セダンな男に、俺はなりたい。

岩田です。はてなブログの過去記事転載です。

車、それは移動手段。

車、それはデートのアイテム。

車、それは遊びの幅を広げる乗り物。

車、それはステータス。

車、それはミニバン。

再びどうも、オッサンです。

車に対する考え方や求めるものって人それぞれ、必須な人もいるし必要ない人もいます。
私で言えば車とは冒頭で書いた5つぐらいの要素が重要、いや...重要だった車人生でした。

その中でも特に重要な要素をオッサンになって振り返ってみると、結局のところミニバン....でした。

そうです、私はミニバン野郎でしたし、今も1.5BOXです。

だけどそんなミニバン野郎はもう....

ゴメンなミニバン、散々お前に乗ってきたけど俺はもうお前に飽きてしまったんだよ。
もうお前じゃイケそうにない、悪いな。
これからはセダンを抱きたい、私はセダン野郎になりたいと最近強く思い始めています。

クラウンみたいな車でススッと車線変更するセダン野郎になりたいのです。

最終的には「俺の車は書斎だからなぁ...」みたいなセリフをカッコつけて言ってみたい。

最終的な結論はマジキチです。

ミニバン以外ダサいと思っていた

なぜミニバンを選ぶのか?

なぜミニバンに乗りたいのか?

これは年代によっても考え方が変わるってもんです。

20代の初めでミニバンを選び、それからもミニバンに乗り続けてきた自分で考えてみるとライフスタイルに合わせて...というよりもミニバンに合わせたライフスタイルだったように思う、この辺はもはやどっちでもいい。

とにかくミニバンでないとダメ、もう思考停止している状態を20年近く続けてしまいました。

また私の時代はミニバンブームってのもありまして「イケてる男は大体ミニバン」ってな価値観が強かったのも要因です。
20代の頃はもうミニバン以外の車は全部ダサいと決め込んでいました。

浅はかですねぇ....

ドレスアップしなければならない病

車におけるドレスアップとは主に外観系の改造になります。

自動車が持つ性能を良くする行為ではありません、端的に言えばオラオラした外観にしたいだけです。

このドレスアップとは車を買い替えても(中古ばっか)基本的にヤルことは同じ、

エアロパーツを付けて塗装してタイヤとホイールを替えてマフラーを替えて...ってな流れが基本、もうマクドナルドのセットメニューと同じ感覚です。

このセットメニューをやってひと段落、次に内装を弄くるわけですね、ハンドルにカバーをつけて色んな場所(主にプラスチック的な場所)に白いモフモフを貼り付けてブラックライトをつけたりしてスピーカーを追加して...ってな流れでした。

外観を先にやる理由は女性のお化粧の感覚に近いのでしょうか、

「ノーマルじゃ恥ずかしくて走れないわよ」

といった感覚です。

これを乗り換える度にやってるのだから病気。

新車でやると車両価格で金が掛かりすぎるので事故車やニコイチまがいの車ばかり買っていました。
内装は自分でやり直すから汚れててもOK、何なら商用車仕様のほうがいっか....な世界です。

ミニバンではないけど商用車の事故車の10万キロのアベニール15万円とかを想像してみて下さい。

そんな車両を友人と眺めて脳内でドレスアップの仕上がりや総額を妄想する、リアのドアがひん曲がってるけど、どうせスムージングするからアリだな、今日総額分払うから車両10万円にならない?とり合えず走るでしょ?ってな世界です。

馬鹿ですねぇ、実にバカです。

スノーボードとミニバン

異論があるのは重々承知で言いますと、

「ミニバン = スノーボード」でした。

逆のスノーボード=ミニバンでも全く問題なし、スノボーにイカツイミニバンで行く俺カッケーになります。

オッサンになって振り返れば、

あれは若者の何か行動を起こしたい、目立ちたい、パワーを発揮する場が欲しい、情熱をささげたい、セックスしたい....この辺の感情が絡み合ってミニバン=スノーボードな構図が出来上がったのだと思います。

一応「ミニバン=海」もありましたが私としては冬のほうが好きでした。

ミニバンと布団

若者がミニバンに布団を入れて乗り回すという行為、これが意味するところは一つしかありません。

車や遊びにお金を使いまくっていた私は常に金欠、
だが金欠になる源泉とは女性にモテタイ、イケイケな野郎でありたいといった自分のフィールドを形勢する代金になります。

このフィールドを維持する事はとても大切なこと、でも肝心のホテル代が無い...

