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LS レミントン ニューアーミー プラモデル 製作記 その2
今回は予告通りシリンダー周り。
このプラモデルのシリンダー周りの何が問題かというと、まずパーツが前後に別れてしまっていること。金型から抜く都合上どうしても分割しないといけないのは判るが、段差が大きいのが厳しい。
もう一つは弾薬の表現だ。
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下が弾頭と火薬のパーツ
パーカッション式の銃は、後に発明された薬莢に弾頭をセットしたいわゆるカートリッジが使われておらず、火薬と弾頭と雷管をそれぞれ別にセットする必要がある。
火薬は粉末状だが、プラモデルではそのまま再現は出来ない。いや出来ないことはないが、散らかったりして大変だろう。
そこでこのキットでは黒い筒状のパーツになっている。装填してしまえば見えないから、これはこれでまあ納得は出来る。
説明書通り火薬のパーツと弾頭のパーツを組み(組んだものを仮に「実包パーツ」と呼ぶ)、シリンダーに入れてみるとかなりキツい。
ちなみに実銃のパーカッション・リボルバーでは、弾頭はシリンダーの穴よりもわずかに大きく作る。指で押し込めるようなものではなく、バレル下のローディングレバーを使ってテコの原理で力を込めて押し込む。このとき弾頭の鉛がシリンダーで削られてリング状にこぼれるぐらいだ。だから逆さにした程度では落ちてこない。実包パーツがキツいのはリアルといえなくもない。
実銃の場合、そのような状態なので撃たずに火薬や弾頭をシリンダーから出すのは難しい。雷管側を分解して出せなくもないが、面倒だし何より危険だ。残った弾をどうしても出さないといけないときは、安全な方向に向けて発砲したほうが手っ取り早い。
だがプラモデルとしては実包パーツを気軽に出し入れできないのは面白くない。そこで磁石を仕込んで保持できるようにした。この方法を思いついたときは我ながら「天才か!」と思ったが、ガンプラやスケールモデルを作る方の間では定番のやり方のようだ。
初めはシリンダー側に磁石を入れようと思ったが、接着剤で固定される前に隣の磁石にくっついてしまい失敗。シリンダー側は針金を接着し、磁石は火薬の黒いパーツの中に仕込んだ。
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シリンダー内部の仕込みが終わったら前後を接着。段差が無くなるようパテを盛った後、削って整形。きれいに削るため、プラ棒にメモリケースのスポンジを貼って軸を作り、ドリルに取り付けて回転させながらペーパーを当てた。
シリンダーノッチの中は削りにくいが、リューターでなるべく綺麗に削る。
今回はここまで!
次回はいよいよ塗装です。