猫白血病ウイルスキャリアとノンキャリア一緒に暮らすには?
前回の続きです。
保護ボラさんに言われた通り、猫白血病ウイルスのことを理解することから始めました。時間があればネットでいろいろ調べました。便利な時代です。
白血病の症状等については私なんかが書くよりもお医者さんのブログ等がネットにたくさんあるのでそちらで調べる方が正確な情報が得られるかと思います。
とにかく猫白血病ウイルス感染症は猫同士で感染しやすい病気で治療法が確立されておらず2,3年で発症し死に至る可能性のある病気です。
そのような可能性が高いというだけで猫ちゃんによっては、発症せず長生きする子や免疫力を高める治療やサプリメントを服用することで陰転することもあることがわかりました。それについては次のnoteで今やっている治療法をご紹介させてください。
まずは先住猫と一緒に暮らすためにどうしたらよいのか。色々考えて我が家では下記のような方法で今も一緒に暮らしています。
猫白血病ウイルスはどのように感染するのか
ネットで調べたり獣医さんに教えてもらった感染経路は以下の通り
①猫同士でごはんの皿・トイレを共有する
②じゃれて噛みついたり、喧嘩やグルーミング
③キャリア猫がくしゃみをしたときの飛沫や鼻水に接触する
③人間がキャリア猫に触り、そのままノンキャリア猫に触る
④キャリア猫がグルーミングした毛が洋服等に付いて、その洋服のままノンキャリア猫と過ごす(感染する可能性は低いが0ではない)
⑤母子感染
うちの保護猫の感染はおそらく⑤の母子感染と言われましたが実際のところはわかりません。生まれる前にお腹の中で感染していると高確率で出産時に亡くなってしまうそうで生まれた後に感染したのかな?という状態です。
調べていくうちに猫白血病ウイルスキャリアの子たちと暮らしている方がいることや先住猫と隔離しながらひとつ屋根の下で暮らしている方がたくさんいることも知りました。
病院で検査結果を告げられた時はパニックで里親探しをすることだけ考えていましたが、きちんと先住猫への感染防止の対策をしたら我が家でも一緒に暮らしていけるのかもしれない…とこの時思い始めました!
隔離しつつ2匹と一緒に暮らすには…
幸か不幸か今は世間を騒がせているコロナウイルスの存在で感染症を予防するための新しい生活様式が定着しつつあります。日常的に消毒をすることにも慣れていたし、猫同士を隔離し人間が気を付けるべき対策もコロナ予防と共通する部分があるなーと思っています。
そこで現在は隔離しつつ2匹の猫と一緒に暮らしています。
うちでとっている対策は以下の通りです。
①保護猫に触れたら自分の体の消毒と着替え
絶対先住猫には感染させたくなかったので、保護猫ちゃんを触ったら毎回消毒をしてシャワーを浴びて着替えていました。
獣医さんにきいたところ、猫白血病のウイルスは湿っているところに長い時間留まるようです。なのでお皿やトイレなど湿っている部分の共有はNGなのだと。ですが、ウイルスの居心地が良くない場所であればウイルス自体は弱いので30分程でなくなるそうで、触ったら毎回着替えてお風呂に入ったりする必要はないとのことでした。
あまり神経質になっても人間の気持ちがもたないし続かないので気にしすぎないことも大切だと教えてくださいました。
ウイルスが弱いとはいえ心配な部分もあるので、今は消毒と服に触れることがあれば着替えは必ずしています。抱っこ、すりすり、一緒にごろごろするのはお風呂の前の時間や出掛ける前の時間にしています。たまに一緒に寝ますがその時は朝起きたら必ずシャワーを浴びています。
②先住猫へワクチン接種
幸いなことに猫白血病ウイルスには予防ワクチンがあるのでキャリア発覚の翌日に先住猫へワクチン接種をしました。今までは3種混合のみ打っていて初めての白血病ワクチンだったので2回通いました。
もちろん通院のキャリーも別のものを使用しています。丁度、先住猫用に新しいのを購入していたので良かった!
③猫同士の感染力は高いため完全に隔離
猫ちゃんって扉を開けたときに気を抜いていると扉の外にするりと出て行きませんか?キャリア猫のいる隔離部屋と先住猫のいるリビングは引き戸で仕切られているのでこの鍵を設置して開けることをできなくし、人間も引き戸を使って移動することを辞めました。先住猫のぐうさんは引き戸開けの達人なのでこのストッパーのおかげで勝手に開けられることもなくなりオススメです。
現在、隔離部屋からリビングへ行くには玄関を通る必要があるのでそこに消毒を置き除菌ルームとして活用しています。また、リビングから玄関に行く扉はぐうさんにまだ開け方がバレていないので勝手に開けられることもなく安心◎ 万が一の時のために玄関と隔離部屋を隔てる引き戸もストッパーでロック済なので万全の状態です!!
このようなかたちで今は2人と2匹でひとつ屋根の下、一緒に暮らしています。
次のnoteでは現在している治療方法の記録を書かせていただきます。
治療をしてくださる動物病院を探すことから始めました! つぎにつづく…