私がいかにロクでもない人生を送ってきたかお分かり頂けるでしょう、そんな異常な情熱はミニバンにお金をかけなくなり始めた頃には終わり、キチンとホテルに行ける男になれました。

だがしかし、それでも私はミニバンに恋をし続けた...

トランポ

トランポという言葉を始めて聞く方も多いでしょう、これはトランスポーターの略語でして意味は色々あるのだけこの記事におけるトランポとはバイクを乗せて走ることが出来る車になります。

バイクといっても色々ありましてミニバンをトランポとして使うようになったのはスクターのカスタムにどっぷりとはまってしまったから。

スクーターのカスタムは車のカスタムに比べて車体の性能にまで手を出すカスタムが多いのが特徴です。

もちろん外観も弄くりまくる、それは車のエアロパーツ同様に弄くりまくります。

私の場合はエンジンや駆動やフレームといった内部機構の全てに手を入れるカスタムに嵌りまくってしまいました。

これはスクーターが手軽に改造しやすい、バラせば家の中でも改造可能、エンジンがかからなくなっても押して帰れる、邪魔にならない....といった要因が大きいと考えています。

ただ実際に内部機構にまで手を入れるようになると、普通に街乗りしていてもトラブルを起こすような車両になります。
そこまではイイんですよね、街乗りなら。

問題はスクーターミーティング(オフ会)の時... 

自分のスクーターで参加するのか基本なんですが車両のトラブル発生が怖いのです。

それでオフ会の場所まで車に積んで行ってスクーターをおろす... 
バカみたいに思えるでしょう、でもそんな人ってチラホラいました。結局車の中は工具だらけになったりオイル系の臭いで臭くなったりしちゃう。

スクーター熱が冷めるまではミニバン必須、その後もズルズルとミニバンを引きずってきた人生です。

マイルドヤンキー

今の1.5boxを買う時にはマイルドヤンキー使用のミニバンにするか、相当悩みました。

ただしステップやアルファードはそれなりのお値段、もうバイクを載せることもないしオッサンらしくディーラーオプションのひかえ目な純正エアロとホイールに。

んで、ここからが問題。

ハッキリ言って5ナンバーの1.5BOXは乗ってて全然面白くありません。

もう普通の移動手段にしかならない、燃費はいいけどそれだけ。

コレだったらフィットやヴィッツで十分でした。私の人生にはもうマイルドヤンキー的なものは必要ありません。

書斎なセダンを転がしたい!

セダンなんか死んでも乗るか!と鼻息を荒げた20代、それが今ではどうでしょう?

静かに「ススっ」と車線変更しているセダン、ベイブリッジをジェントルに通過するセダン... もはや佐藤浩市さんが運転しているに等しいと言えます。

めっちゃ憧れます。

きっと車の中に工具もなければヘッドレストモニターもなければ後付けスピーカーもないのでしょう、 

あるのは小さなゴミ箱とティッシュ、暗い場所でもサっと書類に目を通せる控えめなLED照明、ハンドルもシートもノーマル、ただしレザーシート。

もしかすると電動髭剃りと整髪料もあるかもしれません、

そこは正しく男の城、

「書斎な車」になるはずです。

ベンチシートなんかの必要はない、なぜなら車内でセックスするつもりは無いから、ちゃんとラブな宿泊施設の入り口をくぐるから。

いや、そんな書斎な車にはラブな宿泊施設なんか似合わない。

予め予約しておいた普通のホテルに停める、ガウンとかを着ながらゆっくりとワインを飲みつつ苦笑いからマジ顔になるタイミングで無言キスから入る... 

そんなセダンな男に、俺はなりたい。

最後までマジキチな記事を読んで頂き、本当にありがとうございました。

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