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頭の中の天の声

何かしなくちゃいけない
何に追われているのかも知らないのに焦りだけ先行して
何かやろう、何かやろうって頭の中で声がこだまする
その「何か」ってやつが定まっていないから何にも手が付かないし
「何か」やるからにはそれ相応の大きなことをやりたいという傲慢ゆえに
何にも手が出せないでいる
やる気はあるのに何をしてよいかわからない

たぶんさ、そこにやる気なんてものは到底無くて
ただただ、大きな焦燥感がそこにあるだけなんだろうな

何も予定が入っていない休日は
悠々とのんびりできるような気がするけれど
びっしりと予定が埋まっていないと
不安になるんだよな
ただ、漠然とした不安に押しつぶされそうになって
何か手あたり次第ものごとをはじめてみたり
やる気のせいにしたりするんだよな

ただ焦っているだけなんだ
気が付けばもう夜だ
気が付けば月末だ
気が付けば年末だ、年が明けてしまった
気が付けばもうこんな歳になってしまった
まるで気が付いていないような物言いだけどさ
ちゃんと気が付いていて、何もしていないだけなんだ

何もしていない事がただ悪いという事でなくて
何もしないという意思があるのなら問題はないんだ
何かしようとして何もしていないから
焦燥感だけが発生し続けている
自己矛盾の繰り返し、自己愛を土台とした自己嫌悪
めちゃくちゃ、しょうもない

いつか頭の中の声は次第に聞こえなくなるのだろうか
この声は人の嫌な事を言うように都合良くできているくせに
こちらの思い通りに消えないらしい
だからせめてものの抵抗として
頭の中の声色を南キャンの山ちゃんに変換している
少しだけ、少しだけなんだけど
朝の情報番組っぽくなって気持ちが和らぐんだ

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