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~テクニカル分析①~グランビルの法則について

こんにちは。GUnagaregaです。今回は、トレードにおいて基本となる「グランビルの法則」について調べましたので、まとめていきたいと思います。

 グランビルの法則は、アメリカのチャート分析家グランビル氏が考案したもので、移動平均線と株価のかい離の仕方や方向を見て、チャートの動きの先行きを判断する投資理論です。
 移動平均線と価格の動きからからエントリーのタイミングを見極めようとする手法で、買いの4通り、売りの4通り、合計8通りのチャートの動きで成り立つ法則です。

 この法則は、世界的に有名な指標となっており、「大勢のトレーダーが意識している目線」=「大衆心理」を意識したチャート分析になります。

 では、以下でグランビルの法則の8つの売買サインについて紹介します。最後にチャート図を載せていますので参考にしてください。

① 買いパターン1
 移動平均線が下落後、横ばいになるか上昇しつつあるところで、価格が移動平均線を下から上へとクロスする局面で買いで入ります。相場がある程度下落をした後、しばらく時間が経過(下落した)後に反発が見られ、相場が反転する際のチャートの動きです。

② 買いパターン2
 移動平均線が上昇しているところで、価格が移動平均線を上から下にクロスする局面で買いで入ります。上昇時のだましの場面で見られ、相場を上昇させる前にもう一段下落する、とトレーダーに思わせておきながら上げていく際のチャートの動きです。

③ 買いパターン3
 価格が上昇する移動平均線の上にあって、移動平均線に向かって下落するもブレイクせず、移動平均線付近で反転して再び上昇する局面で買いに入ります。トレンドの初動が発生した後に見られ、まだまだトレンドが継続することをトレーダーに意識させるチャートの動きです。

④ 買いパターン4
 移動平均線が下落しているところで、価格が移動平均線とかい離して大きく下落する局面で買いで入ります。下落が更に加速して移動平均線が相場の下落に付いていけない場合に見られるチャートの動きです。危険な逆張りにもなりかねないので注意が必要です。

⑤ 売りパターン1
 移動平均線が上昇後、横ばいになるか下落しつつあるところで、価格が移動平均線を上から下にクロスする局面で売りに入ります。上昇トレンドが終了して下降トレンドへと変わる初動を示す重要な売買ポイントとなるチャートの動きです。

⑥ 売りパターン2
 移動平均線が下落しているところで、価格が移動平均線を下から上にクロスする局面で売りに入ります。相場が上昇後にもう一度高値を目指すも失敗する場面で見られるチャートの動きです。このポイントで相場の下落サインとなる場合があります。

⑦ 売りパターン3
 価格が下落する移動平均線の下にあり、移動平均線に向かって上昇するもブレイクせず、移動平均線付近で反転して再び下落する局面で売りに入ります。下落局面で更なる強い下落を見せる場面で見らるチャートの動きです。このポイントは、瞬間的に大きく下落し、その後一気に反転する事もあるため瞬時の判断が必要となります。

⑧ 売りパターン4
 移動平均線が上昇しているところで、価格が移動平均線とかい離して大きく上昇する局面で売りに入ります。上昇が過熱し移動平均線の動きが相場の上昇についていけない時に発生するチャートの動きです。危険な逆張りにもなりかねないので注意が必要です。

グランビルの法則図


 グランビルの法則は先で述べたとおり、大衆心理を意識した手法ですので、多くのトレーダーが意識する、200日移動平均線がよく作用するとされています。

 また、価格の波がより緩やかになる長期足でより作用しやすくなるという特徴もあるようです。

 以上、グランビルの法則についてまとめてみました。お読みいただきありがとうございました。

今日の一句「グランビル 売買ポイント 見極めて」

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