おすすめアーティスト紹介 飯島真理

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1983年デビューのシンガーソングライター。一般的には大ヒット曲も特に無くあまり有名では無いが、アニメオタク的には初代マクロスのヒロインの声と同アニメ関連の曲を歌っていた人として有名。いわゆる声優兼アニソン歌手の先駆けとしてもそっち方面では有名だ。またシティポップ/AOR方面でも評価が高く、そっち系好きな人も気に入るだろうな。80sジャパニーズシティポップ再評価の流れを受け、今後も評価が上がる事が予想される。今聴いてもオシャレ。オススメだ。

●客観的データ

・マクロスとの関わりとミュージシャンとしての飯島真理の葛藤
現在でも声優歌手、アニソン歌手のくくりで語られることの多い人物だが実は後続の声優、アニソン歌手とは大きく異なる点がいくつかある。一つ目は彼女は声優業をマクロスのリン・ミンメイ役以外やっていない(ほんの一部例外あり)。ほぼ一回きりである。自分はリアルタイムでは知らん世代なので細かい事は知らんが、当時は相当に人気者だったらしいので恐らく声優オファーもあったとは思うがマクロス以外やっていないのを考えると元々ミュージシャン、アーティスト気質だった事が伺える。インタビュー等でもマクロスに関しては愛憎入り混じる思いだ的な事を言っているらしい(?)ので色々葛藤があっただろうな。

・飯島真理は「ガチ」
二つ目は彼女がガチガチのガチミュージシャンであるという点だ。飯島女史は勝手に俺が設定したミュージシャンスカウター(笑)で勝手に測らせてもらうと間違いなく最高レベルなんだよ!まずミュージシャン、歌手と一口に言っても色々種類、レベルがあるが例えば曲は作るにしてもアルバム中全曲作るのか、半分ぐらいで後は外注なのか、作詞はするが作曲はしないのかなど、作曲だけとってもこれだけ差が出るのだ。そこでなぜ彼女がガチなのか詳しく説明しよう。まず彼女は作詞作曲はおろか編曲までこなすスキルを持ち、尚且つアルバム全曲手掛ける事が出来るほどの量産能力を併せ持ち、更に楽曲のクオリティも高いという点で・・・紛れもなく最高レベルだ(笑)。
こんなスキルを持つ人物が、声優兼アニソン歌手のわけが無いのである。作曲ならアニソン歌手でもする人はするが、さすがに編曲までやる奴はいないだろう。アレンジができるミュージシャンはガチだ。強いて弱点を上げるとすれば歌だろうか。自分は気にならんが声質のせいもあってブリっ子歌唱というか、幼い子供、失礼ながら安っぽい歌声に聴こえる人はいるだろうな。そういう声だ。竹内まりやみたいな歌声とは真逆の声質だな。

●個人的に好きな点(主観/偏見/独断まみれ)

・曲のクオリティの高さ、幅広さ
しかしそんなアイドルチックな歌声を補って余りあるほど彼女の楽曲のクオリティは凄まじいものがある!マジで凄い!アニソン歌手、声優として認識している人は是非偏見を取っ払って聞いてみて欲しい!歌声こそアイドル、アニメ感は多少あるが、楽曲は相当にレベル高いぞ!ジャンル的には大きなくくりで言えばシティポップ/AORのカテゴリだと思うが、ジャンルを超えた普遍的な良さが彼女の曲にはある!曲調も結構幅広く、シンガーソングライターの域を超えている!専業作曲家並みの作曲センスを持っているぞ!

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