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クラウン M686ベース PPCカスタム製作記  その3

その3はバレル下のロッキングラグとそれを入れるパーツの作成。

ロッキングラグが入るパーツをプラパイプとプラ棒を利用して作る。
電動ドリルにつけて削るつもりだったが動かなくなってしまっており、手作業で半球形に削ったので少し苦労した。
ロッキングラグも元のパーツはかなり大きかったので、これも改めてプラパイプとプラ棒で作った。
スプリングは元のものを利用。ロッキングラグを止めるピンは針金を切って作成。

作業中の汚い写真ですみません

バレル側もこのユニットが入る形に削る。
完成形はこんな状態。

そしてここまで作ったパーツを全て組み込んだ状態がこちら。

今回ロッキングラグまわりについて書いたが、実はここは無理に作る必要はない。
実銃では、コルトのシリンダーは射手からみて右回りでS&Wは左回り。
左回りだとシリンダーが開く方向に回るので固定するためのロッキングラグが必要になるが、クラウンのこのモデルの場合シリンダーが軽いためか無くても支障がない。
この部分の作業は割と手間が掛かったし、比較的目立たない箇所なので手間を省きたければ無くてもいいだろう。

一応形になったがここまでは第1期段階。
マルイPPCはメッキでクラウンは樹脂の成型色のままなので、写真では分かりにくいがやはり色味が違う。いずれ塗装して仕上げ直すつもりだが当分はできそうにない。そのためリブの後部もアルミテープを貼っただけで仮の仕上げとしてあるし、他の部分も隙間や傷がそのままにしてある。フレームもサイドプレートのラインなど手直ししたいところが何箇所かあるので、それらも含めて最終仕上げとするつもりだ。

ついでに何かの参考になるかもしれないので、両モデルのアウターバレルの内側の画像を載せておく。

上がマルイ PPC、下がクラウン M686
大きさは統一してない

最後に余談。
マルイPPCはグリップがやや太めで私にとってはやや握りにくい。クラウン M686はそれよりも細めでフィンガーチャンネルの位置もまあまあ合う。この点でもこのカスタムをして良かったと思えた。

グリップ部比較、左がクラウン M686、右がマルイ パイソン
並べて撮ったがグリップ底面を合わせるためにズラしてある

今回撃てなくなってもいいつもりで作ったが、シリンダーに対してバレルがわずかに下に付いたので案の定まともに撃てなくなった。ただ、バレルがなるべく上に付くように注意しながら削れば、もしかすると撃てる状態に出来たかもしれない。
あるいはアウターバレルの接合部を切断してクラウンのものをマルイ側に接着する手もあるが中々難易度は高そうだ。

尚、掛かった金額は2挺で約7,500円ほど。プラ板やプラ棒などはすでに持っているものだったが、それらを新たに買っても1,000円も掛からないだろう。塗料などはまだ作業していないのでこれも計算に入れていない。


ということでクラウン M686ベース PPCカスタムの記事はこれで一旦終了。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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