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草刈り時に思ったこと

うちには竹藪がある、竹は根が太く生命力が強い、
放っておくとずっと生えてくる枯れることはほぼない。
つまり手入れしないと無限に生えてくるのだ。
そしてうちは農業の家計であり私は長男だ、必然的に農家を継ぐのは私しかいない。

平日は仕事をしているが土日は何かしら農家の手伝いをさせられている。
そこで私に課せられた手伝いが草刈り兼竹刈りだ。この作業はシンプルだがとても辛い、草刈り機で肩と腰が痛くなる。今は真夏で外にいるだけでも危険とされているのに炎天下の中作業を強いられる。家庭内の手伝いのため当然給料もない。そんな中、作業をしてて思ったことを書こうと思う。

「この竹藪ショベルカーで全部掘って無くしてやる!!」

そう思いキレながら黙々と作業してる。この作業時私を動かしている原動力はこの怒りのみだ。
この家に生まれたばかりに、農家の家庭に生まれたばかりに_____父も私と同様、避けられない運命にあらがうことができず仕事の片手間で農家を継いでいる。この悪循環を私の代で断ち切りたいと思う。

「絶対に農業だけはやりたくない!」

どうしたら農家をしなくて済むのか、それは文句を言われないくらい稼ぐしかない。

お金を稼ぐ→竹藪を無くす→手伝いをしなくて済む→お金に余裕があるため農家をする必要がない。
そう思うと作業が辛い分草刈りをしている時が一番モチベーションが上がっている。
だからマンネリでやる気が出ない、モチベーションが下がっている時はわたしは特に草刈りをすべきである。



成功するまで私はキレながら草を刈ろうと思う



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