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【スタリラ】私的オススメイベントストーリー10選
少女☆歌劇 レヴュースタァライト-Re LIVE-3.5周年
おめでとうございます!
というわけで、以前からたまに聞かれることがあったスタリラのお勧めしたいイベントストーリーを10個選んでみました。
最近やっと追いついたしせっかくなので。順番はイベント開催順です。
※2022/04/08 時点での10選です。読んでおくとメインストーリーをさらに楽しめるようなストーリーを中心にピックアップしました。
01.変身ヒロイン!新訳シンデレラ
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ララフィンは定期発表会に「シンデレラ」を演じたいと持ちかける。特撮好きの彼女が目指すちょっと変わったシンデレラとは…?
「幸せって、自分の力で手に入れるものじゃないの?」
「童話のシンデレラってさァ・・・なんか格好悪くね?」と息巻くララフィン(誇張静羽)を中心に、シンデレラの在り方をアレンジした物語「新シンデレラ」を『開拓』していくお話。初期のイベントではあるが、未だにスタリラ史上最高傑作と名高いストーリー。
既存の物語に疑問を抱き自己流の解釈とアレンジを加えつつ、ノスタルジックな価値観からも気付きを得て自らの糧とするフロンティア流の"再生産"が序盤ながら見事に描かれている。「自分の幸せは、自分で勝ち取るからこそ本当の幸せ」「楽して手に入れたものは簡単に手放せる」といった言葉から、ララフィンの『黒』の実用主義的な側面にも触れられるはず。
02.Starry Diamond 追って追われてシリウス
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「「正々堂々ぶつかる それこそ舞台少女 私達の力を さあ!」」
ダイヤモンド・レヴュー『Starry Diamond』第二部
双葉、香子、珠緒、塁の4人による楽曲『追って追われてシリウス』を再構築したオリジナルストーリーという珍しいコンセプトのイベント。ギリシア神話の『テウメーッソスの狐』と『ライラプス』を題材としたレヴュー(多分)。
メインストーリー序盤で散々馬鹿にされてきた香子に対して対等に啖呵を切り合えるようになった珠緒の姿から成長が感じられ、見ていて清々しい気持ちになれる。双葉と塁の殺陣を得意とする舞台少女同士の衝突も見どころ。
この「追って追われる」関係性が、劇場版の『怨みのレヴュー』、メインストーリー17章の『救済と新生のレヴュー』へと繋がっていく・・・。
楽曲はコチラ。Cメロのセリフは必聴。
3rdスタァライブ、現地で参加したかった・・・
3rdスタァライブ"Starry Diamond"
— 【スタリラ】少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE- (@starlightrelive) December 3, 2019
一部映像を特別公開✨#生田輝 さん、#伊藤彩沙 さん、#楠木ともり さん、#紡木吏佐 さんが披露した「追って追われてシリウス」の映像を特別公開💕
スタリラ内では現在連動イベント開催中🌟
ぜひチェックしてください🎵#スタリラ #スタァライト pic.twitter.com/VE2JsIoWlX
ところでStarry Diamond連動イベントの続きってもう一生やらないんですかね?
03.SHIBAHAMA~少女たちのクリスマス落語~
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季節は冬、街中のクリスマスムードもどこ吹く風のゆゆ子。塁に「お世話になっている先輩たちにプレゼントを用意しよう」と提案されるが、 クリスマスに馴染みのないゆゆ子は頭を悩ませてしまう。
そんな中、訪れた図書館で偶然出会ったななにゆゆ子はプレゼントのことを相談する。二人が辿り着いた答え、 それは 『落語のプレゼント』!?
前代未聞のクリスマス落語、 お楽しみに!
