、「石を投げれば医師に当たる」と言われるほどだそうです。そのため、119番通報から医療機関収容までの救急搬送時間は、都内の平均約50分を大きく上回る、約30分の速さだそうです。
こちらの情報は前橋市の公式パンフレットにも載っている情報ではありましたが、参加者からも「医療がこんなに充実しているなんて知らなかった・・!」といった驚きの声が上がりました。

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☝前橋市編を開催した11月は、街路樹の紅葉がきれいな時期でした☝

また、前橋市は、医療や交通、教育、行政手続きなど、生活全般にまたがる複数の分野で、AI(人工知能)などを活用した最先端のサービスを導入することで、便利で暮らしやすいまちを実現していく「スーパーシティ」構想に挑戦していくそうです。暮らしやすさを加速させるため、新しいことに挑戦しているまちでもあるんですね!


白井屋ホテルが「アツい!」

そんな住みやすいまちトップクラスの前橋市で、まちの内外のひとが集まる「アツい」スポットを教えていただきました。
その名もアート・食文化・歴史がそろう「白井屋ホテル」!

外観がおしゃれすぎて、ここは本当に前橋?群馬?日本?なのか!?と驚きです!外観だけでなく客室や廊下にラウンジにと、いたるところにアートがちりばめられた、まさに「泊まれる美術館」。ぜひ訪れてみたいですね!

また、ホテルの敷地内には、都内であってもお洒落なところにしかないカフェ(参加者談)の「ブルーボトルコーヒー」があり、県外から訪れる方はもちろん、地元の人も集う場所となっています。

その他にも「赤城山頂にあるカフェ-HUTTE HAYASHI CAFE-」や「ラフコーヒー」などのカフェ情報をはじめ、赤城神社、ワカサギ釣り、大手アウトドアブランド「スノーピーク」と連携したキャンプ場などなど、王道から最新スポット情報まで赤城山周辺の「アツい」ことをたくさん教えていただきました。
参加者からも「赤城山には、実はスキー場があるんですよ!」とか、「赤城山のオートキャンプ場がキャンプブームで有名になりましたね〜」など、次々とアツい地元情報の提供が!なかなか東京では触れることができない情報満載で、和気あいあいと盛り上がりました。

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☝魅力的な観光スポット「赤城山」エリアは写真映え必至☝

前橋市のさまざまな情報を教えていただくと、この進化を続けるまち、地域活性のパワーとスピードはいったいどこから来るものなんだろう?とふと疑問に思います。そのパワーの源、実は…前橋市が掲げる、未来を見据えたまちづくりのビジョンにあったんです。


掲げる前橋ビジョン「めぶく。」

めぶく。
Where good things grow.

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こちらは、前橋の未来を見据えた提案「前橋ビジョン」のキャッチコピーとして2016年に誕生しました。Where good things grow(良いものが育つまち)という英文を、本市出身でコピーライターの糸井重里さんが新しい解釈に基づき、日本語で「めぶく。」と表現し作られたそうです。

前橋市長の山本龍さんと田中仁財団代表理事の田中仁さんも仕掛け人の1人。田中さんといえば、群馬県を代表する企業JINSホールディングスの創設者で代表取締役社長ですね。糸井さんもほぼ日手帳などで有名な株式会社ほぼ日代表取締役社長ですし、市長をはじめとした行政と民間の連携による熱い思いと行動によって、前橋ビジョン「めぶく。」が形作られたそうです。

参加者からも、「深い意味までは知らなかったけど、「めぶく。」は聞いたことがあった」といったような声もあり、短さゆえに覚えやすく、印象に残りやすいんだろうなと感じました。

