沖縄1泊2日:ライブハウス♪はしご旅
旅の始まり
「ハイタイ!」
梅雨真っ只中の沖縄で音楽ライブを楽しむため、娘と1泊2日の旅に出かけました。
今回は、毎年夏に家族で行く沖縄とは一味違う旅。
お気に入りのアーティストのライブと沖縄民謡のライブ、2つの異なるジャンルのライブを一晩ではしごしてきました。
沖縄1日目
11:20の飛行機に乗るため羽田空港に集合。
実は……
今回初めて1人で羽田空港へ行きました。
小心者の私は少しドキドキしましたが、娘とも無事に合流、沖縄ライブの旅がスタートしました。
これまでの旅行は家族全員の荷造りを長年1人でこなしてきましたが、今回は自分の荷造りだけ。
1泊なので荷物もそれほど多くありません。
普段通勤で使っているリュックサックに必要なものがコンパクトにまとまりました。
これぞストレスフリー!
この身軽さが、今までにないほど気持ちを軽やかにしてくれます♪
羽田からの飛行機はほぼ満席。
週末ということもあり多くの人で賑わっていました。しかも、離陸するまでに50分も待つことに。混雑の原因は航路の気象条件も影響していたようです。
これほど多くの飛行機が羽田空港から飛び立ち、多くの人が行き交う光景は、私の普段の日常とはまるで別世界。
飛行機での旅行は久しぶりなので、この空港の雰囲気が一層新鮮に感じられます。
かなり遅れて那覇空港に到着。
いつもなら着陸する際に青い空と海が窓いっぱいに広がり「沖縄に来たぞー!」という気分になるはずが……
今回は空がどんより…雨がふっていて、まるで東京湾の海の色と変わらないように感じました。
まぁ、今回の旅の目的は海がメインではないので残念ですが仕方ない。
飛行機を降り、荷物は預けていないのでターンテーブルの前で荷物を待つこともない。
これぞ身軽旅の醍醐味!
お昼ごはんを食べていなかったので空港内で早速、沖縄そばと海ぶどう、そしてオリオンビール。昼間からビールが飲める!贅沢な沖縄時間。
なんとも言えぬ幸せを感じます。
空港からゆいレールに乗り美栄橋で下車。
徒歩5分のホテル『ホテルアートステイ那覇国際通り』へ。
今回は1泊。言ってみれば寝るだけなので宿泊費は極力、節約しました。
ホテルの建物は古めですが、那覇の賑やかな国際通りからわずか80mの場所にあり、アート作品を取り入れたユニークな部屋が魅力です。
フロントの脇にあるラウンジでは、コーヒー、ジュース、お茶、泡盛(地元沖縄の焼酎)、スープなどの無料ドリンクが24時間提供。
そのほかにもいろいろなサービスがあり、お値段以上の満足感があります。
ライブハウス『桜坂セントラル』
少し休憩してから、本日のメインである IDon't Like Mondays. "Island Tour"沖縄公演のライブ会場へ向かいます。
ライブ会場の『桜坂セントラル』はスタンディング時にはキャパ360人を収容。アーティストやバンドを身近に感じられる沖縄を代表するライブハウスです。
那覇の桜坂地区でかつて歓楽街の中心だった「キャバレーセントラル」がライブハウスとして復活。
音響の良さは多くの音楽ファンから高く評価されていて、観客とアーティストの距離が近いのも魅力です。
消えかかったネオン看板が輝くエントランスを入ると、昭和の時代を思わせる小ぢんまりとした、なんともレトロな雰囲気の空間が広がります。
何度も沖縄の国際通りを訪れていますが、こんな哀愁漂うレトロなライブハウスが国際通りにあることは知りませんでした。
そしてなんと!最前列!
