未来
いつの間にかつまらない言葉に振り回される毎日だと嘆く
気がつけば少しは大人に成れたような気もするけれど
過ぎる時間は冷たい雨に揺れてずぶ濡れになって
それでも想いが滲まないままに
巡っていく風 変わっていく世界
その中で自分自身は小さな歴史へ遠回り
望んだ道が全てじゃない
一つ呼吸をした
くたびれた記憶を放り投げてくだらない話で流した夜
否が応でも今では大人に慣れたような気もするけれど
来たる時間は温かい太陽に触れて刹那に暮れて
それでも想いは沈まないままに
巡っていく風 変わっていく世界
その中で自分自身は小さな歴史へ通りすがり
迷い込むのも間違いじゃない
一つ呼吸をした
遠回り 通りすがり 彷徨う街で
そして降りしきる雨 巡っていく風 夕暮れの影
巡っていく風 変わっていく未来
その中で自分自身は何を決めるだろう
遠からずその時は来るのだろう
少し考えてみたい
一つ呼吸をして強く生きていたい