実は先に紹介した白井屋ホテルも、この「めぶく。」のプロジェクトの1つだったんです。
群馬・前橋の街中で300年以上もの歴史を誇る老舗旅館「白井屋」が幕を閉じたのは2008年のことだったそうです。当時は大型ショッピングモールの進出などにより、まちなかは衰退していく一方だったといいます。しかし、昨年2020年「白井屋ホテル」が誕生。今は、そこを中心に、新規店舗が続々と開店し、まちなかは少しずつ活気づき、新しいまちづくりがはじまっているそうです。

行政と民間が上手く連携して、まちづくりに携わることで、この大きなパワーとスピードが生まれていたんですね。まちが活気づくと、外からも中からも挑戦したい人達が集まり、まちづくりに携わる人の好循環が生まれていくんだろうなど想像できました。これからの前橋の未来がとても楽しみに思いますし、自分たち外の人間も、何か前橋市の「めぶく。」にかかわることができるのでは?とワクワクします。

そんな私たちのような「外の人」の導き手となっているのが、今回のゲストでもある前橋市移住コンシェルジュの鈴木さんです。

群馬県の"オールぐんま移住サポートチーム"とは?

今回ゲストとしてご協力いただいた前橋市移住コンシェルジュの鈴木さん。相談者の「夢」に合わせて前橋市だけでなく県内のさまざまな地域や、場合によっては県外や海外までをも紹介する敏腕相談員。すごい方です!

また、鈴木さんは、「相談される側」の横のつながりを大切にされていて、県内の移住コーディネーターや移住コンシェルジュ、移住サポートボランティア、各地域の行政マンなどなど、市町村の枠を超えてサポートし合う仕組み”オールぐんまサポートチーム”の創設者でもあります!

移住に関してもっとも大切にしていることは「どこに住むか?」では無くて、「誰と暮らすか?」と鈴木さんは言います。相談者の実現したい夢を一緒に叶えてくれそうな方が近くに居ることが重要で、そこを見つけ出すのが"オールぐんま移住サポートチーム"なんです!

群馬県への移住の相談話がいつのまにか人生相談になっていることも、しばしばあるそうとのことで(すごい…)、移住の相談はもちろんですが、地域の窓口として、「やりたいことがあって、でもどうしたら実現できるのかがわからない」というような、移住希望者に寄り添った相談を聞いてくださるということなので、自分の夢のために、また地域のために何がしたいかが見えてきたら、鈴木さんに相談に行くのがいいのかもしれません。きっと最適な方法を提案してくださると思いました!

フットワークが軽すぎ!?前橋の「リュウ」さん

前橋市のまちづくりについてトークが盛り上がったところで、話は前橋市の農業や「スローシティ」についての話題にうつります。鈴木さんが「リュウさん」と声をかけ、「スローシティ」について参加者に教えてくださったのは、なんと前橋市長の山本龍さんでした!群馬ゆかりのみに市長が参加してくださったのは初めてのことで、運営側もびっくりしました(笑)

ご自宅から参加してくださったようで、このような小さなイベントにもご参加してくださるフットワークの軽さに感動しました!!!!

スローシティとはスローフードを中心にした街づくりのことで、同市の友好都市イタリア・オルビエート市などが発祥だそうです。食や農産物、生活・歴史文化自然環境を大切にした個性・多様性を尊重する新たなまちづくりを目指すということで、身近すぎて見過ごしがちな日々の豊かさの1つ1つに、新しく「スローシティ」という「見出し」をつけて、スローフード意識しましょう!ということのようです。

言葉にするとちょっと難しく聞こえますが、地元の郷土料理のフードフェスに参加することも活動の1つですし、地元の農作物の生産状況を知ることも活動の1つと言えます。「スローシティ」を意識するだけで、市民は身近すぎて気が付かなかった地元の「良さ」を再発見できますし、外の人には、前橋市の良さ知るきっかけが増えるという、とても画期的で素敵な取り組みだと思いました。

学生を含め県内外からたくさんの方が参加!