以前から大好きなこのバンドは単にロックバンドとひとくくりにできない、都会的で洗練されたサウンドに加え、ソウルフルな雰囲気を持つ大人の魅力を感じさせる楽曲ばかり。
特にボーカルのYUさんの声は、そのネイティブな発音と心地よい甘さで、聴く人の心を惹きつけます。
ライブハウス独特の雰囲気も相まって観客との距離が近く、一体感を感じられ、まさに夢のようなライブでした。
『ライブハウス島唄』沖縄民謡ライブ
つづいては桜坂セントラルから歩いて約10分『ライブハウス島唄』でネーネーズの沖縄民謡ライブを楽しみました。
ネーネーズは沖縄を代表する女性民謡グループで、その美しい歌声とパフォーマンスで知られています。
沖縄民謡は、明るく陽気な曲調から切なく心に染みわたるものまでさまざま。
三線などの楽器で演奏され、歌詞には自然や風景、愛、歴史などがテーマになることが多く、沖縄の風土や人々の感情が豊かに表現されています。
沖縄料理をいただきながら、オリオンビールや泡盛とともに三線の音色、美しい歌声、鮮やかな琉球衣装に魅了されお酒もすすみます。
普段では味わえない沖縄の音楽が、旅を一層特別なものに。天気は悪くても、ネーネーズのライブは沖縄の魂を感じられる最高のひとときでした。
なんと!こちらも最前列!
どちらのライブも最前列なんて……。
普段はまったくと言っていいほど、くじ運のない私ですが、今回ばかりは運を使い果たしてしまったかもとちょっと不安になります。
2つのライブを満喫した至福の時間はあっという間に過ぎ、ホテルに戻ってあとは寝るだけ。
心地よい疲れに包まれながら、沖縄の夜は静かに更けていきました。
沖縄2日目
2日目も朝から雨。宿泊プランには朝食が含まれていませんでしたが、国際通りがすぐ近くにあったので食事に困ることはありません。
雨なのでゆっくり起きてマックで朝食(ここは沖縄グルメではない)
雨のおかげで、逆にゆっくりとした時間を過ごせました。
ホテルをチェックアウトする時には雨が小降っていましたが、国際通りを少し散策。
ゆいレールひと駅分を歩きながら、お土産屋さんが立ち並ぶ中、沖縄雑貨やアロハシャツのお店をブラブラ見て回り、その後ゆいレールで空港へ向かいました。
毎年恒例の夏の沖縄旅行は、いつも慌ただしく、空港でお土産を買って慌てて飛行機に乗り込むのがいつものパターン。
沖縄とお別れするときに必ず食べると決めている、ブルーシールの紅いもソフトクリームも時間がなくて食べられないことも。
今回は、少し余裕をもって空港に到着。
沖縄へ行くことを職場に言っていなかったので、親しい同僚や留守番をしてくれた夫と母に、紅いもタルトやサンゴで焙煎したコーヒーなど、お土産をゆっくり選び購入。
搭乗直前の紅いもソフトクリームも堪能できました。
昼食に私は沖縄近海で取れたマグロのサンドイッチ、娘はジューシーのおにぎりを購入し飛行機に無事に搭乗。
外は雨が強くなっていましたが、心は穏やかに満たされていました。
羽田空港も天気は雨。帰りは空港からは初めてリムジンバスを利用しました。
バスの時間さえ合えば、電車のように乗り換えもなく、座っているだけで最寄り駅に到着。
交通事情にもよりますが、ほぼ時間通りでした。
旅の終わりというのは、なんとなくや物悲しく日常に戻りたくないという気持ちが強くなります。
旅の終わりに
この旅では大好きな沖縄で音楽を心から楽しむことができました。
実は娘と2人で旅行に行くのは初めてのこと。
娘が大人になって一緒に旅ができ、楽しい時間を過ごせたことに感謝です。
今回はスケジュール的に1泊2日の弾丸でしたが、それでも十分楽しめました。
大好きなアーティストのライブを楽しみ、沖縄の音楽にも触れるこの旅は、きっと素晴らしい思い出になります。
そんな特別なひととき、過ごしてみませんか?