「今夜はクリスマスイブ。そんな夜にちょうどいいお噺を一席……」
ゆゆ子がお世話になっている凛明館の先輩たちに、なな達の力を借りて古典落語の演目の一つである『芝浜』をモチーフとした『舞台』をクリスマスプレゼントとして一席演じるストーリー。個人的スタリライベントストーリー最高傑作。
ゆゆ子の落語に対して真摯に向き合う姿勢と『SHIBAHAMA』に懸ける舞台少女としての想いが感じられる名作。最後の言葉から来る読後感は筆舌に尽くしがたい。
佐伯伊織さんの『お結々』と『ゆゆ子』の演じ分けも素晴らしく、田中ゆゆ子という一人の舞台少女がさらに好きになること間違いなし。
このストーリーを経てから味わう、メインストーリー13章の『創造と犠牲のレヴュー』は格別なのでお楽しみに。
04.ヴィーナス&キューピッド~想い繋げる天使の矢~
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バレンタインデーが近づき街の空気も賑やかなある日。
やちよと葉がショッピングモールへと足を運ぶと、バレンタインイベントで舞台を行うという静羽とつかさに出会う。
世間話をするなかで、年上の3人がいつもと様子が違う栞の相談に乗ることになり……?
「ほら、文さんにチョコ、渡しておいで。」
シークフェルトを辞めた文とすっかり気まずくなってしまった栞が、バレンタインを期に仲直りしようと試みるストーリー。
姉妹の仲を復縁させたい栞の想いから始まる今イベントは『ガルパ』でいうところの『秋時雨に傘を』的ポジションの重要な話だが、バナーだけでは全く分からない。七難しいゲームである。
普段は飄々としており後輩の色が強いやちよが、栞の前で見せる先輩らしい一面は新鮮。シークフェルトのエーデル、フラウ・ペルレ(真珠の君)としてだけでなく、一時的な"フロンティアの一員"として栞のために動くやちよの暗躍っぷり(と度々出番のあるウインク)に注目。
05.アライズ・オール・ユア・サンズ~心を救う舞台~
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「元気に、笑顔で、美しく!レッツゴー! スパークス!」
日本を代表する厳しいことで有名な演出家、鬼龍院しのぶが監修する難病の子どもたちに向けた「子どもたちの心を救う舞台」を演じる8人の舞台少女の物語。
「舞台に立つ資格」とは何か、好きになれない舞台に対しどのように向き合えばいいのかというつかさの葛藤や、自らと役を重ねたことで生まれた想いを届けるために努力する姿には思わず感服。実力派である晶と真矢が強い言葉で苦言を呈されるのも印象的。舞台と現実の境目が曖昧になるほど没頭し、相手の名前を間違えるくらい入り込んだ役に対し、感謝の気持ちを告げる別れのシーンは思わず目が潤んでしまった。revivalでボイスが実装されて本当に良かった・・・
余談だが、アイカツ!視聴済みの方は第37話「太陽に向かって」を頭の片隅に入れてから観るのがオススメ。観れば"わかります"。
06.舞台少女 漂流記
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「夢大路文……。今更、なぜ舞台に立つ? なぜ私の前に現れる?」
何やかんやあって漂流する話。これ以上はネタバレになりそう。
バナーを見た限りでは一見、わちゃわちゃ遊んでいるイベントに見えるが、文がシークフェルトを去った理由や舞台に立ち続ける意味、目指す舞台などが本イベントで明らかとなる。そんなの読まなきゃ分からん。
また、晶と文の不穏な関係性からの変化に、香子の働きが大きく作用するのも見逃せない。さらに、晶の人となりや文に対する想いが濃く描かれているため、間違いなくスタリラ舞台前に観ておくべきストーリーである。
メインストーリーの話になるが、この話の引きが『レヴュー・フロンティア』へと繋がっていくのにも注目。
07.奇異共演のリプロダクション
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聖翔音楽学園特別公演 『天の階段』 の稽古中、現れたのは……狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真!?
