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カエルを解剖した私のクリスマス。🎅〜カエルは鶏肉と味が似ている?!🐸🍗〜

大学1年生の頃の話です。
私は農学部に所属しており、生物学基礎実験という授業を受講していました。

そして来たるクリスマス。
午後からの実験が終わればクリスマスパーティーが待っている!
そんなワクワクした気持ちで実験室へと向かいました。

扉を開けるとびっくり。
透明の袋に入れられているカエルを見つけたのです、、、
(しかもあまり可愛くない、目の飛び出た外来種のアフリカツメガエル)

おずおずと近づいてみると、やはりかわいくない。
しかもなかなかの大きさで、体長15〜20cmほど。

その日の実験目的は、カエルの解剖でした。

グロいのがいける方のみ、続けて読み進めてください…



解剖する前に、カエルを暴れないようにする必要がありました。
なので、ドライアイスで体を冷やして、カエルの動きを鈍くさせました。

つぎに、カエルの四肢を木の板に広げて、手足に釘を打って固定させました。
カエルは気絶していますが、脚を掴むと反射で蹴り返してきます。

気絶させるのが甘かった班は、ここでカエルが大暴れ or 脱走するというてんやわんやな状態でした。

次にメスを使ってお腹を切り開きました。
動脈も一緒に切ってしまうと血飛沫を受けることになります。
慎重に、慎重に…
丁寧に捌きますが、カエルも必死に逃げようととします。ごめんね😭

そして一個ずつ臓器を取り出していきました。
肺、肝臓、大腸、小腸、そして心臓…

印象深かったのが、心臓をシャーレに移してもドクドクと脈打っていたことです。
死んでいるのに生きているみたい…
イオンの濃度勾配がある限り、無機質に動き続ける心臓対して、生物は機械なのではないかと不思議な気持ちになりました。
本人の意思は無く、プログラムされているみたい…

非常に興味深かったです。

授業の終わりに教授がこんなことを言いました。
「カエルの肉の味は、チキンと似ているらしいよ。メリークリスマス!🎄」

サイコパスです。
これからクリスマスチキンを食べるというのに…

その日はチキンを食べれませんでした。なんなら食欲なんて出ませんでした。

勉強台になってくれたカエルに感謝してその日は眠りにつきました。
ありがとう、カエル…

今日は少し暗い内容になってしまいました。
クリスマスが近づいてくるとどうしても思い出してしまいます。

それでは皆さんまたお会いしましょう🌟



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