見出し画像

ぐん税ニュースレター -お客様訪問- バックナンバー 2018年7月号

お客様との対談 ~サービス付き高齢者向け住宅 みかぼの郷~

この記事は2018年7月に発行されたニュースレターvol.7から「お客様訪問」の記事を再編集したものです。最新情報ではなく、掲載当時の内容に基づいておりますので予めご承知おきください。
なお当記事で紹介している、みかぼの郷は現在は当法人グループのウイステリア株式会社傘下の施設となっています。

ぐんま税理士法人、直営へ。新体制発足

中沢絵美子:「みかぼの郷」は、前号に続いてのご紹介となりますね。その説明にもなりますので、突然ですがここで重大発表をさせていただこうと思います。
小林浩一:実は5月1日からぐんま税理士法人が正式にみかぼの郷を運営することになりました!株式を譲り受け、運営についてはぐんま税理士法人の職員である中沢を施設長として任命、管理運営を任せています。また介護事業の経験豊富な小暮さんを施設長代理として任命しました。若手事務員も1名補強し、7月から看護師さんをたくさん採用できることになり医療面でも、より盤石になりました。やっぱり組織は上層部から作っていかないとね。
中沢:医療法人が運営する介護施設はありますが、税理士法人が運営するなんて珍しいですよね。以前、経営支援サービス、特に介護経営支援に力を入れていくという今年の方針を掲げていましたものね。
小林:税理士業界も税務申告だけでは将来はありません。介護事業への経営支援をするという方針であれば、自分で運営して介護事業を学ぶといういい機会だと思いました。この学びを通じて介護経営支援のスキルを身に着けていきたいと思います。
小暮浩幸:入居や入職希望の方、現在入居されているご家族やケアマーネージャーさんへも運営が税理士法人に変わったことは説明していますが、ご安心いただけるようです。ケアマネさんも以前より施設が明るくなったと言ってくださいます。
小林:みかぼの経営理念は「笑顔」が基本だからね。
中沢:まじめに介護一筋!というのもいいかもしれませんが、やはり職員が笑顔で楽しく働ける職場を目指しています。そうすることで、ご利用者様への対応も質が上がりますし、結果的にご利用者様の満足度も上がると思います。さらにロコミや行事などを通じてご家族や地域の子どもたち、ご年配の方々などが自然に集まってくる「ひだまり」のような憩いの場に将来的にしていきたいな、と理想を膨らませています。
ロゴマークも自分のペースでゆっくりくつろげるカタツムリと笑顔で楽しく過ごせるみかぼの特長をイメージしてぐんま税理士法人のお客様であるコマンドプラスの工藤様にデザインしていただきました。実際、10代の職員から100歳を超えるご利用者様など多様な個性が一日一日を彩ってくれています。

フラワーセラピー

幅広いネットワークを活かした各種イベント!
ICT化により効率性や安心感もアップ

小暮:幅広い分野の専門家と連携できるのも税理士法人の強みですよね。
中沢:そうですね。以前もぐんま税理士法人のお客様であるはな工房の桐山先生にお越しいただき、デイサービスのレクリエーションの一環としてご利用者様を対象としたレッスンを開催していただきました。ありがたいことに桐山先生ご自身がとても熱心で、自ら介護の勉強をされた上でフラワーセ
ラピーに取り組んでくださいます。
他にも月に一度の誕生日会などお楽しみ企画を計画しているのですが、そこにフレンチ、イタリアン、中華料理店などぐんま税理士法人のお客様に出張料理をお願いできたら楽しそうです。
たまには、おやつも関与先様のケーキやパン屋さんなどとコラボして提供したり、楽器等の輸送を関与先様の運送会社様にお願いできれば、近隣中学校の吹奏楽部の皆さんの慰問が実現しやすいのではないか…など考えるだけでワクワク、ドキドキしてきます。
小暮:介護現場でタブレットを導入したり、ご利用者様に野菜づくりに挑戦していたり…と、既に新体制として動き始めているプロジェクトもありますしね。
中沢:タブレットにより事務の効率も上がりますし、何よりご家族にも健康状態をご確認いただきやすくなるので安心感は高まっているようです。子ど
もの日中の様子を記してくれる保育園の連絡帳のようなものも写真入りで簡単につくれます!新しい取り組みをはじめ、ご利用者様の健康管理、ご家族やケアマネさん、病院対応や新規入居者のための営業、さらには消防や警察対応など予想以上にフレキシブルな毎日ですが充実していることも事実です。

トマトとナスを植えました

魅力ある働きやすい職場環境をめざして

小林:新しくなった「みかぼの郷」について、抱負をお願いします。
中沢:働き方改革が世間を賑わせていますが、魅力ある働きやすい職場環境をつくっていきたいです。介護業界全体の悩みとして、人材不足は深刻です。介護はやりがいはありますが、常に生命と向き合う重責を担っており、24時間365日体制で休みがありません。みかぼは夜勤専従の方がいるおかげで正職員でも夜勤の義務は課しませんし、パートも1日2時間から受け入れており比較的自由です。それでもタイミングによっては苦労するときがあるのが現状です。
小林:ママさんとかシニアの方にもっと働きやすい環境を整えていかないといけないよね。保育所をつくるとか!
中沢:それも一つの改善策ですよね。そして、仕事の内容や経験、賃金のランクを定めたキャリアパスの周知にも努めようと思います。目標を自分で設定してもらって、定期的な面談を経ながら結果をボーナスに反映するシステムやシフト通りに勤務できた場合の皆勤手当など加点方式による評価制度の構築もモチベーションアップにつながりますよね。研修機会や資格取得のための支援制度の再告知も行おうと思います。2025年には、団塊世代が75歳以上になるため医療や介護関係者の人材ニーズがピークを迎えると言われています。さらなる需要の拡大が予測されるので、社会の要請に応えるためにも質の高い職員を養成し、働き続けられる環境づくりがより重要になってきそうです。
小暮:少子超高齢化により在宅医療や介護の充実も求められています。最後まで住み慣れた家や地域で暮らしたい高齢者は65%なのに、現実は10%程度です。要望に応えるためには、訪問介護や看護を充実させることも一つかもしれません。
中沢:まだまだ私たちに課せられた責務は大きいですね。
小林:夏祭りや運動会など、これからシーズン真っ盛りだから、僕たちも楽しめるような企画、楽しみにしてます。

運営:美松ライフサポート株式会社(現:ウイステリア株式会社)
住所:群馬県藤岡市小林698番地1
業種:介護支援事業
設立:平成18年7月/12期
居室:34室
平成29年9月よりサービス付き高齢者向住宅の運営をスタート。要支援1から要介護5の利用者が集う。特定農家からの直送米と約20mの広々個室が評判。平成30年5月に株式を譲渡し、現ウイステリア株式会社の運営となる。


いいなと思ったら応援しよう!