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アーティストデート:東洋文庫ミュージアム

アーティストデートとは、自分の創造性を引き出し、心を豊かにするために自分の好きなことをする特別な時間です。

忙しい日常から離れてリフレッシュし、新たなインスピレーションを求めて、東洋文庫ミュージアムを訪れてみました。

私が定期的に行う、このアーティストデート。

今回は、JR山手線 駒込駅から歩いて10分の場所にある、今年で創立100周年を迎えるこのミュージアムの魅力をご紹介します。


東洋文庫ミュージアム概要

東洋文庫ミュージアムは、三菱第3代社長の岩崎久彌によって1924年に設立され、2011年にミュージアムとしてオープンしました。

約100万冊の蔵書を誇る日本最古かつ最大の東洋学専門図書館・研究機関であり、そのコレクションは国内最高水準です。

入場料は一般が900円、65歳以上が800円、大学生が700円、高校生が600円、中学生以下は無料です。お得に利用するためには、「アソビュー!」という予約サイトで事前にチケットを購入するのがおすすめ。

「アソビュー!」は、日本国内のさまざまなレジャーやアクティビティ、観光スポットのチケットがオンラインで簡単に購入できます。

通常よりも割引料金で購入できるチケットが多く、予約金額の最大3.5%がポイント還元。
さらに、事前購入により現地での待ち時間を短縮でき、スムーズに入場できます。

私は前日にこのサイトでチケットを購入し、ポイントなども利用して760円で購入することができました。

ちょっと得した気分です。

インスタの写真に誘われて

何気なく見ていたインスタグラムで、東洋文庫ミュージアムの美しい写真に目が止まる。
なんとも映える写真ばかり。

特に、館内のモダンな内装と緑あふれる中庭、歴史ある書庫の写真は印象的でした。中庭を眺められるカフェもなんとも素敵です。

また、このカフェでは小岩井牧場のチーズケーキが楽しめるということで、次のアーティストデートはここにしようと密かに決めていました。

雰囲気の良い美術館とスイーツの美味しいカフェ。これは最強の組み合わせですよね。

ミュージアムの見どころ

モリソン書庫

なんといっても、この写真は誰もが目を引かれるはず。
東洋文庫ミュージアムには、特に注目すべき「モリソン書庫」という展示スペースがあります。

この書庫は、ジョージ・アーネスト・モリソンが集めた貴重な資料が並んでおり、その壮大なスケールと歴史的な価値から、多くの人がこのミュージアムに足を運びます。

また、クラシカルな雰囲気漂う美しい書庫の光景は、写真でもよく見かけるほど人気。
一見の価値があります。

書庫の前にはソファがあり、この日は平日の午後で人が少なかったため、しばらくそこに座ってゆっくりと書庫を眺めていると、その壮大さと歴史の重みを感じ、時間がゆっくりと流れていくのを実感しました。

オリエントカフェ

展示スペースを一通り見てまわり、さて、もう一つのお楽しみ。
緑豊かなオリエントカフェへ。

このカフェは、ミュージアムの本館建物とレストランをつなぐ通路を進むと見える中庭にあり、美しい景観を楽しみながらくつろぐことができます。

本当は窓側の席に座りたかったのですが、おひとり様は奥の席に案内されます。あれ?テラス席がある?しかし、その日は今年最初の猛暑日、時刻は15:00と一番暑い時間帯。

スタッフの方に外のテラス席について尋ねると「暑いですが、大丈夫ですか?」とお気遣いいただきましたが、パラソルがあり日陰にはなっている。せっかく綺麗なお庭が目の前に広がるテラス席に座らない手はない!と思い移動させてもらいました。

今日はスイーツを楽しむと決めていたのに、メニューを見た瞬間から悩み始めてしまいました。この陽気ではテラス席でビールを飲むのが絶対においしいと思ったものの、結局予定通りに小岩井牧場のチーズケーキとデザート全部乗せのデザートプレート、そしてアイスコーヒーを注文しました。

確かに暑かったけれど風が吹くと緑の木々がさわさわと揺れ、冷たいアイスコーヒーとデザートが一層美味しく感じられました。

心地よい風と美しい景色に包まれて、しばし都会の喧騒を忘れることができました。

また、展示スペースからレストランへと続く「知恵の小径」には、アジアの多彩な言語の格言が右側の壁に記されていて、ひとつひとつ立ち止まって格言を読んでみると、なんとなく背筋が伸びる そんな感じがします。

この通路は緑豊かで目にも鮮やか、訪れた時には紫陽花がきれいに咲いているのが見えました。

どこを切り取っても思わず写真を撮りたくなる、これぞフォットジェニックな空間です。

シンプルながらもエレガントなデザインのオリエントカフェは、心地よいひとときを過ごすのにぴったりの場所でした。

モダンとクラシックの調和

東洋文庫ミュージアムの建物は、モダンなデザインが特徴でシンプルながらも洗練された外観が目を引きます。特に、ガラスと石材が組み合わされた外壁は、周囲の景色に溶け込みながらも存在感を放っています。

また、ミュージアムに足を踏み入れると広々とした空間が広がり、クラシカルな雰囲気と現代的なデザインが見事に調和しています。

内装は木材の温かみとガラスの透明感が融合し、開放的でありながらも落ち着いた雰囲気が漂います。
木の温もりと重厚感を感じさせるインテリアにより、訪れる人はゆったりとした時間を過ごせます。

さらに、展示スペースは照明が落とされているため、館内はさらに落ち着いた雰囲気を醸し出し、時がゆっくりと流れるような感覚に包まれます。

モダンな建築とクラシカルな内装が見事に調和したこの空間は、心地よい静けさと美しさで、訪れる人に特別なひとときをもたらします。

東洋の専門書コレクション

画像引用元:東洋文庫ミュージアム

現在開催中の企画展「アジア人物伝-歴史を彩る人々-」では、アジア全域の古代から近代までの歴史を、歴史的な人物に焦点を当てて広い視点から紹介しています。

教科書や専門書では国や地域別にまとめられがちな歴史を、歴史上の人物が成し遂げたこととその影響を史料から読み解き、アジア史全体の流れや特徴を探ります。

展示を通して「あの人とこの人は同じ時代の人だったのか!」といった新たな気づきを楽しむことができます。

展示品の中には、かつて日本史や世界史の教科書で学んだ『ハンムラビ法典』や『日本書紀』などの展示品、さらには聖徳太子やブッダなどの歴史上の人物に関する資料も展示されています。

実は私自身、歴史は大の苦手。
しかし、この展示を見ていると、まるでタイムスリップしたような感覚になり新たな視点で歴史を見直し、新しい発見をもたらしてくれます。

静寂を味わう時間

東洋文庫ミュージアムは、忙しい日常から離れて心と体をリフレッシュするのにぴったりの場所。

モダンな建築とクラシカルな内装が見事に調和し、訪れる人に特別なひとときを提供してくれます。

洗練された建築と静かな環境の中で、心と体を癒し、リフレッシュできるこのミュージアムでは、静寂の中でゆったりとした時間を楽しみ、新たな発見や感動が得られます。

忙しい日常を忘れ、心地よい静けさを味わいに、ぜひ一度訪れてみてください。

おわりに

今回のアーティストデートでは「東洋文庫ミュージアム」で落ち着いた時間の流れに包まれ、心も体もすっかり満たされました。

次はどんなアーティストデートにしようか、計画するのが楽しみです。

最後までお読みいただいてありがとうございました。




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