現地に行かないと食べられないプレミアム感が減ってる
岩田です。はてなブログの過去記事転載です。
商業ビルとかの催しとかで「北海道フェア」や「沖縄フェア」みたいな名前で地域の名産が買えるってヤツあるじゃないですか、私あのフェアシリーズが大好きです。
とくに北海道フェアはマルセイバターサンドとロイズの生チョコは確実に買うし、沖縄フェアだと海ぶどうを買わずにいられません。
そんなご当地フェアじゃなくても近所のスーパーで産地直送の水産物が買えたりする... というかお金さえ出せば世界中の食べ物が買える、世界中の料理が食べられるが今の日本だと思っています。
これはすごく便利な世の中な反面、現地のプレミアム感が減ってるんじゃね?なんて考えてみました。
海ぶどう超美味い
初めて海ぶどうを食べたのは20代前半でした。
あの食感、海の味がする微妙な塩分、美味いタレ... 初めての私は海ぶどうの価格を知らずにペロリとたいらげて怒られたのを覚えています。
そこから数年経った後でしょか、沖縄にハマった時期がありまして5年連続ぐらいで沖縄旅行を満喫しまくりました。
勿論食べるのは海ぶどう、アグー豚、タコライス... 沖縄旅行中は食べ物の事ばかり考えているというダメっぷり。
中でも沖縄の「きじむなあ」というタコライス屋さんは絶対に食べないと気が済まないレベルの美味さです。
そんな沖縄の「食」、沖縄フェアを見れば興奮して財布の紐が完全に緩んでしまいます。
マルセイバターサンド超美味い
全ては函館が原因です。
マルセイバターサンドの製造元である六花亭のサイトを見ると帯広が本社となっております。
函館も食べ物がメインとなってしまい、イカ、イクラ、あじさいラーメン、ラッキーピエロ、六花亭系、ロイズ生チョコなどなど旅行中は「食」に対してバンバンお金を使いました。
ただ函館で少し気になった事...
とくにイカで、新鮮で美味いのは確実です。
でもトビキリ美味いか?と聞かれれば少し答えに困ります。
直前まで生きていたイカならまた違った味わいなんでしょうかね?
函館で食べたホッケは超ビッグで美味かった....!
全部東京で食べれちゃう
現地で食べるのが一番だと思います。
でも東京でも現地の味と変わりないものが買えちゃうってのが今の日本だと思うし、別に東京でなくともネットで新鮮なものを注文して食べられます。
それは鮮度が重要な海ぶどうでも例外ではない。
六花亭のようなお菓子であればネット検索して現物販売してる店舗を調べて「今日食べたい」が可能です。
これは物流が良くなったおかげで生活が豊かになったって事なんでしょう
だけど何か違う気がする...
子供の頃に連れいってもらった旭川で食べたイクラは尋常ではない美味さだったように覚えているのです。
それまで食べていたイクラは何だったのか?みたいな感じ。
そのような感動を求めて函館で食いまくるわけですが、イカとイクラが美味すぎる!ではありませんでした。(ビッグなホッケは除く)
...ってよく考えたら北海道産イクラ、イカってチョット高いけど新鮮なやつがスーパーで売っています。
これは舌が肥えたという事になるのでしょうか?
だって普通にスーパーで売ってるんですよ、美味くで新鮮なヤツが...
現地で食べるといったプレミアム感が減ってるのでは?
飛行機に乗って旅行に行くのはメッチャワクワクします。
もう前日から眠れないぐらいワクワクしちゃって手に負えません。
私にとって飛行機に乗るのは大冒険、それが過去に訪れた地域であっても大冒険です。
そして現地の「食」を味わいまくるのも楽しみでならない... だったはずなのに特産品がこうも簡単に買えて食べれるような状況だと食のプレミアム感が減ってきているように思えてならないのです。
つまり「〇〇に行かないと食べられない」が通用しなくなっているのが現状だと思う。
これって観光業に携わる人には大事なことなんじゃないの?
と考えておりまして、本来は現地に行かないと食べられないといったお金と行動力と時間が必要なプレミアム感... これも旅行の楽しみの一つのはずだと思うし、オッサンになればなるほど「食」への執着が強くなる。
じゃあプレミアムな物を簡単に流通させないほうが良い?って聞かれれば、それはワガママに嫌としか答えようがありません。
上級国民さんはどんな風に考えているのだろうか?
旅行は時間もないと出来ないから、単純にお金持ちを対象にして考えるではなく上級国民さんでも考える必要があると思います。
その中でも飛行機等の長距離(国内)旅行をよく行かれる方の意見を聞いてみたい。
もし「現地に行かなくてもフェアーやってるしね~」なんて上級国民さんが多いようなら観光業にとっては色々と良くないように思うのですが....
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