何もしない日のチョコレ
随分早く目覚めた朝、午前四時。置き時計の針を目が凝視した。
外はまだ暗い、朝なのか夕方なのか導入剤の効きすぎた脳は瞬時に判別がつかない。
が、この頃の夕方はもう明るいので眠気と戦いながら朝だとぼんやりしながら煙草を吸う。
何も考えていない私は冷蔵庫からチョコレートを出し食べ出した。
そうなのだ、食べ出した、のだ。
ポップコーンまで食べてしまう始末だ。
何か食べたら目が覚める、自覚はないがそう思ったのだと思う。
しかし眠気は取れず仕方なくコーヒーを飲んだ。
そこで目が覚めた