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XOXO

ホールデン・コールフィールドみたいに無垢に生きていたい
ライ麦キャッチャーに成らずとも
思ったことを思うがままに、嘘や欺瞞を心のままに
ストレスレスに生きていければ
それはもはや人生のゴールみたいなもんじゃないかなと思うんだ
コドモのみたくとか純粋無垢ってわけじゃないけど
無為自然、あるがままにってやつさ

少し、ほんの少しだけど
過去の価値観を引っ張っていると窮屈な時代で
どこにいても晒され批評される
個人がよりフォーカスされる時代だからね
その他大勢と普通がいなくなってしまった世界で
個性が大事?何を言っているの?
そう言われていたのはミレニアム時代で
それも過去の話

プライバシー保護なんかもはや過去の遺物で
保護することが隠匿となって
プライバシーは今や、やましいことと同意義で
明け透けの無垢さが無敵だったりする
隠しきれないものは隠し事ですらない

なにもかも丸裸で対峙しなければいけない
お尻を出した子いっとうしょうなんだ



もうだいぶ大人になってしまったのに
大人になんかならなきゃよかったなんて
くっそ甘えたポエムを呟くオトナ
大人にならないことなんてできるのかよ
いつまでもピーターパン気取りは痛いよな

世の中や社会を憂いたり、厭世感を出したりすることが
「エモい」と思ったら大間違いで
またくエモくもないし、チルくもない
拭いきれない怠さの垂れ流しでしかない

もしそんな事を発信し続けたら、たいした悩みはないのに
「死にたい」と言ってくる虫みたいものが寄ってくるだけ
手前が面白いと思えないものと付き合い続けると
胃がもたれていくんだよ

そんなまやかしみたいな陽炎と戯れて
ゆるりと時が流れ朽ちていく
ボクはそういうことにクソうんざりしちまっているんだ

人に合わせすぎるのも良くない
合わせなさすぎるのもよくない
頑なに自己主張を貫いているとジェームズ・キャッスルみたいに
タートルネックのセーターを着て飛び降りることになってしまうよ

世の中にうんざりするのは
夢や希望に溢れているから
怒りの矛先を間違えてしまうのは
対象が人ではなくシステムであることを見抜けていないから
「こっちが真実だ」と言われて笛の音について行ってしまうのは
ハーメルンの笛吹きを読んだことがないから

原因と理由はわかっているんだ
とてもシンプルな話ばかりで
シンプルだから簡単というわけではなくて
シンプルが故に一筋縄にはいかない
そういうものでこの世は溢れている
でも理由は簡単だ

キスをしてハグをしてセックスをするのは
ボクが寂しいからだ


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