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背伸びをして明治座へ

先日、音楽劇『浅草キッド』を観劇してきた。

ビートたけしさんが売れっ子芸人になるまでを描いた大好きなお話。Netflixの映画版もお気に入りで、4周くらいは観た気がする。笑

その舞台があることをラジオで知り、迷うことなくチケットを購入した。

お天気に恵まれた平日の午後
演者さんの幟(のぼり)が勇ましい光景

はじめての「明治座」に胸を高鳴らせ、ちょっと大人になった気分。
とはいえ、寝坊と渋滞のせいで開演ギリギリに到着。小走りで着席した。

するってーと、その胸の高鳴りってやつ、ただの息切れじゃないのかって?
「うるせぇばかやろう!!」(つい言いたくなった。笑)

念願の山本耕史さん


深見千三郎 ふかみ せんざぶろう(たけしさんのお師匠)役だった山本さん。
最近はドラマやCMでもよくお見掛けするが、個人的には舞台のイメージが強い方だったので、この公演をとても楽しみにしていた。

山本さんの幟を発見
晴れの日に来れてよかった

想像をはるかに超える舞台上のオーラ、心地よく伸びる歌声。
難度の高いタップダンスやコントシーンの動きひとつひとつに、長年磨かれてきた魅せ方が凝縮されたような。とても威厳のある存在感だった。

山本さんを初めて知ったのは、大河ドラマ「新選組!」の土方歳三役
中学生だったわたし、色っぽくもコミカルで繊細な役柄を演じていた姿にすっかりお熱だった。

異国の地で高校生活をはじめた頃、突如として母から届いた包みに、山本さんの直筆サインが入っていたあの光景は忘れがたい。娘を熟知した母がこっそり懸賞に応募してくれていた。オカンよ、ありがとう。笑

そんな憧れの方を目の当たりに出来たこと、心の底から嬉しかった

瞬間を楽しむ「舞台」


観劇中、キャストより圧倒的に役の数が多いことが明白だったので「これは舞台裏、とんでもないんだろうな・・・」と思っていた。

自宅に帰ってから大切にページをめくったパンフレットには、舞台裏の慌ただしさについて「運動会」というような表現が!
そしてなんと22名のキャストで120役あったことも判明、驚愕。

約3時間15分。そのうち休憩(幕間)は30分だけ。

わたしがじっくり、ニコニコ、時に涙しながら見ていた「瞬間」も、キャストさんスタッフさんがものすごいスピードと集中、チームワークで創り上げた「瞬間」なのだろうなぁと感じた。

視線も感覚も感情も、すべてが自由で。
キョロキョロしたり、ぐっと惹かれたり。活字を読んだり、目を閉じて聴き入ったり。

舞台は本当に「生もの」であることを感じ、
二度と来ない「瞬間」を楽しむものだなぁとしみじみ。

それはもう、とてつもなく楽しかった。

幕間に館内をお散歩してパシャリ
実際に目の当たりにすると無知ながら歴史を感じた

おすすめもリピートもしたい


「東京公演は22日までだけど、大阪・愛知が残っております!」これを書いていたら気持ちが高まって、急におすすめしてしまった。笑

ミュージカルは人並みに好きな初心者のわたしだが、来年はもっとたくさん見てみたい!

手元や写真に残る世界も良いけれど、その時その場でしか味わえないものも、もっと大切にしたいなと感じられたこの機会に感謝。

今日はここまで。
すてきな週末を☕

お出かけシリーズをまとめています☟

なんでもレポシリーズ第3弾はエンタメ枠になりました🎭
ちなみにミーハー筆者、ネトフリの『浅草キッド』を見て、興奮のあまりタップシューズを購入したことはナイショです。笑


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