一同は戸惑いつつも「悲劇をハッピーエンドに」と息巻く鳳凰院凶真に引き込まれていき……
舞台少女とマッドサイエンティスト、世界線を越えた出会いがもたらす、奇異なる共演の幕が上がる──
「……私と鳳凰院さん、初対面じゃないですよね。」
シュタインズ・ゲートとのコラボ公演。
一見ふざけたようなコラボだが、『再演』と『タイムリープ』の共通項を活かした脚本、ヌルっと出てくるDメールや舞台装置として出てくるタイムマシンなど、双方の世界観を壊すことなく織り交ぜて上手く落とし込んだ良ストーリー。
他コラボと比べ、コラボ側の登場キャラが岡部しかいなかったのが少々残念だが、岡部と聖翔の舞台少女たちとの距離感も心地よく、普段は絡むことのない男性キャラの登場が、良い刺激となっている。個人的には『ガルパ』のPastel*Palettes × ゾンビランドサガコラボに近しいものを感じた。
08.キラめきの可能性〜舞台少女強化合宿〜
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「舞台をやってなかったら、私たち今ごろなにしてたのかな?」
過酷なレッスンに追われる日々を送る舞台少女たちが合宿内で「自由」を与えられ、題目も「自由」なショートストーリーを全員で演じ切るために模索するお話。
普段見られないような舞台少女の組み合わせでの絡みが見られるだけでなく、『キラメキの可能性』という”あったかもしれない未来のこと”を題材を扱った傑作。普段の生活を離れ、互いのパジャマを褒めあったり枕を投げ合う純粋な"少女"としての様は微笑ましく、特に晶の(ミチルが選んだ)パジャマ姿が魅力的。劇場版の華恋の過去(愛城華恋:オリジン)に繋がっていく要素も描かれているため、非常に重要なイベントとして挙げておきたい。
各学校のメインキャラクターたちのイベントという意味では、『ガルパ』でいう「VIVA LA LIVE!」っぽい立ち位置か。
09.三国志奇譚
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「舞台に涼と氷雨がいれば大丈夫。よし、行こう。」
青嵐の3人による『三国志』を題材としたコメディ舞台のストーリー。
全12話と比較的長編だが、台詞回しや会話のテンポが秀逸で、時間の長さを感じさせない面白さ。舞台やコミカライズとは一味も二味も違った青嵐組のコメディに全振りした演技には、度肝を抜かれた。
泥酔したりオイオイ泣いたりギャグに振り切った柳小春が観られるのはこの舞台だけ!(柳小春って何故かつい『柳小春』って呼んじゃいません?)好き放題暴れる涼が演じる張飛と、参謀的立ち位置の氷雨が演じる関羽とのバランスも心地よい。このゲームがフルボイスで本当に良かった。いつか実際の舞台でも観てみたいと強く願っている。
10.ロイヤルリテイナー
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「我々はこの舞台ですべての輝きを過去のものにする!」
シークフェルト音楽学院による『忠臣蔵』を新解釈した舞台。最近のスタリラ公式ってイベントストーリーのあらすじ全然出さないな・・・本イベントは-The LIVE エーデル- Delight の千秋楽翌日から開始されたというのもあってか、比較的楽しんで読んでいる人が多いように感じられた。
呑んだくれたりへなちょこになったりいつも通りキメたりと変幻自在の晶、相変わらず暗躍し続けるミチル、熱き軍人魂のメイファン、女を狂わせる魔性の女やちよ、姉のように真面目で凛とした栞の5人それぞれに見せ場があり、非常に魅力の多い舞台となっている(部隊だけにね)。終演後の弛緩した後輩組の姿は思わず頬も緩んでしまう。
また、惜しくも10選には選び切れなかったが、夢大路姉妹が初共演する舞台を描いたロイヤルリテイナー直前のイベント『Futureプロレスリング2999』は、栞の凛々しくも美しい『ホリィ・テイカー』の演技に繋がっているため、『ロイヤルリテイナー』を楽しむ際は、是非こちらから観ていただきたい。
以上が、私的オススメイベントストーリー10選となります。
上記で挙げてきたイベントストーリーも十分面白いですが、スタリラの真骨頂は何と言ってもメインストーリー(特に『アルカナ・アルカディア』)で、劇場版にも引けを取らない面白さであると確信しているので、一人でも多くの人にスタリラの密度濃いストーリーに触れていただけることを願っています。
どのイベントから触れればいいか分からなかった方や、何を読むか迷っていた方の一助となれば嬉しい限りです。