今回の群馬ゆかりのみも、県内外からたくさんの方にご参加いただきました。前橋市にお住まいの方、他の市町の地域おこし協力隊の方、地域のまちづくりについて学んでいる学生さん、群馬と東京の2拠点生活をされている方など、初めてご参加くださった方や、毎回楽しみに参加してくださるリピーターの方などなど、ご参加いただいた皆さま大変ありがとうございました。

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参加者の皆さんからは「前橋市がこんなにおもしろいまちだとは知らなかった」「廃れてしまっていたような、商店街の面影はもう全然ないんですね」などなど前橋市に関するコメントから、「オンラインでゆかりのみのようなイベントやっているなんて知りませんでした!」というような主催メンバーへ向けた嬉しいお言葉も頂きました。

参加者の皆さんはもちろんですが、事前に何度も打ち合わせをさせていただいた前橋市移住コンシェルジュの鈴木さん、前橋市の「アツい」説明資料を夜なべして作ってくださった半澤さん、フットワーク軽くご参加してくださった市長の山本さん、大変ありがとうございました。

まち全体で“めぶく。”に挑戦中。第5回前橋市編を終えて

今回も90分の開催時間があっという間に過ぎ去ってしまいました。

前橋市は「スーパーシティ」と「スローシティ」という一見すると真逆に見えるのまちづくりの手法を2つとも掲げていることに驚きました。でも実は全然逆のことをしているわけではなく、うまく調和して新しいまちづくりのかたち「前橋モデル」として、行政も企業も個人も、まち全体で新しいことに挑戦中です。

今までの「ゆかりのみ」では、まちづくりの話でも観光や農業、産業についてを深堀することが多かった印象ですが、前橋市は「めぶく。」「スローシティ」「スマートシティ」といったキーワードをベースに“都市部のまちづくり”について触れることができたと感じました。

前橋ビジョン「めぶく。」の通り、前橋市はまだ新しく小さな芽が出たばかりの状態。これからの未来に向け、前橋市が群馬を支える大木に、そして森になるように、まち全体で挑戦を続けていくとのことですので、これからの未来がとても楽しみなまちです。

前橋モデルという新しいまちづくりの形に出会うことができたことで、今までの私たちが持っていたまちづくりの概念もいい意味で少し壊れましたし、”地域とのかかわり方”についても幅が広がったように感じてます。

もしかしたら、私たちのような外の人間も、その前橋の地に芽吹く1つの種になれたり、種への養分となるような、何かまちづくりの一部を支えることができるのではないかなと、明るくワクワクした考えが生まれました。

私たち主催メンバーも、「最もハードルの低い群馬とのかかわり方」である群馬ゆかりのみを続けることで、少しでも「めぶく。」に携わることができるのではないかなと思っています。

今回ご参加いただいた皆様、ゲストの皆様をはじめ、このイベントに関わっていただいたすべての方に感謝しつつ、引き続き第6弾の企画も頑張っていきたいと思います!ご期待ください!!!!!

群馬ゆかりのみ・前橋市編で話題になったモノコト


イベント概要

群馬ゆかりのみ まちのひと×出身者たちで地元トーーク!【前橋市編】

ゆかりのみバナー

今回は、「前橋市移住コンシェルジュ」を中心にご活動されている鈴木さんと前橋市役所の半澤さんご協力のもと開催いたします!
前橋市といえば、言わずと知れた群馬県の県庁所在地ですが、その他にも前橋市には魅力がたくさん!!関東のワカサギ釣りのメッカ赤城大沼がある赤城山エリアやぐんまフラワーパークも実は前橋市なんです👀!イベントでは、もちろん観光だけでなく、地域での暮らしや産業、文化にも触れていきます。

日時:2021年11月15日(月) 19:30~21:00
参加費:無料
場所:オンライン開催(Zoomを利用)
主催:株式会社kaettara / 共催:群馬県、ぐんま暮らし支援センター
対象:群馬県出身者、群馬県と縁(ゆかり)がある方、群馬県に興味がある方
https://www.facebook.com/events/3064965353831531




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